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日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

抵抗

2013年01月25日 | Weblog
抵抗

昔、中国に大地主がいた。大勢の農民に田植えをさせていたが、もう少しで農作業が終わるのに、はや太陽は地平線のかなたに沈もうとしている。

そこで長者は扇をふところから取り出して、沈みゆく太陽が再度のぼって来るように、扇で呼び戻した。
ところが、不思議も不思議。沈みかかっていた太陽は扇につられてのぼってきた。という話だ。
この寓話は自然に逆らう人間の愚かしさを述べようとしたものだろうか。

一定の年齢になると、体力気力の劣化は避けられない。あたかも沈みゆく夕陽に似て。無駄なことだと分かっていても、自然にやってくる老いに対して抵抗をする毎日である。かの長者に似て。

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