日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

これが人権か

2013年05月30日 | Weblog
これが人権か


元暴力団の男が拳銃を撃って死傷者が出た。

この事件は解決するのに、犯人が投降するまで、29時間もかかっている。テレビでは延々29時間にわたり、断続的に放映された。

悲劇だと思ったのは、首を打たれた警官が5時間も救出されないままに、放置されたことである。理由のいかんを問わず即救出すべきだ。国家の為に働いて負傷しているにもかかわらず、5時間も放置されたとは。この判断をした責任者は判断ミスを問われるべきだ。

犯人の人権を第一に考えて、それを基本方針にして、なんて言う上層部の判断は不適切きわまりない。犯人によって少なくとも死傷者が出ている現状から判断すると躊躇なく狙撃制圧すべきである。自民党の幹事長までが今回のやり方について国民の大多数の意見を代弁するように、この点を指摘しているし、危機管理の専門家も同じ意見である。

おそらくこの映像は世界に流れたことであろう。日本流のSATやSITがいかなるものか、見たことだろう。犯人の人権を大切にするためにこういうやり方をするのが日本なのだという印象を与えたとき、テロリストは日本の特殊部隊はこの程度かとなめてかかることだろう。極悪犯罪人には容赦なく狙撃制圧して思い知らせることが犯罪の抑止につながることはあっても、今回のような事を見せてしまった以上、それは負の方向にしか働かない。お粗末な限りだ。

気の毒でならないのは殉職警官である。心から哀悼を表したい。お悔やみ申し上げたい。取り返しの付かないことだけに残念で仕方がない。奥様や子供さんにはお慰めする言葉も見つからない。ただただご冥福を祈るばかりである。


最新の画像もっと見る