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弥生時代の人面帽子が初めて出土する

2009-05-15 21:19:44 | 歴史

弥生の「かぶりもの」見つかる=岡山
(時事通信) 5月14日(木) 15時20分

総社市教育委員会は14日、弥生時代前期(紀元前3世紀ごろ)の上原遺跡から、かぶりものの形をした人面土製品が出土したと発表した。祭祀に使われた可能性があり、当時の習俗を知る上で貴重な史料だという【時事通信社】

弥生のヘルメット 人頭かたどった土製品 岡山・総社(朝日新聞) - goo ニュース

弥生時代に人面「帽子」=全国初、農耕祭祀に使用か-岡山・総社(時事通信) - goo ニュース

 文字以前の時代を知るには、土の中から遺物を発掘する考古学の成果が有効である。まだまだ、日本各地には、出土されるこのなく、眠っている遺物がたくさんあるのだろう。

 今回、岡山県総社市の教育委員会が14日発表した内容は、とても興味深い内容であった。総社市上原にある上原(かんばら)遺跡(紀元前3世紀頃、弥生時代前科)から、かぶりものの形をした人面土製品が出土したのだ。弥生時代のかぶりものの発見は全国初で、この「帽子」をかぶって、宗教上の行為が行われていたと推測される。人の頭部を表現した造形で、まゆ毛や鼻があり、頭頂部には鳥の冠羽を模した羽飾りが付いており、祭祀用につくられたものだろう。発掘調査にあたった同市教委文化財係の松尾洋平さんによれば、鳥は豊穣をもたらすものと神聖視されており、弥生時代の遺跡からは、同じような羽飾りをつけた人面付き土器や鳥の装束を着た祭司を描いた絵画土器が複数発見されているという。

 弥生時代に、この帽子をかぶり、豊穣を祈っていたのだろう。古事記以前の世界。
この「人面帽子」は、来月の4日まで、同市庁舎の玄関に展示されているという。この歴史的に貴重な史料は、同市近辺の人しか見られないのが残念である。


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4 コメント

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Unknown (shell blanc)
2009-05-15 22:54:45
総社は古墳や遺跡のあるところなので

今後もまだ新しいものが発掘される可能性があ

りますね。わたしは総社出身ではないですが小

学校の時、変わった石を山で拾ったらそれは

昔の人が使っていた石斧だとわかって学校に持

って行ったことがあります。
さすが (トッペイ)
2009-05-16 01:09:38
 いいな、その感覚。
時を経て、発見されるのを待っていたのですね。
すごいですね (くるみ)
2009-05-16 08:56:39
遥か昔のモノが出土するのも凄い事だと思うし、そのモノから昔の事を知ろうとする考古学も凄いですよね(^-^)

しかも、かぶりものとは。

かなり見てみたいけど、見られないのが残念だなぁ…( ̄^ ̄)
見たいけれど (トッペイ)
2009-05-17 01:16:23
 昔の人のタイムカプセルかな。
ずっと発見されるのを待っていたのかな。
不思議な気がします。
 実物は、遠くにあるので見られません。同じく残念!

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