トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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八王子の「八人の王子さま」

2009-01-02 21:47:01 | 読書
 東京都八王子市と書いてみる。八王子イコール八人の王子というイメージがある。

 前回、クリスマスの時にブログで紹介した、八王子出身のFUNKY MONKEY BABYSの「ぼくはサンタクロース」をもとに作られた同名の小説の中に、ケーキ屋で売られているケーキの名前が「エイトプリンス」になっていました。メンバーのファンキー佐藤が出身地の八王子にちなんで名付けた設定になっていました。八人の王子です。
 
 八王子の地名の起源については、諸説ありますが、八王子のお寺に残る古文書の記載に基づいて、イメージを膨らませた子供のための創作絵本が出来ました。

 文 くだらやすし 絵 長谷川道子「八人の王子さま 八王子地名ものがたり」(揺籃社)です。

 八人の王子とは、牛頭天皇(ごずてんのう)の八人の息子です。牛頭天皇という神様についてははっきりしたことが分かっていません。素戔嗚尊(スサノオノミコト)と同一視されることがありますが、本当の所はよく分かっていません。(京都の八坂神社)。牛の頭を持つ恐ろしいインド土着の神で、祇園精舎の守護神だともいわれることがあります。本来は、疫病や災難をもたらす神が善神に変わったものとも言われています。しかし、この絵本ではそうしたことは問題とはされる必要もないのでしょう。

 むかしむかしの八王子に、八つの災難が襲います。人々は困り果てます。高尾山の蛇滝には清龍権現様がおられましが、今回の災難は手に負えないものでした。そこで、いつも山歩きをなさっている牛頭天皇様にお頼み申すことにしました。すると、牛頭天皇様は自分の八人の王子をお遣わしになることを約束なさいました。

 第一皇子から現われて、次々と災難を解決していきました。川の氾濫から疫病、人々の争いなどを八人の王子様が見事に解決なさいました。

 その後、八王子城が築城された時に、城主の北条氏照様がこの八人のありがたい王子様の話をお聞きになって、お城に八王子権現をお祀りしました。城下は八王子村となり、八王子町となり、やがては今の八王子市になりました。

 子供たちに郷土の歴史や地名に興味を持ってもらいたいという気持ちで書かれた絵本です。最近、きな臭い「愛国心」が強調されることがありますが、愛国心とは決して国家を愛することではなく、自分たちが生まれ育った故郷や自然を愛することが本当の愛国心だと思っています。そのためにも、自分の生まれた土地のことを知ることも大切な事でしょう。

寝る前に一言

2009-01-02 01:07:36 | 日記
 今日は、初透析なので、早めに寝ることにします。薬ももう飲んだので、しばらくすると睡魔に襲われそうです。元旦は、初詣に行くこともなく家でのんびりしていました。とはいっても、昨夜は3時頃まで起きていたのでひどく眠く、ワインも少々いただいたので、夕方はうつらうつらしてしまいました。お正月の食べ物は透析患者には、要注意のものが多いです。原則、何を食べてもよいのですが、量を取り過ぎないということが大切なのです。肉でも、内臓系はリンが多いので避けるようにしています。レバーなどはずっと食べていません。もちろん、少量なら問題はないのですが。魚卵系も例のプリン体が多いのであまり食べられません。数の子や明太子は好きなのですが。でも数の子をたくさん食べてしまいました。本当はいけないことなのですが。後は、カリウムが制限されていますから、果物や野菜もたくさんは食べられません。缶詰の果物が推奨されているのですが、生は食欲のない時にも食べやすくて大量に食べたいですね。ドライフルーツもカリウムの量が多いので無理です。魚も、干物類はやはり生と比べてカリウムの量が多くなり、食べるのには問題があります。カリウムの場合は、リンと違って、食べ過ぎイコール心停止の危険があります。一応、リンを吸着する薬と、カリウムを吸着するアーガメイトゼリーりんごフレーバー付きをとりましたが、入ってくる量が多いと効き目は薄れます。ナマスが好きですが、沢山は食べられないわけです。

 今日の透析患者のクリニックでの視聴率ナンバーワンは、箱根駅伝でしょう。おいらは、読書とDVDですが。一応、毎年、母校が出場して、毎回シード校にはなるのですが、華々しい活躍はこのところありません。復路は家で見るつもりです。去年は、母校の都立高校が全国サッカー大会に出場して、久しぶりに、と言っても30年ぶりに会う同級生と国立競技場の開会式の日に応援に行ってきました。今年は、当然のように参加はできませんでしたが。あの時は年甲斐もなく盛り上がりましたが、もう1年経ってしまいました。なんと年をとるのが早くなったことか。

 では、もう寝ます。おやすみなさい。