てな感じで、買っちゃいました。Canon EF 28-80mm 1:2.8-4 L USM。
えーなんで、このレンズが欲しくなったかというと、やっぱりTokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8がf値6.3ぐらいまで絞らないと、ボケボケな写真しか撮れないということ。先日の紅葉の写真など、天気が良い日には、予想を裏切る快調な画を出してくれましたがwそれ以外では、結構しょんぼりな画を吐き出してくれるレンズでもあります。
せっかくF値が通しで2.8なのに、その付近を封印しないといけないこのモヤモヤ感。オーバートップに入らないMT車に乗っているような感じです。
そんな感じで、どうにかならないかなと思ってヤフオクをブラブラしながら見かけたのがこのレンズ。
このレンズなら、落札相場はどれくらいかなと思ったら、aucfan.comの相場では落札価格平均25,000円ぐらい。こりゃまたLレンズのくせにえらく安いな。Canon EF 100-300mm 1:5.6 Lの時みたいな不人気なヤツで、安く手に入るんじゃないか?そんな期待をしました。
しかし、この時見落としていたことが…その落札相場は1件ジャンク品が入っていて、極端に平均値が下がっていたのですw
そんな事、知らなかった俺は、30,000円までなら出す!と言う意気込みでオークションに臨みました。しかし、そんな値段は遙かに超えた値段で取引されている。下でも38,000円ぐらい、収納ポーチでも付こうものなら45,000円のレベル。こりゃまいった、キタムラのネット中古に逃げようと思ったけど、そこでもだいたい同じような値段。
そこで、俺の選択肢は2つでした。「そりゃ、そういう値段なんだ。諦めて40,000円の予算にすりゃいいじゃん。」と言う考えと、「ただ、シャープな画質を求めるだけなら、「TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(モデルA09)」と言う手もあるぞ。」と言う妥協案。確かにA09なら中古で20,000円も出せばお釣りが来ます。しかも、デジタル対応なので、いろいろ裏切られることもないでしょう。
だけどCanon EF 28-80mm 1:2.8-4 L USMを調べれば調べるほど、気になる部分が多くって、どんどん引き込まれていきます。
・まずはLレンズだと言うこと。蛍石の魅力を知った今となっては、ここは大きな魅力。
・定価が16万円もしたと言うこと。しかも受注生産。
・オーナーの多くが、その画質のシャープさを自慢していること。そのオーナーの中に40Dのオーナーもいたこと。
・今後絶対に生産されない(?)鉛化合物でコーティングされたレンズを使っていること。
・俺好みのマッチョなボディw
あー、もう予算を補正するしかないのかな…と思った矢先、29,800円で出品され、そのまま入札者が無く、終了しそうなものがありました。カビなし、チリ少なめ、前後キャップ&レンズフード付き、動作は問題なしの商品。ゴニョゴニョが無いというのが欠点ですが…。
ええぃ!買ってしまえっ!と落札してしまいました。予算3万円のうちに収まりましたよ。
で、届いたのはこれ。
Canon EOS 40D + Canon EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM
ま、綺麗っちゃ綺麗なんですが、あるものがないの、分かります?そう、ズームリングのゴムがありませんw
無くても良いかな?と一瞬思ったんですが、やっぱりないと、リングを握って回すことになります。これ、結構力がいるんですよ。うーんやっぱり、リングのゴムなしでの運用は厳しいか…。
「諦めるな!そんな事もあろうかと、これを用意していたんだ。」
俺の心の中の真田さんが叫びます!
Canon EOS 40D + Canon EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM
そう、帯状のゴムリングで、それっぽい大きさのものって、一番最初に頭に浮かんだのが、このウレタン製のリストバンド。何となく地元J2のサッカーチームファジアーノ岡山のものをゲットしました。1本300円これを2本用意。
ファジアーノは今季17位確定と、イマイチピンと来ない成績のチームです。そんなのをピントが命のレンズに使うのはどうかと思いましたが、まあ、そこは地元愛と言うことでw
Canon EOS 40D + Canon EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM
あは、ちゃんと裏面に書いてる。「本来の目的以外に使用しないでください。」
Canon EOS 40D + Canon EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM
そんな使用上の注意を無視して取り付けたのがこの写真。一応大きさをTokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8と比較。Tokinaの方はフィルター径77mm。EF 28-80 Lは72mm。数値だけではTokinaの方が大きく感じるけど、全然大きさが違います。また重さも…。レンズだけで900gありますからw
大きさ、重さ、持った感じはまるでハムです。ホント。
しかし、ファジアーノのイメージカラーはワインレッドなので、少し地味目な赤かなと思ったのに、結構ビビッドな赤でしたねw
良く、Lレンズなど赤い環のあるレンズを「赤ハチマキ」と言いますが、これはまるで「赤ハラマキ」ですw
OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5
早速40Dに装着!ハラマキ目立ちすぎ!
でも操作感は格段にアップしました。
OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5
レンズフードを付けてみるとこんな感じ。ちょっとこれは大げさな気が。普段の散歩では付けない方が良いな…。
OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5
後ろから見ても派手。
良く、バットやラケット、ゴルフクラブなんか、良くグリップを交換するじゃないですか、あんな感覚で赤もアリ?って思ったのですが、派手すぎですかね?
(と当時の印象を書きつつ、この記事を書いているころにはもうすっかり慣れちゃっている俺がいる。)
OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5
これ、シルエットクイズにしたら「ミキサー」って答える人いるぞ。きっとw
OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5
驚いたのは、測ったように2本でぴったりの幅だと言うこと。ある程度の加工は必要かなと思っていたから、これは嬉しい誤算。切ったりすると、当然強度も落ちるから、それは避けたかった。知らない人が見たら、社外品で、こういうアクセサリが発売されてんだ…と勘違いされてもおかしくないレベル。
最後に写例を…。
Canon EOS 40D + Canon EF 28-80mm 1:2.8-4 L USM
f/2.8 1/5,000秒 ISO-400
このレンズ正式にはデジタル非対応ですが、ちゃんと開放でもピントは合っています。(一応ピントは左側のピンクのシクラメンで合わせました。)被写界深度はシビアです。でもこういうレンズが欲しかったので、満足ですよ。
ちなみに、この寄せ植えは俺の作品w
植えるのは俺の仕事。抜くのは嫁の仕事w
Canon EOS 40D + Canon EF 28-80mm 1:2.8-4 L USM
f/10 1/400秒 ISO-400
Pモードで撮影したらf/10まで絞りました。すると結構写真全体がシャープになりますね。
色もLレンズ特有の「こってり感」が出ているかな?
とりあえず、このレンズの写りに今のところ不満なし。ああ、このレンズ持ってもう一度紅葉を撮りに行きたい!けど、もう、どこも散ってるだろうな…w
娘の感想:「お父さん、男なのに、赤いカメラって、女の子みたーい。」
お父さんだって、こんなレンズ持ってる女の子見てみたいよw