日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

吉兆さん

2007年12月11日 | Weblog
先日吉兆さんにおよばれでいった。昼から、フルコースである。出てくる料理はどれもこれも、超一流の味付けと、いろいろな食材を、腕を磨いた腕自慢の料理職人が料理した盛り合わせばかりで、季節の旬のものも量も、考えられている。さすが日本で1,2をあらそう料亭である。味付けと、素材の新鮮さと、磨かれた職人芸の料理や盛りつけを楽しみながら、僕なんか一生涯で何回こられるのかなと思いながら舌鼓をうった。

さかんに箸を動かせながら、おいしいごちそうとは一体どんなものだろうかと考えてみた。
フルコースだから吸い物をはじめとして、煮物、揚げ物、酢の物、香のもの、デザートでしめたけど、満腹を通り越して、食べすぎで体がしんどくなってきた。
そこで考えた。

一番おいしいごちそうとは、
1,自分の食べたいものを、
2,そのときの体調に合わせて、食べたいだけ、食べることである。

自分の食べたいものは、その日の体調によってかわる。例えばからだが疲れていると、すしのような酢の気のようなものがほしいし、甘いものも食べたい。日によってはウナギの蒲焼きのようなあぶらっこいものが食べたくなるし、またある日には体調に合わせて、刺身のようにあっさりしたものがほしい。

食べたい量を決めるのはそのときの体調による。たくさん食べたい時もあれば、あまりほしくないときもある。その日の食欲をまあ満足させてくれるだけ食べれば最高だ。
食べ過ぎてしんどくなるよりは、食べたりない方がまだいい。
ここまで考えた時、この世の中でものの値打ちというものは、自分が決めるものだな
と思った。吉兆さんだからおいしいという前に、そのおいしさを決めるのは自分であること、つまりものの価値を決めることに関しては、人は宇宙の中心なんだということだ。

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