トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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日記風に 『「ここにアイヌ」の連載を読んで』①

2008-11-22 01:58:18 | 日記
 朝日新聞夕刊に連載されている記事は、多くの事を考えさせられる。今回は「人類館事件」の事に触れられていた。この事件に関しては、前にブログに書いたことがある。明治時代に、アイヌや沖縄の人などを博覧会で見世物にした事件だ。いわゆる大和民族なるものの優位性を示そうとしたものだ。(沖縄からは、当然反発があったが、残念ながら、その内容は、自分たちをアイヌと同じに扱うなというものであった。)現代でも、日本単一民族説を唱える右派の文化人?や右翼が存在する。そのためには、アイヌ民族否定説さえ展開するケースがある。いわゆる同化論を唱えている。「人類館事件」の思考と同じ感覚の思考が続いていることになる。昨年の国連の先住民の権利に関する決議を受けての、国会決議に危機感を持っているグループもいる。先に、最高裁の決定を受けて、衆議院で国籍法の改正が可決された。内容に多くの問題点を抱えているようだが、気を付けなくてはいけないのは、アイヌ民族否定論の延長としての右翼の策動には巻きこまれないことだ。偽装結婚や外国人の犯罪の問題も、彼らとは別に考える必要がある。

 今年の8月19日に、ドイツのケルン市の議会で、トルコ・イスラム宗教施設連合(DITIB)が計画中のイスラム寺院建設を賛成多数で可決した。この寺院は、高さ30メートルの丸天井と56mの2塔のミノレットを有する、2000人収容の大規模な建物である。この建設反対運動を利用して、市民を巻き込もうと意図したネオナチなどの極右団体が反対集会を開こうとした。こうしたファシストたちの策動に反対する多くの市民が9月19日からケルン市に結集した。彼らは、各所で極右団体の行動を阻止した。結局、ファシストたちを圧倒する反ファシズムの市民たちの運動の結果、ドイツ政府は極右団体の集会の禁止措置と決定した。スキンヘッドたちの敗北。ネット右翼が「プロ市民」と揶揄する市民の勝利だった。

 
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