トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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あなたにふさわしい楽器は?/『くまの楽器店』

2010-06-29 02:15:31 | 絵本・児童文学
くまの楽器店
安房 直子
小学館

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 お客さんの本当に欲しいものが何か、最初からわかっていて、それを売ってくれる不思議なお店の話は、児童書の中で、一つの分野を形成していますね。

 この絵本に出てくるベレー帽をかぶった熊が、森の中でやっている楽器店も、お客さんの希望に応える不思議なお店でした。

 季節に合わせてやってくるお客さんは、最初は、熊の勧めてくれる楽器に対して疑問を持っていましたが、使ってみると本当に素敵な楽器の買い物をしたことに気付かされるのです。

 4つの、心があったかくなるような話を楽しんでくださいね。

 そう、お店の名前は、「ふしぎや」というんです。

北欧の妖精のお話/『おひさまのたまご』

2010-06-29 02:05:03 | 絵本・児童文学
おひさまのたまご
エルサ ベスコフ
徳間書店

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 ヨーロッパは、キリスト教の国ですが、根底に昔からの伝承が根強く残っています。妖精や小人の存在もそうですね。あのムーミンも、妖精のような存在でした。

 この絵本に出てくるのは、北欧の森の中に住んでいる妖精の女の子です。妖精の仕事なんて、何なのでしょうね。彼女は、季節ごとにダンスを踊るのが大好きでした。時々、巣から落ちた鳥の卵を、元の場所に戻してやったりしていました。

 ある日、森の中に、橙色の丸いものを見つけます。妖精は、きっと太陽が産み落とした太陽の卵だと思ってしまいます。

 その後、この太陽の卵をめぐって、森の中に住む様々な仲間たちとのやり取りが楽しめます。

 でも、それが実は、オレンジという南の国の果物だってツグミが教えたくれます。仲間と一緒に、草のストローを指して、おいしいジュースを飲みました。でも、カラスがそれを奪い去ってしまいますが。

 妖精は、冬の間、ツグミの背に乗り、オレンジのなる南の国へと旅立ちます。

 さて、春が来て、妖精は森に帰ってくるのでしょうか。