さあ、TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)とOLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4を手に入れた最初の週末。
頑張って、伝説の継承者になるんだと意気込んではみたものの…台風のような雨と風。こんな中撮影散歩なんてわざわざ機材を漏電させに行くようなものです。
さては、このレンズのどちらかが雨レンズなのか?
それはさておき、今日はおひな祭りの(岡山は4月がひな祭りです。)お寿司を作るというので、実家に行きました。そこで、このレンズのシェイクダウンと行きましょう。
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/30s, f/不明, ISO 500
俺はオールドレンズを使う時は絞り優先モードで撮影します。で、レンズとカメラボディとの通信が遮断されているマウントアダプタでのオールドレンズの使用では、ExifデータにF値が残りませんので、今後データ記載の際には「f/不明」と書きます。
ただし、記憶が明確であるときは書くこともあるでしょうけど。
俺の持っているOM-EOSのマウントアダプタは、電子接点を持っており、フォーカスエイド(ピピッという合焦時の通知)が出来るので、ピント合わせはそんなに苦ではありません。さらに、先日のテストで開放では結構被写界深度が浅いというのは経験しているので、F値は2.8-4あたりを行ったり来たりの撮影です。
人物撮りにはなかなか使えそうですね。このレンズ。
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/50s, f/不明, ISO 500
今年から小学生のお姉さんの方はしっかりお手伝い。
「片手でやらず、ボウルを左手で支えたら?」
「お父さんこそカメラなんか撮らずに、ボウルを持ってて。」
うーん、どっちの言い分が正しいかw
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/60s, f/不明, ISO 500
酢飯作り。
子供たちは、うちわを渡されて、扇げと言われても、まさか酢飯を冷ます作業とは思わなかったのか、酢飯を混ぜるお袋を扇ぎだして大爆笑。
そりゃ、一生懸命混ぜていたら暑くなると子供ながらに考えたんでしょうがwちょっとちがうw
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/30s, f/不明, ISO 500
で、下の子は早くも飽きました。
さて、彼のしているサインはなんでしょう?
彼はまだピースサインが出来ないので、その代わりに写真を撮る時には、ああやってピストルを構えるような感じで、2本の指を立てます。
「2本指を立てたら良いんだろ?」
そんな感じで思っているんでしょう。
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/60s, f/不明, ISO 500
酢飯が出来たところで、手巻き寿司(?)パーティ。
お?これはマクロレンズの出番か?早速レンズチェンジ。
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/200s, f/不明, ISO 500
どうでしょう?
寿司自体はボロボロですがw
でも海苔の照りとか、卵の質感とかは非常に良く再現されていると思います。
で、このレンズ人物撮りはどうなんでしょうか?
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/13s, ISO 500, f/不明, -0.3Ev
胸から上を撮影したい。なんて時には90mmというのは結構使いやすいですね。100mmだと、少し離れているな…という感じしますし。
被写体と離れると、相手が子供だと寄ってきたり、撮影されているという自覚がないためにどこかにいなくなってしまいますからw
お?レンズをTAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)に変えたとたん、外が明るくなったぞ?雨がやんだようだ。
…となると、雨レンズは…OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4の方か?
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/6400s, f/不明, ISO 500, -0.3Ev
庭に出てみたら、雨が止んだ直後なので、濡れた草花がいっぱい。こりゃチャンス。
このスイセンは、真ん中の普通なら黄色の花びらまで白いという品種。スイセンは土手でもよく見かける何でも無い花ですが、この色は珍しいですね。
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/250s, f/不明, ISO 500, -0.3Ev
雨上がりにひなたぼっこするテントウムシ発見。
こりゃ、狙い甲斐がある。TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)の実力を測るテストにはもってこいだ。日も照っているし、条件は悪くない。
(上の写真の等倍トリミング)
なるほど。さすがに伝説になるポテンシャルは十分にあるレンズと言うのはよく分かる。無いのは俺の腕だけだw
葉っぱの表面の細かい模様なんか、本当に鮮明に撮影されている。このピントが触角に来ていたらw
本当にわずかの差。腕がないw
なら絞れば?
なんだけど、絞ると、どうしても露出、ホワイトバランスがデタラメになっちゃう傾向になるので、基本絞り開放で。特に、こうした生き物は一瞬一瞬が勝負ですから。一番リスクの少ない方法で。
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/320s, f/不明, ISO 500, -0.3Ev
水玉。良いですねぇ。
これも等倍で見ると、葉っぱにびっしり生えた産毛のようなものまでキレイに見えます。
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)(トリミング)
1/500s, f/不明, ISO 400, -1Ev
テントウムシはゆっくりとした移動をしますが、首を振ったり、足をチョコマカ動かしたりと、なかなか早い細かい動きをする昆虫です。だから舐めて撮影すると、結構ピンぼけしちゃう。
これみたいに1/500秒ぐらい稼げるようにISO感度を設定する、明るさの補正をするのが重要。
あれこれ考えて、狙ったとおりの写真が撮れると、ちょっと嬉しい。
これは、前ぼけを入れつつ、テントウムシを…という狙いで、前ぼけになっている葉っぱを通り過ぎた瞬間を狙ったつもりだったんだが、0.1秒早かったw
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/125s, f/不明, ISO 400, -0.3Ev
マクロ撮影に満足して台所に戻ってみると、手仕込みかいw
まあ、一度にたくさん作る田舎スタイルの伝授なのかな?
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/500s, f/不明, ISO 400
でも、盛りつけるとなかなかオシャレなちらし寿司になりました。
おいしそう!!
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/160s, f/不明, ISO 400, +0.3Ev
ちらし寿司は晩に食べるとして、実家の近所の「うどん およべ」に昼ご飯を食べに行きました。
ちょうど俺の弟の家族も、市内に出て来ていて、ここで合流です。
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/60s, f/不明, ISO 400, +0.3Ev
うちの甥っ子。
結構暖色系の控えめの照明のお店なので、ホワイトバランスとかどうなるんだろうと思いながらの撮影。
ま、そんなに外していないかな。もうちょっと自然に青みをかけようかなと思いましたが、記憶の色はこのまんまなので、これでOKにします。
弟はカメラに興味無いのだけど、弟の嫁は、なんだかカメラに興味がありそう。今日も「立派なカメラだわ」と褒めてくれるw
それだけでなく「このカメラの下の部分は何ですか?」って質問をしてくる。「これはバッテリーグリップと言って、通常1つしか入らないバッテリーを2つ入れるようにするパーツで、バッテリーが増えることで、撮影枚数も増えるんだよ。また縦位置の撮影もやりやすいんだよ。」と回答。ここに注意が行くところがすごいじゃない。また、この部分が別パーツだと分かっているところもすごい。
ひょっとして一眼に興味あるのかなぁ。だったら色々仕込みたいなぁw
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/100s, f/不明, ISO 400, +0.3Ev
これが期間限定メニューの「春ちゃんぽん」。
春野菜がたくさん入っているらしいんだけど、タケノコが入ってたかなぁ…と言うぐらいで、普通のちゃんぽん。普通に美味しい。
Canon EOS 5D + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/100s, f/不明, ISO 400, +0.3Ev
これは弟が頼んだ親子丼。うどん屋で、丼物オンリーというのはどうよ?と思いながらも、美味しそうなので思わずパチリ。
この半熟加減がいいねぇw
Canon EOS 5D + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/250s, f/不明, ISO 400, -1Ev
ま、そんな感じのシェイクダウンでした。
今こうして再びオールドレンズと戯れて思うのは、昔のレンズ侮れない。というか、もうずいぶんと前からレンズは成熟していたんだなと。単焦点は特に。今のレンズが進化できるところ…と言えば、もうレンズのコーティングと、手ぶれ補正…か。
オールドレンズが使えるカメラボディを持っている人は、余裕があったら、こうしたカメラの使い方をしてみてほしい。
絶対に勉強になるから。
機材がしていた、処理、判断を人間がやるようになって、撮影に手間がかかるんだけど、その作業を人間がやる事によって、カメラの癖、気持ちを理解できる…そんな感じになるんじゃないかと思う訳です。