最近プラレールというか、乗り物全般に強い興味を持ちだした息子のために、電車を格好良く撮りたい。そう言う欲望が芽生え始めまして、良い鉄道写真とはなんぞや?と言うことで色々勉強していました。
で、たどり着いたのは「流し撮り」でして、電車は格好良く見えるし、スピード感あふれる電車以外の流れる風景で、色々隠せるしw
うん、これは面白い。是非マスターしたい。と言うことで流し撮りにトライしました。
「え?流し撮りしたこと無かったの?」
すいません、我流なものでw
FUJIFILM FinePix Z5fd
1/13s, f/3.5, ISO800
で、流し撮りの方法を紹介した記事には「流し撮りするには、三脚があった方が確実。ひとつの目安として、1/15程度のスローシャッターとし、三脚の雲台を回転できる状態にしたら、そこを軸にして被写体を追う。右手はしっかりグリップを持ち、左手はレンズを握り、かかとの位置は移動せず、尻を横に振る感覚で上半身をスイングする。」とあった。
俺の場合、雲台がグリップ式と、特殊なので、正直、レンズを左手で持つよりも、そのグリップを持って軸を回転させた方がやりやすい。こういう機材が手元にあるって言うのは、俺はやっぱりもっている物はもってるなとw
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/15s, f/25, ISO100
とりあえず、流し撮りのテスト。
自宅のベランダから、線路を想定した土手、そこを走る自動車を電車の先頭車両に見立てて、練習。
シャッター速度優先オートで、1/15秒固定。天気が良かったのでISO-100。絞りはカメラにお任せ。
うーん、そう簡単にはいかないか。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/15s, f/25, ISO100, -0.3Ev
でも5台ほど写したところで、こういった写真が撮れるようになった。うーんなんツーか、飛んでるカワセミ追っかけるよりは遙かに楽w
よし、テストは完了。じゃ、本番はやぶさを撮りに行こうか?
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/15s, f/2.8, ISO100, -0.3Ev
実は今、倉敷科学センターではやぶさの展示会をしてて、再突入カプセルの実物以外は撮影可能。これは行かなくちゃです。
しかし、すごい人でした。俺が並んだ頃は割と少なくて、150人ぐらい並んでたかな…。ちなみに俺が帰る頃は、会場内に行列を収めきれず、会場の外まで行列が出来ていました。多分最後尾は300~350人だったんじゃないかな?
展示内容ですが「無料」なのが申し訳ないほどの充実度でした。この模型なんか、何分見ても飽きませんでしたw
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/40s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
サラリとこんな貴重な物が置いてあるし。
これはイオンエンジンの実物。さすがにはやぶさに搭載されていた物は、オーストラリア上空で流れ星になったけど、これははやぶさに搭載されたイオンエンジンの物と同じなんだとか。ちょっと興奮。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/50s, f/3.5, ISO400, -0.3Ev
しっかり展示物の内容を記録する女の子。いいねぇ、女の子も天文に興味を持つなんて。
はやぶさはイトカワの欠片だけではなく、宇宙への憧れも地球に持って帰ってくれたんですね。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/25s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
さっきの模型のサンプラーホーンのアップ。本当に良く作り込まれている。質感とかこだわってるなと。
また。Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8はこう言うの撮るの案外得意だったりする。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/60s, f/4, ISO400, -0.3Ev
サンプラーホーンの試作機。
このどこか手作りっぽいところに、町工場のクラフトマンシップを感じる。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/80s, f/3.5, ISO400, -0.3Ev
ターゲットマーカーの模型。
ターゲットマーカーとは、はやぶさからイトカワに向かって打ち出され、イトカワに着地したターゲットマーカーめがけて、はやぶさが降下するという仕組み。
要は目印ですな。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/125s, f/5.6, ISO400, -0.3Ev
そのターゲットマーカーの中には全世界から集まった88万人の署名が入っていると言う情報は知ってたんだけど、どのように入れてたのかは知らなかったので…
こうしたフィルムに印刷して、ターゲットマーカーに入れていたようです。
もっと、目に見える形で署名されていると思ってたので、ちょっとびっくり。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/30s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
ミネルバについても紹介していました。いやホント小さいね。50枚入りDVD-Rのケースと同じぐらいと言えば分かりやすいでしょ。
後の方でアベックが「ああん、ミネルバたんが飾ってる。超カワイイ。」とか言ってるしwこのはやぶさブームの一端は動画サイトで大きく取り上げられたことだよなぁ。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/80s, f/4.5, ISO400, -0.3Ev
はい、俺も持っている中和神社のお札。これが、本当にその当時川口教授が購入したお札かどうかは分からないが、超ハイテクと、神頼みの組合せが面白いですねぇ。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/50s, f/3.5, ISO400, -0.3Ev
再突入カプセルのカットモデル。…とそれに見入っている女の子。
ネットで調べれば、なんでも知識として入ってくるこの世の中、こうした立体が持つ説得力に感動するのは、良いことだ。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/60s, f/4, ISO400, -0.3Ev
模型以外にもこうしたパネルも展示されていました。ただ、これをじっくり見る人は…。このお姉さんは全部のパネルを熱心に読んでいました。子連れなのにご立派w
あと、川口教授の倉敷科学センターへの色紙も貼っていました。それに添えられたメッセージは「技術より根性」。新しい技術を生み出すのは根性ということですな。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/50s, f/3.5, ISO400, -0.3Ev
実物大、再突入カプセル。本物と同じように17キロの重さにしており記念撮影で、抱えて撮ってもらおうとした小学生が苦戦していましたw
俺も一人で行ったんじゃなければ、子供たちをこの前に立たせて撮影するのにw
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/40s, f/3.2, ISO400, -0.3Ev
展示してあったはやぶさの実物大。なんだかんだ言っても結構でかい。
ところでこの探査機が「はやぶさ」になった理由は諸説ありますが、 漢字の「隼」という文字が、この探査機の形に似ているのもひとつの理由としてあげられていましたよ。確かにどちらも下に伸びる部分がありますからね。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/50s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
この模型。川口教授のサインなんかが入っています。あと、この白い板はなんだろう?点字のような物もあるしなぁ?
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/20s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
実物大サンプラーホーン。野球のバットぐらいの大きさかと思ってったんだけど、それよりは遙かに大きかったです。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/30s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
隼の裏側にはターゲットマーカーの発射口なども忠実に再現。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/30s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
おお、これが、あの最後の写真=地球を撮影したカメラか…
そう思うと、ちょっとジーンと来ちゃうな。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/20s, f/2.8, ISO400, -0.3Ev
おなじみ、イオンエンジン。妙にリアルなのは、本物の部品を使っているから?
さあ、はやぶさを流し撮りするぞ!何?このはやぶさは動かない?そりゃ屏風の虎を捕まえる事と同じで不可能ですw
仕方ないから、帰りに電車で流し撮りをすることにしました。
あと、少しでもはやぶさに興味がある方、この展示会には絶対行くべきです。カメラを持ってね。この日曜で最終日だったかな?急いで!!
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/15s, f/29, ISO400
この頃、もう午後4時前だったんだけど、なんかすっかり曇天で、寂しい限り。でも練習にはなるだろうから、流し撮り開始。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/15s, f/25, ISO200
電車は狭い土手を恐る恐る走る自動車と比べて、結構速い速い。目の前の風景が、休耕田ではなく、稲刈りを待つ金色の稲穂なんかだったら、絵になっていたと思うなぁ
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/15s, f/20, ISO200
自分ではちょっと気に入っている写真。なぜか。俺のスイフトも写っているからw
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/15s, f/14, ISO200
2階建てのマリンライナー。流し撮りはギリギリ成功かな? 後は天気だなw
がんばろう!日本
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/15s, f/10, ISO200
で、今日の一番はこれかな?運転士の顔までちゃんと写っている。
流し撮りって結構楽しいかも…だけど三脚が大変だなぁ。
手持ちで流し撮りが出来る上手なカメラマンになりてぇ!