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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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裁判員制度 視覚障害者が参加して模擬裁判

2009-05-25 11:21:38 | 法律・裁判
 裁判員は、選挙人名簿に名前が載っている国民から選ばれるが、当然、障害を持っている人も裁判員として裁判に参加することができる。ただし、制度が始まったばかりで(実際の裁判は7月頃に行われる見込み)、それぞれの障害に対応した準備はまだまだというのが現実である。
 聴覚障害者を交えた模擬裁判はすでに試みられているが、その時も様々は改善点が参加した木村晴美さんから指摘されている。また、手話と使わない場合、たとえば、要約筆記が必要な場合の模擬裁判は、まだ行われていないようだ。

【あなたが裁く 裁判員制度スタート】視覚障害者の参加 模擬裁判で考える(産経新聞) - goo ニュース

 本日、京都市で全盲者や弱視者を裁判員役にした模擬裁判が開かれる。最大の課題は、裁判で重要な判断材料となる証拠品を見ることができない視覚障害者に、どのような対応ができるかということである。ろう者の場合は、手話通訳者がつくことができるが、視覚障害者の場合は、補助者をつけることは認められていない。「裁判員以外の人の主観が入ることと避ける」ためだという。裁判官が、証拠品や法廷の様子、たとえば被告人の表情などの視覚的情報をその都度、説明することになる。

 また、検察側から点字で配布されるのは起訴状と冒頭陳述、論告だけで、ほかの証拠品は点字化されず、情報保障が健常者と比べて十分な保障がなされないことになる。

 視覚障害者は現在全国で約30万人おり、裁判員候補者に選ばれた人数は、確率から推定すると、十数人程になる。

 以下は、新聞による本日の模擬裁判の情報である。

「模擬裁判は25日午後5時半から、京都市北区の京都ライトハウスで、全国盲人福祉大会の記念イベントとして行われる。視覚障害者にとって何が必要かを考えるのが目的で、京都地裁や京都地検、京都弁護士会から裁判官や検事、弁護士も参加。それぞれ本物が裁判員裁判の法廷を再現する中、全盲者と弱視者、健常者が2人ずつ裁判員役を務め、京都地検が用意した事件のシナリオをもとに裁判を進める。
 模擬裁判の様子は、室内に設けられる「傍聴席」で一般見学することも可能。問い合わせは京都府視覚障害者協会(TEL075・462・2414)へ。」

 今回の模擬裁判により、問題点が出た場合、速やかな改善がなされるように、視覚障害者の情報が保障されなくてはならない。

新型インフルエンザ、糖尿病の重症化を夫ぜぐために

2009-05-25 10:34:22 | 病気
 今回の新型インフルエンザの患者の多くは軽症のまま回復しているが、我々透析患者や糖尿病のような慢性疾患を抱える者や妊娠中の女性に対しては、重症化のハイリスクの対象者となっている。
 妊婦の場合は、胎児は「異物」であるために、胎児を攻撃しないように免疫力が低下している。また、胎児を育てるために妊婦の心臓や肺が負担を受けているために、体力的にウイルスの攻撃に弱くなっている。
 では、糖尿病は何故重症化しやすいのか、よく分からなかった。しかし、本日5月25日付の朝日新聞に「新型インフル 重症化防ぐには」という記事に、参考になる内容が載っていた。
 「糖尿病の場合、血糖値が高いと白血球の機能が落ち、免疫力が落ちる。また、ウイルスに感染すると血糖値が上昇する。季節性インフルの場合でも、糖尿病があると死亡リスクが5割ほど高くなるという報告もある」

 いわゆる、インフルエンザの重症化のスパイラルということか。血糖値の上昇が重症化の原因となるのだから、血糖値が正常値に範囲になるように自己管理ができていれば、重症化のリスクが減るということだ。医師との連携の下、血糖値のコントロールに十分注意することが必要だということだろう。

 なお、国立国際医療センターのHPでは、糖尿病患者のためのインフルエンザ対策に対する情報を提供している。

国立国際医療センターHP 糖尿病の患者に向けた情報

新型インフル 重症化を防ぐには 基礎疾患あれば警戒を(産経新聞) - goo ニュース