日々雑感

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バリンダーバン

2018年05月07日 | Weblog
クリシュナ神
            

バリンダーバン
 ニュデリーのホテルの前からバスに乗って、アーグラとマツーラの観光に行った。途中交通事故が有ったので渋滞がおき、マツーラ到着は夜8時過ぎだった。
マツーラ近郊の、ブリンダーバンというところは、クリシュナ神 が幼少を過ごした所で、とりわけ宗教に関係の深い街である。日本で言うならさしずめ、遍路巡礼都市とでもいうところだろうか。夜のこと、どこをどう通ったのかわからないが、ツアー客は一団となってガイドの後をついて行った。
 日本では神さんは、お宮・神社に祭ってあるから、さしずめお宮さん、神社参りということになる。日本のように別棟になっている訳でなく、軒を接していたように思うが、夜道のことでよく分からない。劇場のような感じのする所へ入って行く。入り口を入ると幅2間くらいの土間の通路が有り、奥に向かって左手には、70から80センチの高さの床が作られて、一段高くなっている。奥ではローソクを一本灯して、御詠歌だろうか、粗末な身なりをした年寄りが二人、高低のない単調な歌を歌っている。近づいてみるとそれは老女だった。
 人々は靴を脱いでローソクと、裸電球と、薄暗い蛍光灯の光を頼りに、床に上がり腰を下ろした。
 僕はといえば、神さんを拝む訳ではない。あくまで観光、冷やかし気分で来ている。上り口のところには寄付を求める賽銭箱があった。賽銭箱といっても日本でいう、あんな大きなものではなく、三宝さんの足のないやつ、というところか。
 賽銭の額が知りたかったのでこそっと覗いて見た 。100ルピー札が何枚も見えたので信仰の篤さがわかるような気がした。確かに日本と違った信仰への思い入れが感じられて、インド人の信仰熱心の篤い思いが伝わってきた。
それはそうだが、賽銭の額など見えない方が良い。見た後で僕はそんな感じも持った。見えると催促がましく感じたからである。
 寄付の看板は、勿論字が読めないからわからないから、推測するほかはないのだが、瓦のご寄進は1万円という風に書いてあるのだろう。

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