トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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寝る前に一言「身体障害者手帳の様式変更」

2009-01-06 01:42:45 | 日記
 今年から、東京都の「身体障害者手帳」と「愛の手帳」の様式が変わった。プライバシーの保持と利便性から、ビニールカバーの中に印刷した用紙を納めて、裏表紙に透明の窓を開けた形になる。提示する時は、手帳を開けなくても済むし、窓から見える部分には、写真や身分証明の事項のみの記載となる。内部障害でも、病名などの情報を見られることが嫌な人への配慮なのだろう。
 すでに以前の様式の手帳を持っている場合でも、新しいものの再交付ができる。もちろん、前の手帳はそのまま使うことができる。ろう者は手帳のことを「赤手帳」と表現することがある。昔は赤かったのかも知れない。今度、サークルに行った時に、この情報について知っているか聞いてみよう。

 申請には写真が必要だ。適当な写真を見つけてみたが無かった。前の手帳は9年前から使っている。この手帳は、再交付しない限りずっと同じものを使うことになる。写真を最近のと比べてみると、えらく年をとったことが分かる。鏡で見る時と違い、写真はある意味残酷である。前の手帳を使い続ける限り、手帳の中の写真は時を止めたままだ。

 一段落した4時近くに市役所に申請に行くことにした。申請は5日からだから初日に行くことになる。途中、写真屋で新しく証明書用の写真を撮った。現像まで10分くらいかかるので、その間に、遅い年賀状をポストに投函して、仏具屋でお線香を買いに行った。最近は、お線香も変わったものが多く、今使っているのは、木酸酢入り備長炭配合のものだ。香りも梅の香り。今日買ったのは、廃材使用の地球に優しいというタイプのヒノキの香りのものだ。煙も少ない。ラベンダーや桜、ブルーベリーの香りなど最近のお線香はアロマテラピーの要素がある。

 市役所は5時までなので(福祉関係は7時)、早めに行く。歩いて行くのは適当な運動になる。空は、雪でも降りそうな雲に覆われ、あたりは暗い。申請は、住所と名前の書き込みだけだった。後日連絡があったら、新しい手帳と交換ということになる。さて、今後の人生は、新しい手帳と時の止まった写真とどれくらいのお付き合いになるのであろうか。