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薄毛・脱毛に何が有効? 男性の脱毛症に初の診療指針

2010-04-13 21:33:08 | 病気
薄毛・脱毛に何が有効? 男性の脱毛症に初の診療指針(朝日新聞) - goo ニュース

 薬局に行けば、たくさんの養毛剤、育毛剤を目にすることが多い。中には、飲み薬もある。それだけ、日本人は薄毛・脱毛を気にする男性が多いということである。もちろん、女性にも同様の悩みが存在する。
 医療機関で脱毛症の治療を受ける選択肢もある。

 しかし、あれだけの量の育毛剤が存在しても、その効果に関しては、利用者には良く分からないことが多く、効果に関する証明なしで、宣伝広告で高額な育毛剤を買うことになる。一種の賭けである。

 今回のニュースでは、日本皮膚科学会が男性型脱毛症の診療指針を初めてまとめた事を報じている。
 その中で、真っ先に目についたのが、育毛剤の効果に対する科学的評価である。「強く勧められる=A」「勧められる=B」「考慮してもよいが、十分な根拠がない=C1」「根拠がないので勧められない=C2」「行わないよう勧められる=D」ノ5つに分類した。『指針は、東京医科大の坪井良治教授(皮膚科)を委員長に、計10人の皮膚や毛髪の専門医が作った。育毛剤などのメーカーからも資料提供を受け、国内外の論文などから科学的根拠の有無を調べ』た結果である。

 『Aに判定されたのは、飲み薬のプロペシア(成分名フィナステリド)と、塗り薬のリアップ(成分名ミノキシジル)。プロペシアは女性では、Dとされた。一方、この2剤以外の主な育毛剤、発毛促進剤に使われている成分で、AやBに判定されたものはなく、アデノシンやt―フラバノンなど5成分はC1。血行促進などの作用がある植物の根、セファランチンはC2とされた。成分名は、商品に表示されている。

 自分の後頭部の毛組織を脱毛部に移植する自毛植毛はB、化学繊維を用いる人工毛植毛は、感染症や拒絶反応などの報告が多く、Dとされた。

 指針では、治療の手順も示した。生え際の後退の程度などから、軽症と診断されればC1群の育毛剤を使うか、リアップとプロペシアを1年使う。効果がない場合は、自毛植毛へ。中等症以上ならば、同様に二つの薬を使い、自毛植毛に進むよう提言する。

 指針は17日の日本皮膚科学会で発表する。』

 以上の記事を読むと、市販されている育毛剤に関しては、科学的こ根拠のあるものは、ほとんどないことになる。約800万人の男性が悩んでいるというこの問題は、当然、市場の絶好のターゲットとなる。しかし、科学的根拠の乏しい関連商品はサービスが横行して、健康被害や金銭トラブルも多発しているという。今回の指針は、そうした被害を防止する意味もある。


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