トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

遊びなら、錯覚を学び、だまされない知恵をもとう 『錯覚の大研究』

2012-07-18 23:04:26 | 絵本・児童文学
錯覚の大研究
クリエーター情報なし
PHP研究所



 自分の持っている理性の力を強めるために、錯覚の勉強をしてみよう。
感覚だけを頼りに行動すると、ものの正しい姿が見えなくなる。

 大人の世界でも、他人をだますことで、お金や地位を自分のものにして生きている人間がいる。だまされたことにも気がつかないで、いつまでもウソの世界から抜け出すことのできぬ人もたくさんいる。

 あなたがだます大人にも、だまされる大人にもなることのないような知恵を身につけるための本の一冊です。

 私たちが見るもの、聞くもの、味わうものなど、感覚がすべて本当の姿を写し出しているとは限らないという見方を身につけてください。

 この本のどこでも好きなところから読んでも構いません。同じ色を違ったものに感じさせる事も、まっすぐな線を曲がった線に見せることもできる錯覚の事を、遊びながらまじめに考えてください。

 なぜ、本当の姿と違って、私たちの脳が感じるのか、仮説という「多分こんなことでしょう」という解説も書かれています。まだまだ、錯覚の原因もよくわかっていません。世の中には、科学では証明できない不思議なことが世界にはたくさんあるのだと強調する人々がいます。多くは、自分のしているお金儲けのための言い訳に使っています。これも、この本の中の錯覚ではありませんが、言葉による錯覚でしょう。科学が進歩してきたのは、ヒトの持つ未知の世界の解明の対象が世の中に満ちていたからです。何事も科学で、今の段階で説明できると思っている科学者はいません。わからないものがこの世にあるからこそ、研究を続けることができるのは、よく考えてみると当然なんですよね。一つのことが解明されても、新しい謎が生まれたりもします。わからないことを、偽薬や不思議な液体、霊魂、健康法などで説明する必要性はありません。証明することもなく、人々の感覚の世界での体験談しか主張できませんが、受け手の私たちが、感覚だけを頼りに物事を判断する限り、彼らはだまし続けることができるのです。

 子どもの時から、大事な知恵を学びましょう。錯覚という事を学ぶと、世界の見方が広がります。


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