トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

花が咲いた放置金鯱/園芸日記

2010-05-03 11:12:53 | 園芸
 

 この金シャチサボテンを、初めて花屋で見かけたのは、もう10年位前になるのかもしれない。その当時は、刺も金色(本当は黄色に近いのだろうが)で、ふっくらとした球体であった。大きさも、直径20cm以上はあった。ただし、サボテンは、店頭に売られているのは、いわゆる「ふかし」の状態であることが多い。過保護栽培とでもいえばいいのか、水やりも多めにして見かけを良くした水膨れ気味の苗である。自然環境のある野生のものは、短時間にそうした「きれいで、大きく膨らんだ」状態には育たない。だから、花屋でサボテンを買う時は、ふかしの苗の場合もあることには注意する必要がある。まあ、見かけが良いので、一時的にインテリアにでもする分には問題がないのであるが、サボテンにとっては、果たして相応しい環境の下に育ったものなのかどうかは分からない。植物は口をきかないから、幸せな状態かどうかは分からない。

 有名な園芸家が、植物を育てる上では、「こえをかける」ことが大切だと発言していたのが印象に残っている。肥料のこえではなく、育てている人間の声の事である。植物に話しかけるというよりは、毎日、良く見なさいということなのだろう。植物の状態を観察しろということのようだ。もちろん、園芸では育てるということの技術が問われることが多いが、案外、植物自体が自分で育っているという面も強いのである。園芸を楽しむことの中には、植物に育ってもらうという面に負うところが、思った以上に多いのではないか。植物に育ってくれてありがとうという感謝の念が必要のようだ。

 僕の金シャチは、買ってから2度ほど植え替えただけで、長い間、植え替えもしないで放置され続けた。あの刺の存在で、植え替えるのが大変な事と、病気になってから思うように面倒を観ることができなくなったことが理由かな。入院した時などは、多肉性や乾燥に強い植物をのぞいては、枯れる心配をしていた。その分、サボテン類などは、気にする必要がなかった。逆に、水やりのしすぎで、かなりの苗を腐らしてしまった。鉄甲丸をはじめ、失敗の原因は、面倒を見過ぎた事かな。反面、水やりを長い間さぼっても、枯れる心配がないので、今回の金シャチのように、放置状態が続いているものも複数ある。

 放置していたので、株が小さくなった。元がふかしの状態だったのかは、良くは分からないが。刺も、株の下の方は黒くなってしまった。おそらくは、根詰まりのせいだろう。上部は金色をしているが。
 この株が、今年はつぼみを付けた。2つだけだが。4月7日に開花した。金シャチが自己主張したようだ。今年は、遅くとも秋までには植え替えをしなくては。そうすれば、僕より長生きできるかもしれない。
 ちょっとばかり、金シャチに謝らなくてはいけないな。



                                                                                          訂正 サボテンの名前、間違えました。どうも、申し訳ありませんでした。本当の名前は、「王冠竜」でした。反省の意味で、記事はそのままにしておきます。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
金シャチの花 (haru)
2010-05-03 16:53:07
こんにちは。

金シャチって、花が咲くまでに40年かかると聞いたことがあります。
いわば、「幻の花」
咲いたなんて、すごいですね!

我が家の金シャチはまだまだ咲きそうにありません。
サイズは10センチほど。びんびんに針を伸ばしています。
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声がけ・・・ (sato_nao)
2010-05-04 09:47:00
花の世話をする時に 私はいつも「悪いけど、これが我が家流だからね。早く慣れてね」とかけしまいます。
素直に慣れてくれる花もあれば 断固拒否する花もあり…

世話をしていて 花をつけると本当に嬉しくなりますね。
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