川瀬水樹のカワセミ好き!

お小遣いと好奇心の時間無制限のデスマッチにその身を捧ぐオッサン「さとうかずひろ」が嫁の白目に立ち向かう熱血中年物語!?

さらばBB30。その2 ~BBアダプタ圧入はナメちゃダメだ。

2015年08月30日 | 俺のDIY

さて昨日の続きをしましょう。

空き家になったBBシェルにアダプタを挿入していきます。挿入ってなんかエッチ。初めてなんでうまく出来るかしら?

これが本当にうまくいかないんだよなw 初めてって大変w


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO(トリミング)
1/50s, f/3.2, ISO 100

とりあえず。BBシェルの中を確認。

ケーブルガイドの取り付け部はネジでは無く、ポチがハマっているだけ。これは上から押してやればへこむので、特に外したりの作業はいらないっぽい。

問題は、昨日、角ワッシャの角を打ち付けて付けてしまった傷。えぐれた部分は良いとして、飛び出た部分は何とかしないといけない。

 

※昨晩の雨で、かなりビショビショです。昨日は地域の花火大会で、打ち上げ時は傘があっても辛いほどの雨が降っていましたが、中止に出来なかったようで、強行点火でしたw

うちの地域の花火は人が少なく、ギリギリまで近づける(打ち上げ場所から100m位まで近づける)ので、打ち上げるタマの数こそ寂しいものですが、1発1発のインパクトたるや、どこの花火大会にも負けないと思います。なんせ近すぎて、1発の花火が、視界の端から端まで行っちゃいますからw

また、雨の日の花火は初めてだったんですが、雲が低いと、音が全然違う。普通「ポン、しゅううううう、ダン!」ですが、こだまするので「ポポン!しゅうしゅうしゅう!ダダーーン!」と来ます。大迫力w

迫力がありすぎて、幼稚園の息子は怖すぎたらしく、「もう帰る、もう帰る」を連発していましたが、帰すわけねーw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 2,500

さあ、今日削るのは、このヤスリ。

これは旧翡翠丸(現在の山翡翠丸)にフロントディレーラーを取り付ける時に、バンドをガリガリガリガリ削ったヤスリです。小振りながら、きっちり仕事出来るヤツです。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.8, ISO 125

それで、削って行きます。アルミ(金属)フレームだから出来る芸当ですね。指でなでてみて、なめらかだったら合格。

粉を拭き取って、さあ、いよいよやりますか!!


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/3.2, ISO 100

俺は、BBアダプタの挿入時には、ネジ止め剤を潤滑及び固定剤として使う方法を選びました。(とりあえずw)

穴の位置良し!アダプタ角度良し!「ほんなら、入れるよ。」

 

入らねぇw

入り口堅すぎ。何ミリかは簡単に入るようにしてくれてたら良いのに。そしたらあとはグイグイ圧入するだけなんだけど。穴に対して、斜めに入っちゃって斜めだと途中で止まるから、工具を緩め、ハンマーで横からガンガン叩いて向きを修正。

真っ直ぐになった瞬間ポロリと取れるw

圧入開始→斜めになる→圧入中止→ガンガン→ポロリ。

これの繰り返し。

 

時刻は朝の7時前。この時間帯にこのハンマーの音はヤバイと思いつつ…1回で良い、真っ直ぐ入りさえすれば…と念じて繰り返しのトライ。どうやれば真っ直ぐ入るのか?お尻の下に枕…いやいや、そんな馬鹿なことを言っている場合じゃ無い。

あまりにも入らないので、このアダプタ自体が曲がってるんじゃないかとか、昨日のベアリング外しで、BBシェルが歪んだ?とか、いろいろ考えながら作業を進めること30分。

 

あ…、ネジ止め剤が硬化しはじめている…。

 

潤滑のつもりで塗ってたネジ止め剤もこんな調子なら逆効果。一度アダプタも工具も外しネジ止め剤を拭き取る。そして、最後の手段。ローション…じゃなくってグリスを塗って再チャレンジ。

なんでグリスを選んだか。長期戦になるのを見越して硬化というタイムリミットでの焦りを無くそうと言う作戦。そんなタイムリミットを無くしたところで、息子が起きる時間になったら、鬱陶しいので、それまでに決着はつけないといけない。どちらにしても時間がたっぷりあるわけじゃ無いけど…。

 

やり方を変えよう。そう思っていろいろ思案。

まずは自転車を寝かせる。そうすることで、真っ直ぐかそうでないか、分かりやすくなるはずだ。

それから、何ミリも入っていないのに、いきなり圧入は無理と判断。何ミリかは、ハンマーで叩いて入れる。向きさえ決まれば、体重をのせ…いや、ナットを締め込めばいけるはずだ。

 

穴にアダプタをあてがい、ハンマーでまんべんなく叩いていく。斜めになら無いように対角線上にハンマーを移動させながら…。昨日は小さなハンマーがインパクトが小さくて物足りなかったが、こうしたコツコツコツコツという微妙なバランスの打ち込みでは、このハンマーの本領発揮というところか。

今まで心許なかったアダプタを垂直に支える手に変化がある。アダプタが強い力で自立した。見た目、斜めには思えない。おお、いわゆる「先っぽが入った」状態だ!!


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/3.2, ISO 100

工具を戻して、圧入作業に入る。

壁に沿ってズブズブ入っていくアダプタ。押し込めば押し込むほど、抵抗は感じるけども素直に入っていく。圧入作業は興奮するという記事を見たことあるが、分かる!これは興奮ものだ。

ここまで来たら、もう後戻りは出来ない。俺はそれを望んでいる。自転車だって、それが幸せのはずだ。だったらこのまま一緒に行こう、シマノの世界へ…(何のラノベだよw)


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/60s, f/3.5, ISO 100

途中、何回かスコ、スコっと一気に奥に入るような場面がありまして、そのたびに、長ネジが穴の中心にあるか確認しながら、締め続けます。もうこの頃は斜めに入っているか?なんて気にもなりません。つーか、斜めになりようが無いですから。

いよいよ最終局面。あと数ミリでこの官能的な圧入作業が終わる…

あ、写真写真w

圧入完了直前(ホントギリだねw)でパチリ。あとは、どこでこの作業を終えるかですが、どうもツライチになるところまで圧入すれば良いっぽい。

良かったよ。さらに奥まで圧入と言うことだったら、角ワッシャ(小)をまた装着か。面倒くさって思ってたから。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/3.2, ISO 100

工具を外して圧入完了。ツライチ…と言うよりは、面取り部分が0.5mmほど少し外に出ている状態で左右の出のバランスが取れています。

これだ…!この光景が見たかった!!


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/2.8, ISO 100

圧入作業に使ったアイテム達。

昨日は失敗したと思った100円ハンマーが、今日は大活躍でした。あとシマノ純正デュラグリス。ホント万能だな、君は。

 

あれ、ネジ止め剤は?アイツ、今後使うことあるかなぁ?


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/3.2, ISO 100

あとはアンカーの時のようにBBをはめるだけ。もう、この辺は目を瞑っていても出来る(左右は確認しようね!)

 

BB30は圧入という、最もシンプルで、最も精度の出るベアリングの固定をしている。それなりの工具を使って圧入すると、短時間で高精度のベアリングの固定が出来るんだろう。

しかし、それは素人のメンテナンスという楽しみを全く考えていない方法なのだと言わざるを得ない。現に昨日今日の作業は本当に難度の高いものだった。BB30の考えは、自転車整備はプロに任せておけよ。その方が自転車屋も儲かるんだからさぁ…そういうビジネスモデルなのかもしれない。

でも自転車は速く走るだけが能では無い。もちろん、楽に速く遠くまでが、ロードバイクの使命だが、俺は「自転車は原寸大のプラモデル」の部分に心惹かれている。ただ、プラモデルと違って、設計図も完成図も無いがw まるでディズニーランドだね。

 

そういう人の気持ちを分かっているのはシマノとなってしまうんだろう。シマノだって専用工具はいっぱい出している。しかし、そのどれもが扱いやすい。ユーザーフレンドリーなわけだ。簡単に外れ、簡単に取り付け出来る。簡単だから、ユーザーは気軽にパーツ交換の恩恵を知る。もっと良いパーツが欲しくなる→パーツが売れる。俺はこのビジネスモデルが好きだ!大好きだ!(錦織風に)


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/60s, f/3.5, ISO 100

ホローテックが付いたCAAD10。これを格好良いと見るか、キメラと見るか。それは見る人次第ですが、世界最強と言われるキャノンデールのアルミフレームを、これまた多くのプロが使うシマノのコンポで走らせるのは、やはりひとつの究極の形なのでは?と思ったりします。(この方向の本当の究極は、全部デュラとかだろうけど、あんまり高価なものには興味が無かったり。コスパとか、俺が使いこなせるってところに重きを置きたいね。)


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/60s, f/3.5, ISO 100

はい、この状態で定点撮影。見事シマノ化できました。今日の下ネタ混じりで行けば、大人になっちゃった記念のプリクラ…ああ、なんか書いてて恥ずかしくなってきたw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

お、まだ俺以外の家族は起きてこない。だったらクランクまで交換しましょうか。

ホントあいつら寝るの好きw

 

前も書いたと思うけど、このFSAのチェーンリングが「チャララララ」みたいな異音出してたんですよ。なんかママチャリみたいで安っぽかった。こいでいる最中にラチェット音みたいな。

で、Tiagraのものと比べても何がどう違うわけじゃ無いんですけどね。若干、Tiagraの方が歯がノコギリのように尖っているのかなと。あと材質で、FSAの方がより振動の影響を受けるって感じなのかもしれません。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/160s, f/5, ISO 100

久々に左クランク取り付け。

左右から締め付けたり、脱落防止のロック引っかけたり、ねじ穴のふたをしたり行程は複雑ですが、その一つ一つの作業は難しくない。力も要らない。

ちょっと浮気してみて、シマノの良さを再確認です。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

シルバー系でまとまった右クランク。

色々傷が入っていますが、この鈍い光沢のクランクがやっぱ良いですね。

トレンドは黒なんでしょうけど…。

車の色を見れば分かるでしょうが、基本シルバー好きなんで。(ママチャリ除く自転車のフレームって本当にシルバー無いよねぇ。)


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

さて、完成です。

シマノクランクに変えて、異音がぐんと減りました。ありがたい話で。

 

このあと、もうちょっと時間があったんで、チェーンの清掃&リアディレーラーのプーリーの分解洗浄をしました。ガイドプーリー(上の方)が若干目詰まりしてる?って感じだったので。走りに効果があるかは別にして、気分的にスッキリしたかなと。

で、その洗浄中に。

 

「佐藤さんに宅急便です。」「はい?」


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/30s, f/8, ISO 3,200

届きました。手遅れですwいらねーよ。

でも、これを発注してたから、自作工具でのベアリング外しに挑戦出来たというのがあります。途中で計画が頓挫しても、ちゃんとした工具が来るから、翡翠丸Cに乗れない期間は短くて済む。まあ、保険ですね。

保険かけておいて、「あー、今年も無事故だった。無駄金使っちゃったよ。チクショー!」って言うのはちょっと格好悪いかなw

 

でも多分、これを使ったとしても、悪戦苦闘したのには変わりないだろうなぁw

次は絶対BB30にするつもりは無いので、多分、もう使わないw 「新品、未開封」で出品して、ナンボか回収したいねw


さらばBB30。その1 ~自作工具だけでシマノ化するヒントのようなもの?

2015年08月29日 | 俺のDIY

木曜日のことですが、家に帰ると、こんなものが届いていました。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 200

(なんか写真が曇っていますが、レンズフィルター(プロテクター)が汚れていましたw 情けないw)

サ○クリーで発見した中古のBB30シマノアダプター。

こんなものが中古で出るなんて、珍しすぎると思わず反射的にポチってしまったんですが、こんなもの買ったって、工具が無くちゃね…。

と言うことで…

この「BB-30 ベアリング取外し工具」をAmazonでポチ。

あとは、この工具の到着待ち…だったんですが…

 

今日、土曜日、実家のお袋に呼ばれて、先日の台風で庇に付けていたすだれが飛んでしまったので、その固定具を買ってきてくれと頼まれまして、ホームセンターへ。

お袋の買い物は適当に済ませ、

BBアダプタを圧入するときの工具を自作する部品の下見をしておこうと…ネジ売り場へ。

 

…これと、これと…あれ?これをこうしたら…あの幅に入るし、引っかかるし?

工具待たなくても、ベアリング外れないか?ということで、色々買いました。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 640

まずは長ネジ。太さはM10。長さは20cm。もうちょっと短くて良いと思ったんですが、俺のアイデアでは、あまり短いと危険なのでw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.8, ISO 400

そして角ワッシャ。これは、ある程度の大きさが欲しかったのでM12のものを。このサイズだと、BBシェルより大きいから、BBアダプタの圧入には必要なものです。

左右1枚ずついるので、2枚入りは丁度良いです。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 400

もうひとつの角ワッシャはちょっと小振りなM10のもの。正直4枚も要らないと…。この時は思っていましたw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 200

サイズ表。

小さい方の角ワッシャ(M10)の1辺の長さが28mmってのがビビビでしょ?


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 320

あと、ナットと丸ワッシャも。

ワッシャは要らないかなと思ったんだけど、こんなの一袋98円とかなんで迷ったら買っておこうかと。

このネジ関係の部品は合計900円ぐらい。これでBB30のベアリングが外れたら安いよねw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 640

あと百均でプラゴムハンマーを。これが何と100円ですから恐れ入ります。

これは4オンスだけど、頭の大きな8オンスもありました。大きな方は細かい作業に向かないのでは無いかと、小さな方を買いましたが…

大失敗w

大きな方を買っておけば良かったw この大きさって全然インパクト無いw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.8, ISO 1,000

BBアダプタを接着する。ネジ止め剤。

ネジ止め剤って、こんな小売りって珍しいとヤフオクで購入しましたが、こんなのヤフオクで買わなくても、ホームセンターにもこんな小瓶のネジ止め剤売ってるのね。

値段もほぼ一緒。300円ぐらい。

 

ただ、これを使うかどうかは微妙。

BBアダプタの圧入には、何も付けない。ネジ止め剤を使ってしっかり固定。グリスを塗って作業性重視。いろいろ意見があって、何を使えば良いのか答は無いらしいw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/4.5, ISO 100

もうひとつ買ったのが、10mmのアーレンキー。これが無いとBB30のクランクは外れません。

これも300円ぐらい。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/160s, f/5.6, ISO 100

これを使うと、左のクランクは簡単に外れます。(結構力が要るけど)

 

あー忘れてる。ペダルはクランクを外す前に外さないと結構大変なんだよな。よい子は真似しないようにw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

ホローテックIIの感覚で行けば、左のクランクが外れたら、右のクランクも外れたようなモンなんだけど、BB30はここからが大変。

ベアリングと、クランクの軸がきっちり同じ太さで、なかなか抜け無い。

写真の段階までは、ハンマーを使えば簡単に行く(逆に言えば、手だけでは、ここまで行くのも無理w)んだけど、右側のベアリングに、軸が引っかかってどうにもこうにも。

こんなに堅いものなの?それともうちの個体だけ?

どちらにしても5-56を吹き付けたり、あの手この手を試します。

 

最後は、チェーンリングをハンマーでぶん殴って…


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/4.5, ISO 100

やっとはずれました。

こんなモンに15分とか。先が思いやられる。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

クランクを外し、カバーを外すと、ベアリングが見えます。

ベアリングは、BBシェルの縁よりも2mm程奥まったところにありますな。(実は、この気付きが、今回の勝利の鍵!)

 

さあ、これを自作工具で内側からぶん殴ってベアリングを外すんですが…。もう、俺、クランク外しで体力使い果たしたよ…。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4.5, ISO 100

俺が考えた自作工具はこんな感じです。これをハンマーで殴り倒します。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/80s, f/4, ISO 100

右2つのナットは、互いに締めあって、動かない様にしています。そこに角ワッシャ(小)を入れ、ガタガタしないようにさらにナットで固定します。

これで…

この工具と同じ働きをする…はずですw

 

いかにも強度が足りないような気がしますがw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4, ISO 100

角ワッシャ(小)は1辺28mm。BB30のベアリングの内径は言うまでも無く30mm。この角ワッシャをBBシェル内に入れるのは容易です。

これをBBシェルの中で立てれば、角ワッシャの角が、ベアリングに引っかかって衝撃が伝わると。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

角ワッシャはナットで固定します。

 

おっしゃ、俺完璧!

反対側からハンマーで殴り倒します。ネジが短いと、手指をハンマーで潰しちゃう可能性があるので、ちょうど良い感じの長さかな?

 

5,000円の工具でも5分とかかかるとか言ってたな。じゃあ、俺は10分か!

ガンッ!

ガンッ!

10分経過… うーん全然動いてないな。

ここで、工具をBBシェルから抜いてみる。「ああ、強度足りなくて反ってるよ!」角ワッシャを3枚に増加。最初は4枚入りとか多いと思った角ワッシャ(小)。やっぱ大は小を兼ねるわ。

 

ガンッ!

ガンッ!

20分経過… ウソだろ?休まず打ち込んでるんだぜ?

ガンッ!

ガンッ!

30分経過… なんで?ピクリともしてないぞ?

 
いかん!この方法を100年続けても外れないような気がする。 

せめて1mmでも動けば、その気になれるんだが…。

 

1mm? いや1mmと言わず2mmなら動かせるんじゃ無いか?

早速あるものを組み合わせて、上のような工具を作ってみた。

グレーはBBシェル。赤いのがベアリング。水色がネジ。

 

工具をハンマーで叩くのではなく、BBシェル外側に圧入用に購入した角ワッシャ(大)をセット。これを黄色のナットで締め付け=BBシェル内の角ワッシャ(小)を引き寄せる=ベアリングが最大2mm外にずれる。

 

ずれるところにはあらかじめ5-56を噴いておく。これでBBシェルとベアリングの中に潤滑油が入れば、いくらか外れやすくはならないか?

 

ベアリングがBBシェルとツライチになるのには、そんなに苦労は無かった。何より「動いた」という実績が「この冗談みたいな工具でミッションクリア出来るんじゃないか?」という期待に変わってくる。

アドレナリンが、ドバドバ出てくるぜ!!

 

でも、ツライチから先も困難の連続。全然先に進まない。

ふと思う。力が4つの角に分散されているから、力が入りにくいのでは?1点に集中したらどーよ?

 

試しに、ベアリングを角ワッシャではなく、長ネジ本体で突いてみた。

ベアリングがBBシェル内で傾く。ああ、いかんいかん。反対側を突いてみる。うん?少し飛び出た。斜めになった時に、密着していたベアリングとBBシェルの隙間が出来、そこに5-56が入り込んだか?

そうと決まれば、突いて突いて突きまくれ!!


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

抜けたぁ!!

ベアリングにアタックを開始してから1時間半!やっと片方のベアリングを外すことに成功。

何が10分だよw 9倍の時間かかってんじゃん。

 

あんだけ、何回もぶん殴っておいて、このベアリング、問題なくヌルヌル動いてやがるw

あれ?BB30のベアリングって、すごいのかすごくないのかサッパリ分からないわ。

 

でもコツは掴んだ!次は右側だ。右は最初から、ベアリングをナットで引っ張る。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100

こちら側は、15分で外すことに成功。

 

もうBB30のベアリング外しは怖くないぜ!!

…ってもう金輪際外すことは無いのかw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/80s, f/4, ISO 100

あとは、ベアリングの入りすぎを阻止するスナップリングを外すんだけど、俺の工具箱にはなぜかこんなペンチ(スナップリングプライヤー)が。

これは、俺がまだチェーンにミッシングリンクを使っていた頃、これで外れないかと買った工具。結局役に立たなかったんだけど、まさかこんなところでお世話になるとは…。

 

俺は工具は基本的には捨てない(道具を捨てるのは、自分の腕を捨てるみたいで。)人だが…やっぱり捨てないのは大事だなと。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4, ISO 100

今日外したモノズ。

こんだけ外すのにどんだけの時間を費やした?

どんだけハンマー振り回したよw

何人の近所のガキに「おじさん自転車壊しょん?」と言われたろうw

 

BB30使いである限り、ベアリングのトラブルは宿命。その度ごとに毎回、この様な深夜には近所迷惑のような作業をしないといけないのかと思うと、ここでBB30を見限ったのは大正解かもなと思ったり。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4, ISO 100

うーん、結構BBシェル内に傷が入っているかも?

目立つものは、BBアダプタの挿入の時の邪魔になろうから、ヤスリがけしてキレイにしておこう。

またBBシェルの下の、ケーブルガイド固定用のネジも邪魔になりそう。忘れず外さなきゃ。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/60s, f/3.5, ISO 100

今日頑張ってくれたハンマー。

もうすっかりボロボロです打ち付けたのは、何百回じゃきかないもんな。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4.5, ISO 100

最後に、自作工具はどうなったかというと…

 

角ワッシャ(小)は、結構曲がってるでしょ?何回も使えるってものじゃないな。でもよく頑張ってくれました。

 

と言うことで、この道具を作ってみようとされる方は、自己責任で。

こんなんで、BB30のベアリングを外した事があるヤツがいるという紹介であって、あなたの自転車のベアリングも、この方法でバッチリ外れますとは言ってません。

 

…でもこれで、ベアリング外し工具は、もう要らないな。Amazonに通らばキャンセルを申し込もうと思ったが、もう発送済みでした。…はははw

 


自転車室内保管出来ない者の悩み…

2015年08月25日 | 俺の日記

台風15号、すごいですね。朝目を覚ましたのは、突風の音でした。

慌てて、iPadで現在の台風の位置を確認。急に進路を変更し、岡山に直撃すべく、今頃四国に上陸したのかと…そう思ったからです。

でも実際は、九州の熊本辺り。ええ?その辺の台風で岡山にこんな風が吹くの?久々に「非常に強い台風」が衰えずに日本にやってきたなと思いました。

 

早速5時半頃でしたが、まあ、何とか明るかったので、カーポートに行き、コルトプラスを道に出し、空いたカーポートに翡翠丸C、山翡翠丸ほか、全5台を寝かせておきました。

寝かせるのもそーっと置かないと、パターーーンって倒れそうでw ちょっとオドオドです。

 

ちなみにうちの翡翠丸C、この状態で9,700gです。

正直軽いとは言えないですが…

スタンドを外す -300g

リング錠を外す -200g

ライトと取り付け金具を外す -200g

バッシュガードを外す -150g

フロントバッグのマウンタを外す -200g

もうこれで約1kgの減量が可能です。

 

あと、スプロケットをアルテグラに戻すと -100g

ホイールも軽量な上位製品にすると -500g

 

あと、本当を言えば、ペダル外して計測するので、 -600g

色々外して、もう少しお金をかけると、7kgの前半も夢じゃ無いと。

 

ただ、その分、風に倒されるのに弱くなっているかなと。カーボンキラーと言われるCAAD10のフレームは、極限までアルミを薄く加工しているらしいので、一説には並のカーボンよりデリケートさを求められるとか。

だから、突風には神経質にならざるを得ません。

 

正直、室内保管出来る人、うらやましいです。

こんな書き込みしている間も、風がビュービュー吹いています。今日は扇風機要りません。(少し開けた窓から入ってくる風が結構心地よい。)

いつまで吹くんだろう?とっくに日本海に抜けているのに…。


かゆいところに手が届く、そんなパーツは高いよねw

2015年08月22日 | 俺のDIY

ワイヤーが切れたり、雨が降ったりで乗れなかった翡翠丸C。大きく仕様変更はしていませんが、あれこれいじってみました。


Canon EOS 5D Mark II + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/250s, f/5.6, ISO 100

久々にOLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4での撮影。実は、行方不明になっていたのですが、「どうせ防湿庫の奥の方にあるんだろ?」位で本気で捜索していませんでしたw

カバンのポケットから見つかったときには、カビカビになっているのを覚悟しましたが…異常は無く一安心。神レンズはこんなところでも神っぷりを発揮。

 

さて、翡翠丸Cのフレーム、キャノンデールCAAD10にはワイヤーの張り具合を調整するアジャスターが無いので、別売り品を取り付け無いといけません。

今回取り付けたのは、ジャグワイヤー BSA035 ロケットアジャスターです。(写真の黒いパーツ)

どこがロケットなの?部品単品でみるとロケットに見えないこともないw

ほんのちょっとしたパーツなんですが、これが2個入りで846円。1個400円以上。材料代で言えば5円もしないようなものなんだけど、かゆいところに手が届く様なパーツは、「アイデア、それが単品で買える」事に価値があるから、文句は言えないよな…

ちなみにその上の青メッキのシフトマカロニも結構なお値段です。3個入りで1,622円。1個500円超。


Canon EOS 5D Mark II + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/250s, f/8, ISO 100

これを左右に付けました。

こういうのは左右のバランスが大事なんで。ぶっちゃけ、右手側(リア)はリアディレーラーにアジャスターが付いているので多分使うことは無いでしょうね…。

良く、「アジャスターが2つ付いている方が調整の幅が広がって便利」って人もいるけど、シマノのマニュアル通り組めば、そんな調整幅要らないし。

そこを分かりやすく紹介してくれているのはサイクルベースあさひのリアディレーラーの調整方法だなー。

面倒かもしれないけど、一度リアディレーラーのワイヤーを外した方が近道。

まず、ワイヤーをつけてない状態で、一番小さなギアの真下にリアディレーラーのガイドプーリー(上の方の歯車)が来るように調整さえ出来れば、あとは微調整です。

 

落車して、ディレーラーハンガーが曲がったりすると、ある程度ワイヤーにテンションがかかっていないと、一番小さなギアの真下にリアディレーラーのガイドプーリーが来ないので、その位置を見失うと、延々と「ここはうまくいくのに、ここはずれてる」という迷宮入り。休日はずっと手でクランクを回していたいって人は、そういう趣味も良いだろうけどw 俺はお勧めしないなw

シマノを信じましょう。すごい精度のパーツ群です。だから、1速が合えば9速まで合う様に出来ています。シマノがどうしようも無い所、取り付ける人によってワイヤーのテンションがまちまち。そこを解消する微調整(ほんの1,2ミリの張りの調整)だけすれば良いんだから。

あ、この写真でも分かりますが、リアブレーキのアウターワイヤーも交換しました。これで、ハンドルを切りすぎて後輪がロックしてしまうなんてことも無いし、安心です。


Canon EOS 5D Mark II + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/320s, f/8, ISO 100

ワイヤーの先っぽのキャップも再利用可能なものに交換しました。

パーツの名前はギアループ スクリューインナーキャップ 4個セットです。

これまたお高くてw、4個入り972円です。1個200円超です。部品代なら1個1円もしないでしょうな…。

再利用不可なものが1個10円程度なので、20回のワイヤー交換や調整をすれば元が取れると。

 

…そんなの何年かかるんだよw

実は、このパーツはネジで固定するんだけど、そんなにガッチリ固定は出来ません。普通に走っての脱落は無いでしょうが、故意に引き抜かれたり、草っ原の中を走ったら、引っかかって外れるかもしれません。

外れたら、喪失感は激しいだろうな…w

 

前の写真のウンチクの続きですが、リアディレーラーのアジャスターでワイヤーのテンションの調節をしましたが、アジャスターから出ている銀色の部分が調節した量です。

翡翠丸Cの場合、1mmも調節していません。…って事になります。

うーん、自分で書いてて空しくなるなぁ。じゃあ、本当に何のためにハンドル側に不要なアジャスター付けたんだろうw


Canon EOS 5D Mark II + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/1600s, f/8, ISO 100

ということで、全体図。

ちょっと走ってみての不満はこのクランクかな?FSAのクランクはシマノに比べて変速性能が良くないと聞くけど、まさにそうw シマノのチェーンリングは変速しやすいように、歯が色々ねじれていたり、尖っていたりするんだけど、FSAの歯は全部同じ形。シマノはFDが動いている時から変速が始まって、FDが止まると同時に完了する感覚なのに、FSAは、完全にFDが動ききったあとから「は、ほんじゃ変速しますよ、よっこらしょ。」そんな感覚。

あと、チェーンリングから、常に「シャラララララ…」って音がするのも不快。最初はFDがチェーンに当たってるのかと思ったけど、明らかに当たってない。

これは、このチェーンリングだけシマノTiagraのものと変えようかなぁ?そんな事考えています。

それとも一気にBB30を卒業しちゃう?

 

サドルの位置が、ここまで上がってしまいました。

おいおい、無理していない?と思われるかもしれませんが、実はハンドルが前より低くなってるだけなんでw

この前傾姿勢、お腹周りがちょっとキツいw

でも、翡翠丸Aでは感じられなかった、攻めてるって乗車姿勢は、鼻息荒くなっていいですね。

 

こんな乗車姿勢が調整出来るのはロードバイクの良いトコロ。

オートバイとかフレームサイズが選べられなかったので、足つきとか手の長さで諦めないといけないケースもあったモンな。

俺がフェーザーFZ250に乗りだしたのは「女性にも安心の足つき、ライディングポジション」ってところが大きくてねw

フェーザーが足つきが良かったのはエンジンを前45度に倒したジェネシスエンジンのマウントのお陰。

またガソリンタンクがエンジンの後ろにあたりにオフセット出来たので、タンクの位置も低く出来た。だから、シートとタンクの落差もほとんど無い。

だから、ツーリングに飽きた頃には、バイクの上に腹ばいになってウルトラマン~って乗ってたな~w

本当は、こんなレーサーレプリカにも憧れてたけど、シート薄い割に足つき悪いし。タンクが盛り上がって、腹がきついし、前に抱え込むような姿勢が辛いから、ハンドルが遠く感じるしw

フェーザーの次(セロー)の次に乗ったFZR250。

ちょうど女性が乗っている写真があったので拝借。

これまた小柄なライダーにちょうど良く作られていたなぁと。まあ、中身はほとんどフェーザーと同じなんで、乗車ポジション一緒なのは当然なんですけどw

 

そういえば、阪神大震災で、高速も新幹線も潰れたときに、これに乗って大阪まで行ったっけ。(理由は聞かないでくださいw)

神戸の辺が大渋滞で、ノロノロ走っていると、このカウルのせいでオーバーヒートして困ったなぁ。木陰でバイクもライダーもぐったり…今となっちゃ良い思い出。

俺の乗った最後のバイクになりそうなR1-Z。

これも足つき良いし、腹回りにも余裕があって楽な単車だった。先輩の紹介してくれたショップで安く譲ってもらったんだけど、正直2ストはキックでエンジンかけるのとか面倒くさいと思っていたので、見るだけ見て買うのは断ろうと思っていたんだけど、跨がった瞬間、「もうちょっと安くならないですかねぇ」って価格交渉してたしw

足つき良いから、キックがやりやすかったというのも購入決めたきっかけ。正直キックは苦手でw フェーザーのあとに乗ったセローは足つき悪いし、サスペンションのストロークも大きいからバランスが悪くて思い切って踏めなかったw だから、オーナーでありながらキックでのスタートは数えるほどしか成功しなかったw(セルスターターがあって良かった) でも、キックが苦手ってのはこのR1-Zで克服出来たかな。

 

そういえば、このR1-Zでバックミラーに引っかけたヘルメットが当たってキルスイッチがoffになっているのに気付かずに1時間ぐらいキックし続けた事があったっけw

何回もキーを抜き差し、ニュートラルに入れて、リザーバータンク?タンクは結構入ってるし、プラグか?と色々試行錯誤。

結局、最終手段の押しがけを試みようとして、ヘルメットを持ち上げたときに気付いたw アレが夜なら、朝になるまで分からなかったよなw

 

…そう考えると、自転車って、完成品を買おうと思ったり、メンテはショップに任せるって事になったら、お金がいくらあっても足りないけど、何でも自分でやろうと思ったら、そんなに清水の舞台から飛び降りそうなことはないし。

こんな事は出来ないかな?と思ったら答はネットにあったり、それが出来るパーツがすでに売っていたりとか。

考えて、組み立てて、走って、疲れて、飲んで食って、休んで。自転車って楽しいねw


Canon EOS 5D Mark II + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/100s, f/8, ISO 200

で、試運転がてら、先日フェイスブックで知った国富の「cafe 醤(ひしお)」に行ってきました。

噂通り、何の店か分からないし、ちょっと入りにくい感はあるけど、ここで何かしら酒の知識が深まるのなら…。今まで通り飛び込むしかねーな。

ここのご主人は日本酒好きで、すぐに意気投合出来ました。まあ、お店貸し切り状態だったので、ずっと2人で話してたからですけどw

興味深かったのは、「日本酒ブームって、どこがそうなのかと。一部の高級酒がもてはやされて、酒蔵が利益度外視で出しているものだけが売れて、酒蔵の経営を支えるリーズナブルなお酒は売り上げが下がっている。この状態が続くなら、ブームと言われている中、また蔵が次々やめていくという不思議な状態になる。」という話。

そりゃそうだよな。売れるお酒はイオンのような大手が買い占めて、そうで無いお酒は、小売店に出回るけど、売れなきゃその小売店は廃業だw

じゃあ、どうすれば良いんだろう?「たまに日本酒飲むのなら、高級なもので…」そういう人が「毎日飲むなら安酒で」ってなれば良いのかも?いいのかな?


Canon EOS 5D Mark II + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/60s, f/2.8, ISO 200

で、手ぶらで帰るのは何なので、なんか買って帰ろうかと思って、お勧めは…って聞くと、ワインだとかw

ワインは全然分からないのでどれが良いかと聞くと、どんなワインが好きと言って貰えるか、ひとつ飲んで貰って、もっと○○って言ってもらったら探しやすいんだが…と前置きをした上で、

「味の違いなんかよりも、濃いのが好きか、薄いのが好きかが重要。薄いのが好きな人が濃いの飲んだら、何飲んでも「苦手な味」になる。あと値段。日本酒と違って、高いから良いって訳じゃ無いよ。」

「岡山のワインはどれもこれも今イチ。何十年も前に赤磐に良いワイナリーがあったけど、サントリーが吸収して消えたなぁ。国産ワインは北海道辺りがいいんじゃないかな?」

「好みの味からアプローチ出来ないのなら、ミーハーな選び方もあるよ。」

 

…と言うことでお勧めいただいたのが写真のスペインのワイン「エヴォディア」。何がミーハーかというと神の雫という漫画で紹介されていたんだって。

確かに評判も良いわな。

 

で、早速晩酌。

「今度来るとき、エヴォディアで良かったかどうか教えてください。そこから合うワインを決めましょう。」って誘ってもらったんだけど…。

 

これでいいわw

 

ソムリエ風の格好良い表現は出来ないけど、どこにも苦手って要素が無い。飲み応えもあるし、渋いとか苦いがやんわりで、適度なブドウジュース感もある。良いワインにはこれにプラスアルファがあるのかもしれないけど、俺は、このワインには何も足さなくて良く、スモークチーズを一緒に欲しいかな?って思うぐらい。

あと、名前に「エボ」って付くのが良いのかなぁw

この値段でこのおいしさなんだ…(1500円)。これはワイン界の黒霧島だなぁ(褒め言葉)。

 

…うーん、人間ドック前には酒は断とうとしているのに、なかなかうまくいかないw


下手な考え休むに似たり。高価な工具は買いたくないなぁ…

2015年08月20日 | 俺のDIY

今日は雨です。雨の日は自転車に乗れない?

いあや、昨日ワイヤーが切れて、手を入れていないので、どっちにしろ乗れないのですが。

 

ただですね、これだけ降ると翡翠丸Cはビショビショな訳です。一応カーポートの中には入れてはいますが、吹き込む雨はどうしようも無い。

で今まで雨はそんなに怖いとは思っていなかったのですが、翡翠丸CのフレームCAAD10はBB30なんですよ。このボトムブラケット(BB=ペダル回すところの軸)はベアリングに水がかかりやすく、トラブルが発生しやすいと。グリス切れ、錆の侵入の元になってパキパキ音がするようになると言うわけです。

で、このBB30を諦め、シマノのホローテックIIに変換っする方法ってのあるんですが、コイツが結構大変で。しかもDIYって事になると、高価な工具を買わないといけないし、しかもその工具のお世話になるのは1回。

なんか勿体ないw

まずは王道の変換方法をご紹介します。

1.まずは既存のBBを外さないといけません。しかし、このBBは圧入(強い力でのはめ込み)をされています。回して取れるようなものではございません。

そこで必要になるのが…

このPARKTOOL BBベアリングツールセット BBT-30.3なる道具です。これが5,000円ぐらいします。

そして新たなBBを圧入しようとしたら、この様な工具グランジ プレスフィット BB インストールツールが必要になります。これは4,000円ぐらいします。

圧入しなくてもこのKCNC ロードBB 68MM シマノ BB30を使えば簡単にホローテックIIのクランクを使用することが出来ますが…

7,000円近くする高価なパーツの割には、壊れやすい部位があるとの話だし、何よりBBなんて大事な部分はシマノ製のものを使いたい。

すると、シマノのBBを使えるようにするには、BBシェルにこの様なアダプタ、FSA B3119 BB30用アダプターを圧入しないといけない。これは3,000円ぐらいのものです。ただの鉄の筒なのにw

 

で、こんなの面倒だ!お店に任せるってなると3万円だそうです。また、そもそもこの様な改造はお断りって店も多いですね。

 

そこでいろいろ考えました。

考えただけで実際出来るかどうかは不明ですがw(実践される方は自己責任でお願いします。)

 

まずはBB外し。この部分に5,000円の道具はちょっと厳しいので、次の道具を用意します。

これはFSA BB30 ベアリング リムーバル ツールと言って、先ほどのBBT30.3の先っぽだけを売ってるような感じです。お値段1,000円ほど。

これをこう使います。

もう説明無くても分かりますね…え?分からないw

グレーがBBシェル。赤いのがベアリング、水色がリムーバブルツール、黒いのがクランク、オレンジは雑巾で、その隣はゴムハンマーです。

 

リムーバブルツールの弱点は、この形状だと、真っ直ぐ押せるかどうかが危ういです。BBT30.3は真っ直ぐ押せるように、青色のガイドが付いています。これは専用工具の勝ち?

いや、外すべきベアリングを利用すれば…ちょうどサイズぴったりのクランクでリムーバブルツールを押せば?結構簡単に外れるような気がします。

 

次はBB30用アダプターの圧入ですが、圧入の道具なんか使わなくても良いのでは?と思います。

だって、BBインストールツールも左右の円盤を中央に締め込むようにしてBBシェルの中に部品を押し込んでいくのですが…その左右のねじ込む円盤って買わないといけないんでしょうかね?

シマノのBBのBBカップをうまく利用出来ないかなと思っております。

つまりこう。

水色がBBシェル、灰色がアダプター。黒がBBカップです。

アダプターには線が入っていまして、そこまでは手で入る。そこから後は機械で締め込んで。ただしハンマーでぶち込むような手荒なまねはヤメテね?というもの。

 

まずは線がある方にBBカップの右側を取り付けます。それを台の上に置き、フレームを載せます。ある程度はフレームの重さでアダプターはめり込むでしょう。

それからBBカップの左側を取り付け、締め込んでいきます。そしたらネジで吸い上げられ圧入と同じようにならないでしょうか。

 

…うまくいかないかなぁw

 

まあ、この辺の道具は1回使って、即ヤフオクで半額ぐらいは取り戻す。そういうのが良いのかもしれないですけどね…