自転車に乗っていると、いろいろ「一線を越える」というシーンに出くわします。
その一線を越えると、ホント後戻りが出来なくなる。そんな一線。そして決断。
今までで言うと、まずは「ヘルメットの着用」ですね。俺らの年代は、自転車でヘルメットというと中学生の自転車通学かっ!って突っ込みたくなる行為です。
でも、ひとたび自転車用のメットを手にして、その軽さを知り、とにかく装着していることを忘れるほどの通気性を知れば、抵抗は薄れていきます。まあ、あとは世間様の目。
俺の場合は、メット装着した状態で落車し、頭と首を助けてもらったので、もうこれ無しで乗るようなことは…時々しますけどw 不安です。
次に「ビンディングペダル」。自転車に足を固定するという、ちょっとマゾっ気すら感じる行為。下手すりゃ足が付けずに転倒ですし、何よりシューズとペダル合わせて、下でも2万円ほど。
ちょっとお試しでという気分ではなかなか飛び込めない世界。
俺の場合は、中古で良いシューズが4足目にして手に入りまして。こんな事なら最初っからショップで試着して新品買っておけば良かった感じですがw
もちろんビンディングペダルにしたことを後悔はしていません。むしろ、このペダルにして、より自転車が好きになったとも言えるでしょう。
そして、最も高いハードルかもしれないアレ、ついにゲットです。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/40s, f/1.6, ISO 1,000
レーシングパンツ。略してレーパンです。
素材は、ホント、スクール水着のようなサラッとした素材。通気性とか、吸水性とか良さそうですね。
え?そんなパンツはくのが何で高いハードルかって?知らない人は知らないでしょうねw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/40s, f/1.6, ISO 200
このパッドの裏側には、こんなパッドが付いています。これで、お尻とサドルの相性を上げるのですが…。
これを地肌に履かないといけない。
これがなんか屈辱的でw
分かってるんですよ。分かってる。お尻の保護のためにはパッドとの間に余計なものがあっちゃいけない。
でもね履いてみて思うことは、
どう見てもおむつしているようです。しかも普通に立っているときは今イチフィットしません。(ウエストのサイズで買ったら、ヒップ的にはちょっと大きめ買っちゃったかもな…)
良くレーパンのパッドは生理用ナプキンに例えられますが、女性の皆様は、毎月こんな違和感があるものを付けられておられるのかと思うと、複雑な思いに浸ってしまいます。
※ちなみにこのレーパンは、この上にズボンを履くようになっています。だからちょっと丈が短い。俺は、レーパン1枚ではコンビニにも寄れないチキン野郎ですw
さて、先ほど、このレーパン履いて10kmほど走ってきました。
わかる!
なるほど。このパッドはサドルによって尻の谷間に押し込まれるようになって初めて安定するのか。
そして、今まで足の付け根の骨(座骨)の2点で上体を支えていた、その基本は変わらないけども、それ以外の場所にも体重が分散されている。これはなんか良いぞ!
走ってみると、普段は路面が荒れてて、少し尻を浮き気味にしてペダリングせずに通過するところも、振動が気にならないので思いっきりこげる。
自転車は、舗装したてのアスファルトだと、人馬一体感が普通のパンツでも感じられてたけど、このレーパンを履くと路面の多少のデコボコもパッドが吸収してくれて、サドルと尻の密着感が変わらないというか、すばらしい。
あと、パッドでワンクッション入った密着なので、足の可動範囲が広がった?ために、足の回転も良くなった気がする。
足をゆっくり回すときは、パッドのゴワゴワ感を意識してしまうんだけど、リズミカルに回していくとパッドがあるって感じでは無くなる。夜なのでサイコンの画面は見えなかったが、結構飛ばせてたような気がする。
これは…。レーパンを一度履いてしまうと、恥ずかしさよりも快適さを取るようになると言うのを聞いた事があるが、なるほどなです。
ただなぁ…これを通勤時に履くのは、無理だなぁw ちょっと遠出って時限定かぁ。
あと、もうひとつ一線を越えるアイテムを…。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/40s, f/2, ISO 200
シマノのFH-IM70という後輪用ハブです。何がすごいって上の写真の説明で分かると思いますが、半分ママチャリ、半分ロードバイクのいいとこ取りのパーツです。
これを使えば、翡翠丸Cが10速化したことで不要になった9速のロードバイクのパーツを容赦なくママチャリベースの翡翠丸Oに装着出来るようになると言うわけです。
しかも、ブレーキ等に妥協をしなくても、です。
ママチャリには後輪用のキャリパーブレーキは装着出来るように設計されていません。それを取り付けるのにステーを自作するなど行為は「自己満足」ではあるでしょうが「安全」とは言えません。
ママチャリを多段化、タイヤを細くすることによっての抵抗軽減化で車速は劇的に向上します。ブレーキはそれに合わせ、良く効く物にすべきです。フロントは、デュアルピボットのものに変えるとか、ブレーキシューを変えるとか改良の余地はありますが、後輪についてはほぼ無い状況です。もともとあるブレーキをそのまま装着するのがベストでしょうね。
後輪のブレーキなんて飾りだぜ!って人はジャックナイフして頭打って死んじゃってください。俺は自分の自転車がコントロール不能になるのはイヤなので、安全に妥協はしたくありません。
ということで、またスポーク長を計算し、オーダーしてホイールを手組みって事になるんですが、実はちょっと今やる気が起きない。
とりあえずこのパーツはタマ数が少なく手に入れるのが難しいらしいので、後悔しないようにゲットしましたが、もうちょっと後にしようと思います。
手組と言えば、娘チャリにハブダイナモを仕込んでオートライトにしようという計画も進行中。
また、翡翠丸Oで不要になる7速ボスフリースプロケを使って、息子チャリの7速化も検討中です。少なくとも、今翡翠丸Oに付いているチェーンは、この前交換したばっかりだったので、捨てるのは勿体ないから、息子チャリに持っていこうと思っています。
※息子チャリのチェーンはかなり粗悪品を使っているのか、すでにサビサビですw
まあ、色々楽しいですね。自転車いじりはw
でも嬉しいのは「お父さんが手入れした自転車なんで、大事にする。」って子供らの気持ちです。こういう見返りがあると、出費も寝る間も惜しくないですw