トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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ウィーンフィルニューイヤーコンサート2009 「中東平和」

2009-01-03 18:35:13 | 音楽
イスラエルによるガザ攻撃は1週間を迎え、少なくとも死者は428名、負傷者は2200人にも上った。
 ビッグイシュー110号では、829人のユダヤ人とアラブ人の子供たちが共に学ぶイスラエルにある「ハンド・イン・ハンド校」の記事が載っていた。バイリンガルによる多文化授業を行い、政治的宗教的な溝を超えることをも教えれているという。この記事が書かれたのは、攻撃前の事だから、今、子供たちは今回の事態をどう受け止めているのだろうか。
 
 オーストリアのウィーンでは恒例のニューイアーコンサートが元旦に開かれた。今年の指揮者はイスラエル人のダニエル・バレンボイム氏だった。氏は、これまでもイスラエルとアラブの演奏家による楽団の指揮をするなど中東和平の推進に尽力してきた。このために、2008年には、パレスチナの名誉市民権を受けている。コンサート終盤の舞台からのあいさつで、2009年が世界に平和、中東に人類の正義が訪れる年になることを望んでいますと発言した。

 イスラエルは世界的な反発にも関わらず、以前として強硬な態度を変えていない。平和を望む人の願いはなかなか届くことはない。

ウィーンフィルニューイヤーコンサート2009 アンネン・ポルカ Annen-Polka



年越し派遣村

2009-01-03 14:04:53 | 格差社会・貧困化社会
年越し派遣村へ続々、300人突破 厚労省が講堂を開放(朝日新聞) - goo ニュース

厚労省講堂を宿泊に開放 派遣村300人超す(共同通信) - goo ニュース

 「経営者よ、首切りするなら切腹せよ」。誰が言った言葉だと思いますか?これは文芸春秋の1999年10月号の当時トヨタ自動車会長の奥田硯会長のお言葉です。
 派遣切り、期間社員切りを行っている大企業は内部に相当な利益を蓄積しています。今までも、株主にばかり目が行っていて、被雇用者への心配りなんて少しもしてこなかったつけがここにきて一気に問題になっています。トヨタ、キャノン、ソニーなどの在り方が問題になっていますし、問題にしなくてはなりません。あのトヨタ方式なんて生産方式は、所詮は無力なインチキ管理方式だったのでしょう。
 今までの日本は、政治家にしろ官僚にしろ、責任を取るということがないまま曖昧に物事が終始してきました。「水に流す」という言葉が表わすように、万事無責任体制が横行してきたことが、日本の悲劇の根本にあったのでしょう。
 身近な地方自治体でも、無駄な箱もの行政に代表されるような無駄遣いも、推進してきた行政責任者も、それに賛同してきた議会の議員も責任を取ってきませんでした。国政レベルも同様です。議員報酬や職員給与から賠償でもすれば良いのです。
 一般企業の経営者も然りです。

 今回の派遣切りの問題は、1999年の派遣労働の原則自由化が決まった派遣法の改正に始まりました。与党の政治責任は当然として、この法案に賛成した民主党や社民党にも責任があるわけです。この件に関しては反省してもらいたいです。今は、一刻も早く、非正規労働者の問題をはじめ、国民生活の防衛の為に早急の対策が求められています。麻生政権の「空白状態」は許されるはずがないのです。
社民党、党本部の開放を検討 「派遣村」パンクで(朝日新聞) - goo ニュース 社民党も今までの様々な局面での、あいまいさを反省してください。あなたたちも派遣法改悪に手を貸したのですから。また、護憲を言いながら、改憲派と共闘することが少なくないのですから。

 年越し派遣村には、体が衰弱して訪れる人もいて、到着してすぐに病院に搬送されるケースもありました。また、年老いた母親や、夫婦で保護を求める人もいました。
飛び降り自殺しようとするところを保護されて警察官に連れて来られた男性もいるそうです。

 小泉元首相は、それをあおりたてたマスコミとともに今こそ糾弾されるべきなのでしょう。失脚したイギリスのブレアの後のブラウン首相も市場原理主義は破綻したとの見解を国民向けの新年のメッセージで述べているのですから。

 年越し派遣村臨時電話 090(3499)5244

 年越し派遣村には、全国から支援物資が届いているとのこと。現在も運営資金やテント、毛布のカンパを呼び掛けています。
 年越し派遣村は5日まで続きますが、それ以降はどうなるのでしょうか。

マイノリティと音楽「Homophobia/Chumbawamba 」

2009-01-03 13:37:03 | 音楽
Homophobia


Homophobia(ホモフォビア)のとは、同性愛または同性愛者に対する不合理な恐怖感・嫌悪感・拒絶・偏見のことです。この感情から、暴力を振るい、殺人に至るケースも見られました。日本でもこれに関した殺人事件が起こっています。おやじ狩りやホームレスに対するいわれのない暴力に通じるものです。
 映画「時計じかけのオレンジ」の中に登場するごろつきの若者たちが振るう暴力をイメージしてしまいます。自分とは違う存在、弱い立場への暴力に至らなくても、偏見はなかなか解消することは難しいようです。年末にも、青少年によるホームレスへの襲撃事件が報じられていました。多様性を認めることができない社会の行き着く先は、自由のない閉塞した社会でしょう。
 典型的なHomophobiaは、ネオナチのような国家主義者でしょう。フェミニズムともども、男性優位の軍国主義体制を目指す上では受け入れられない存在なのですから。
フェミニズムに関しても、一部自治体では、図書が公的施設から排除されるという動きがありました。性教育に対しても、男女別姓制度に対しても、国家主義者の圧力は無視できないものになっています。また、国籍法改正における問題点を利用しての右派のネット上での影響力の行使にも注意が必要です。問題点を指摘して適正な運用を求めることと、彼らの思想に共鳴することは別物です。