トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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世界最古のビーナス像発見

2009-05-14 21:03:26 | 歴史

世界最古、3万5000年前のビーナス
(時事通信) 5月14日(木) 9時21分

ドイツ南西部のホーレ・フェルス洞窟(どうくつ)で発見された、3万5000年前に彫られたとみられるビーナス像(独テュービンゲン大学提供)。マンモスの牙で作られており、高さ約6センチ。大きな胸などが特徴【AFP=時事】

3万5千年前のビーナス像…クロマニョン人のペンダントか(読売新聞) - goo ニュース

世界最古のビーナス像発見 3万5千年前、牙に彫刻(共同通信) - goo ニュース

 原始時代のビーナス像は、これまでも色々と紹介されてきたが、今回発見されたのは、少なくとも3万5千年以上も前のもので、これまで最古のものとされていたものより5千年さかのぼるという。ふくよかというか、強調された乳房が特徴だ。やはり、豊穣を祈ったものなのだろうか。当時は、女性が今の世の中と比べて差別されるようなことはなかったのだろう。

 ドイツ南西部にあるホーレ・フェルス洞窟には、4万年位前にアフリカからヨーロッパに移動してきて、ドナウ川沿いに進出した現代人の祖先が住み着いたらしい。
頭が非常に小さいのは、身体に比べて顔を重視しなかったのかなどと思ってしまう。首の所にひもを通してネックレスにしていたらしい。一体、どんな人間が身につけていたのだろうか。原始、女性は太陽であった、なんて。

LLブック 『学校つくっちゃった!」

2009-05-14 20:30:12 | 読書
学校つくっちゃった!
佐藤 よし子,佐久間 寛厚,エコールエレマンプレザン
ポプラ社

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 LLブックについて知ったのは最近のことだ。あまりにも知らないことが多すぎると反省する。「LL」とは、スウェーデン語で「やさしく読みやすい本」という意味だ。知的障害や自閉症の人たちにも読書を楽しんでもらおうと、様々な工夫をして作られた本である。絵や写真が多く使われていたりする。また、ピクトグラムが使われている本もあるそうだ。
 そうしたLLブックの歴史や内容などを紹介した、LLブックについての入門書にもなる、福澤和子・服部敦司編著「LLブックを届ける」(読書工房)が出版された。さっそく図書館に予約をいれておいたのが、今日、借りることができた。これから、じっくり読むつもりだが、図書館に行ったついでに、本書に「おすすめの本」が紹介してあったので、市内の図書館にそれらがあるかどうか、図書館のPCで検索してみた。なかなかヒットしない。ということは、まだ市内の図書館は、児童向けの絵本類は置いてあるのだが、成長した障害者のための本、つまりLLブックは蔵書の対象になっていない可能性が大ということになる。でも、やっと1冊だけ児童書のコーナーにあることを発見。下の階の係りの人に探してもらった。最初は、自分で探していたのだが、なかなか見つからなかった。あった場所は、絵本の中であった。そうなんだ。よく考えてみれば、絵本のような作り方になっているはずだったのだ。

 『学校つくっちゃった!』がその本である。「ダウン症のひとたちがじぶんたちの学校をつくることになった。」で始まる。ダウン症の人達のためのプライベートアトリエ『アトリエ・エレマン・プレザン』での、彼らの素敵な表情や、色彩や表現力豊かな作品が、写真に生き生きと写し出されている。笑顔っていいな。のびのびと創作活動をしている。何回見ても、その都度に発見があるようにたくさんの写真がのっている。漢字には、ルビがふってある。

 今度は、本屋に寄った時もLLブックを探してみようと思う。本当は、図書館に自然に置かれていることが大事なんだ。もちろん、LLブックは、どんな人が読んでも「やさしく読みやすい」本なのだから、置いてあれば、たくさんの人も楽しめる。

 今日は、1冊しか読めなかったけれど、『LLブックを届ける』を読んで、もっとたくさんのことを知りたいなと思った。