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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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聴覚障害者も狙われるマルチ商法

2008-11-05 21:05:30 | 社会
マルチ業者に報酬を返納へ 民主・増子議員(朝日新聞) - goo ニュース

 マルチ商法業者と政治家の関係が話題になっている。自民党・民社党の国会議員の責任は、サラ金業者との関係が問題となった時と同様にあいまいに終結していまうのかもしれない。

 マルチ商法についての注意情報は、国民生活センターのHPをご覧ください。その他の悪徳商法についての情報も公開しています。
( http://www.kokusen.go.jp/ )

 国民生活センターが集約したマルチ商法に関する相談は年間2万件を超えてるそうだ。
 その中で、聴覚障害者に対するマルチ商法の急増(特に2006年以降)の情報が出されている。契約内容や取引の仕組みについての正確な説明を受けることなく、理解不十分のまま契約をしてしまうケースが多いということだ。昨年、国民生活センターでは聴覚障害者に注意を促す情報を出している。

年度別相談件数
 2001年度  16件
 2002年度  24件
 2003年度  21件
 2004年度  24件
 2005年度  55件
 2006年度 619件
 2007年度  69件
 合計   828件
2007年6月26日までのPIO-NET入力分。

 これらの相談は全国的に発生している。被害者の平均年齢は51.1歳で、50歳代が29.7%と最も多く、次いで60歳代、40歳代と続く。聴者を含めたマルチ商法全体では20歳代が最多なのだが、聴覚障害者が係るマルチ商法は40歳代以上に多い傾向がある。性別では、男女比はほぼ半分。
 平均契約金額は約61万円で、大半は現金払いだ。

 次に注意情報に載せられていた情報を紹介する。(HPから引用)

相談事例
【事例1】
 自分は聴覚障害者で、同じ障害を持つ知人から「1人紹介すると1万円もらえるし、紹介しなくても収入になる」などと勧められた。一度は断ったが、せかされて断りきれず、言われるまま契約書に記入し、約25万円を払ってDVD等を受け取った。契約時に説明された時期になっても振込みがないので納得できない。返金してほしい。

(40歳代 女性 家事従事者)

【事例2】
 母は、同様に聴覚に障害をもった友人に、「お金を預けておけば数か月後までに収入になる」と話を持ちかけられ、約53万円を預けたようだ。数日後、母の元に荷物が届けられた。母は何に使うものなのか全くわからなかったようだ。その後、母が介護士に相談したことがきっかけで、今回の契約が発覚した。娘である自分が、母に渡されていた資料を見て、マルチ商法であること、母専用のホームページが開設されていること、パソコンを使って活動すること等がわかった。母はパソコンを持っていないし、使ったこともない。さらに判断能力が衰えているため、何の契約をしたのか理解できていない。解約して返金してほしい。

(契約者:70歳代 女性 無職)

 消費者へのリスク回避のアドバイスも触れられていた。
① “お金を預けておけば収入になる”ということはない。

② パソコンを持っていない人、パソコンの経験のない人は契約しない。
 
③ 親しい人からの誘いであっても断る勇気を持つ。

④ 消費生活センター等に相談する。
 契約内容を明らかにした書面をもらってから、または商品を受け取ってから20日以内であれば、クーリング・オフ(無条件解約)ができる。20日間を過ぎた場合でも、一定の条件を満たしていれば、未使用の商品を返品し返金を受けることが可能である。また、勧誘や契約時に問題があれば取消を主張することもできるので、最寄りの消費生活センター等に相談すること。

 前にブログに書いたお年寄り目当ての催眠商法(SF商法)と思われる2店舗はまだ営業を続けている。その前を通ると、白板を使っての従業員の説明に聞きいる高齢者の姿をよく見かける。疎外された高齢者が、そこで働く若者と疑似的親子関係を結ぶことにより、高額商品の購入の罠に落ちていくのではないか。ある時は、白板に健康食品1か月分うん万円の値段が書かれていた。厄介なのは、そこが絶好の高齢者たちの居場所になっていることだ。まるで、旅芝居の興行のように市内を転々と移送する業者に、高齢者もついて行く。そこでは、友人もでき、無料や格安で配られる囮商品に満足しているのだ。

 なお、SF商法やマイナスイオン関連商品のような疑似科学に関する商品情報も、国民生活センターのホームページに注意や事例が喚起してある。機会があったら覗いてみる価値がある。

文民統制の危機

2008-11-05 11:13:51 | 社会
自衛官50人以上が投稿か 前空幕長受賞の懸賞論文(朝日新聞) - goo ニュース

 今回の事件のキーワードの一つがアパグループ。
メモ
 ●アパグループの元谷外志雄代表
「小松基地金沢の会」会長。空幕長を更迭された田母神俊夫氏とは、田母神氏が小松基地第六航空団司令の時に深い関係を持つ。アパグループのHP等で、自衛隊のイラク派遣に賛成する他、憲法改正、先の戦争を肯定する教育の推進を主張する。産経新聞出版から『報道されない近現代史』を出版。この出版記念の一環として同署の感想文を公募する形で、懸賞論文の募集をした。
 審査委員長は渡部昇一上智大名誉教授。渡部氏も元谷代表とアパグループの月刊誌で対談。渡部氏は「大東亜戦争肯定論者」故、懸賞論文の審査基準は自明のことだろう。今回の事件は、出来合レースの感が否めない。
 

日記風に 「ミラクルフルーツ」

2008-11-05 01:21:33 | 日記
 おいらの趣味は園芸だ、いや園芸だった。透析をするようになってから、植物の世話を十分することが出来なくなって、今は休眠状態だ。室内に、名残の植物の鉢植えが少し残っている。

 子供の頃から植物が好きだった。学校の理科の授業で、種をまいてから芽が出るのが楽しみだった。春になれば、八百屋で一株10円のパンジーやデージーの苗を買っていた。トカゲやカエル捕りも面白かったが、植物の魅力は別のものだった。

 子供の頃から、死の恐怖にとらわれることが多かった。人間はいずれは死ななくてはならない、その時のことを想像すると胸が苦しくなった。夜の暗闇の中で、いずれ来る死を思って恐れおののいていた。どうする事も出来ない気持ち。そんな時、千年以上も生きるメタセコイアのような巨木の事を思った。その寿命をうらやましいと思った。発芽してから、多くの人間の生死を見てきたのだろう。

 植物好きは、小学校の担任の先生の影響も強い。先生は、お楽しみ会とか、何かと機会を作っては、生徒に抽選会を行った。くじである。番号札の数字と当選番号がうまく合えば景品がもらえる。景品は植物が多かった。花の苗や、先生が趣味で育てているバラの大輪の切り花。また、成績などが良い時もご褒美としてもらえた。
ひょうたんの苗とか、七色唐辛子の苗とか子供には珍しかった植物。バラの花は、母の日などの景品だった。英語の名前を教えてくれる。バラの香りの思い出。

 その後は、色々な植物を育ててみた。まだ、ハーブが普及していない頃、通信販売で種を買って発芽させてみた。植物遍歴は、又、今度書いてみよう。

 透析の帰りに、花屋を見る。今は、冬を前に観葉植物が安く売られている。一方、ポインセチアも姿を見せ始めた。同じ、熱帯植物なのだが、クリスマスに使われるからこれからが本番。今年は、苞の部分が渦を巻いているタイプのものが売られていた。クリスマスローズという勝手な名前が付けられていた。

 その店で、ミラクルフルーツの鉢植えを発見した。最近は、植物に対して十分な世話をかけられないことが多いので、ほとんど植物を買わないようにしていたのだが、ミラクルフルーツには心が惹かれた。背丈も80㎝近くある。赤い実も2つ付いていた。つぼみもたくさん付いている。この時期だから、安く売り出されていた。この赤い実を口の中に入れて噛んだ後、酸っぱいものを食べると甘く感じるという。ビールの苦みも消えるという。実に含まれるミラクリンという成分の作用だ。効果は、30~2時間ぐらい持続するとの事。結局買ってしまった。今度、レモンを買って確かめてみよう。

 ただ、この植物は寒さに弱いので、冬越しが出来ないかも知れない。前は、簡単な室内用のビニール温室にヒーターを入れて、観葉植物やランを育てていたこともあったが、最近は、そこまで手をかけることはしない。これから室内も夜間はかなり冷える。乾燥気味にすることでどれだけ耐えられるのか、いささか不安である。冬越しが出来れば、別の意味でミラクルフルーツである。