トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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初めてのコインランドリー体験

2010-06-12 02:00:20 | 日記
 一昨日、初めてコインランドリーを利用した。洗濯は、家族がやってくれるので特に必要がないのであるが、透析患者の将来を考えて、前から試してみたかったことであるから。

 人のいない店の中で、壁にかけられた説明書を読みながら、何とか、無事に任務完了した。

 透析患者には、慢性腎炎や腎不全が発症した時期により、独身者が少なくない。同じクリニックでも、結婚をしないで親と同居し、親の高齢化により、男手で慣れない親の介護をしながら、透析を続けている患者が少なくない。

 親の死後、今度は、自分が孤独?な独居生活を送ることになるのだろうという不安感は、表にこそ出さないが、多分に持ち合わせているようだ。

 死の看取りは、誰がしてくれるのか、終末医療で、透析ができなくなってから、死への時間を考えることがあるのかもしれない。

 以前、やもめの透析患者のためのアパートが経営できたらいいなと思っていたことがある。患者同士が暮らせれば、少しは孤独感も解消されるかもしれないと思って。その話をした友人の患者は、その後、脳内出血で左片マヒになってしまった。運が悪いと言うのか、無年金者で、今は、年老いた母親のもとに身を寄せている。

 僕自身も、やがては、1人で暮らさなくてはならなくなるのだろう。そのために何かできるかは、患者会で模索したいと思っている。
 しかし、より可能性の高い生活形態を考えての、コインランドリー体験であった。この次は、電気炊飯器で御飯を炊くことか。あまりにも、生活に関しては無知がことが多過ぎる。

 今日、また、年を重ねて、死への時間が近づいていく。冥土の旅の一里塚経過である。

 しかし、今は、よりよく透析ライフを生きていくかが、去年立ちあがった地域腎友会の課題でもあり、自分にとって考えねばならない問題となっている。

 その陰に、生き方ではない死に方のことも、思考の隅に存在を主張し始めている。