日々雑感

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ドラムスは不可欠だが

2012年05月19日 | Weblog
ドラムスは不可欠だが

近頃の歌は体をうごかすものが多くなってきたのでリズムは不可欠だ。リズムというとドラム系だ。ベースで代替は出来なくもないが、迫力がない。

今日大学の軽音が演奏していたので、立ち止まって聞いていたが、トランペットやトロンボーンがいかに音響を響かせようとも、ドラムスにはかなわない。
観客の方をみてみると、一様に足でリズムを切っている。肉体に内在するリズムが演奏しているドラムスに同調しているのだ。

人間は肉体と精神から成り立っていると言われるが、近頃の歌はリズムの方に重点が移ってきている。心静かに歌を聴いて、気持ちがしびれるなんて経験はあまりないだろう。しかし考えてみると、ふと口をついて出る歌はメロデイだろうか、リズムだろうか。恐らくメロデイを口ずさんでいるのではないか。リズムを刻む場合でも必ず、歌っているはずだ。とすれば歌の根源はメロデイにあるのだろう。そしてメロデイこそ脳細胞と直結しているのではないだろうか。いや魂と直結しているのだろう。

歌作りはやはりしっかりしたメロデイを作り、それを支える、あるいは最も適した、リズムにメロデイを乗っけて、結果的にはメロデイとリズムを渾然一体として曲を盛り上げると言うことになるのだ。

今の歌のようにグループで、アクロバットをやり、奇妙な衣装を 身にまとい、オーバーなパフーマンスや、舞台装置でカバーしようとするとこころに無理がある。パフオーマンス付の歌は鼻紙と同じで、その場限り。10年間持つはずがない。いかに流行歌といえども心に残り、月日を経て再び我知らず口ずさむ歌こそ聞く人の財産になるのだ。

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