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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

ブドウ糖で光るビーズ開発…血糖値変化計測へ応用期待/気になる健康ニュース

2009-06-21 13:35:48 | 病気

(読売新聞)

ブドウ糖に反応して右耳が青く光るマウス(東京大・竹内昌治准教授提供)

ブドウ糖で光るビーズ開発…血糖値変化計測へ応用期待(読売新聞) - goo ニュース

 透析患者には、最近は、糖尿病患者が多い。糖尿病性腎不全の患者は、透析の前に、あるいは後にも、毎回血糖値の検査をしている。透析時は、回路から血液を採れば良いのだが、普段の日は、一日に数回、患者本人が測定する器具で、自分の指などに針を刺して採血して検査をしている。時々、そうした場面を目にすることがあるが、針を刺すのはやはり痛そうに見えるし、検査の度に自分で針をさしている場面は少し痛々しく感じていた。
 ※ここで、現在、糖尿病の患者さんや、糖尿病予備軍の人は、しっかり、食事・運動療法を行いながら、医師のもとでの自己管理をしっかりやっていただきたい。毎年、多くの糖尿病性腎不全の患者が透析導入に至っている。今や、導入の原因疾患の第1位となっている。また、網膜症から失明に至る患者もいるし、神経障害からいつも傷や火傷のチェックが必要な患者も少なくはない。痛みを感じなくなった状態での受傷は、本人が気がつかないうちに化膿する危険があるからである。最悪の場合は、壊疽を起こし脚の切断に至ることになる。だから、くれぐれも合併症を起こさないように、しっかりとした自己管理をしてください。

 さて、今回、この針を刺しての検査を不要とすることにつながる実験結果についてのニュースが出ていた。ブドウ糖の濃度に応じて、光の強さが変化する微小ビーズを作ることに、東京大生産技術研究所などのチームが成功したというのである。

 写真のマウスの耳が光っているが、このマウスの耳の皮下には、ブドウ糖と結合すると、蛍光の強さが増す直径約0.1ミリの高分子化合物のビーズが数百個も注入されて埋め込まれているのだ。ブドウ糖の注射を注入した後、紫外線を当てると緑色に発光した。寒天状のビーズは、注射針の穴を通過するので、注射器を使って皮下に埋め込む事には、患者の負担はないとのことである。この光の強度により血糖値を測るためのセンサーの開発を同研究所では目指すが、実用化は10年から15年を見込んでいる。安全性を確かめ、さらなる改良に要するための時間である。

 でも、やはり、糖尿病が悪化しないような自己管理に努めることが大切であることということは、いつも認識する必要がある。

 
 


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