川瀬水樹のカワセミ好き!

お小遣いと好奇心の時間無制限のデスマッチにその身を捧ぐオッサン「さとうかずひろ」が嫁の白目に立ち向かう熱血中年物語!?

EOS 40Dと6本のレンズ

2010年11月11日 | 俺の機材
俺が今メインに使っているデジタル一眼はキヤノンEOS 40Dです。ここに至るまではフォーサーズを経て、オールドレンズにはまり、20Dで味見をし、40Dに腰を落ち着かしたという経緯があるわけですが、それはまたの機会にお話しできればと思います。
この40Dは、俺の40歳の誕生日を記念して、自分にプレゼントしたという、何ともほろ苦いような代物ですw


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5

そして、約1ヶ月をかけ、一通りのレンズを手に入れました。これがその6本のレンズです。並べてみると壮観ですね。長いもの、太いもの。俺はマッチョなレンズが大好きですw
俺はオリンパス時代、人物撮影、花昆虫の接写撮影、野鳥などの望遠撮影等、節操なくカメラをいろんなものに向けていました。それをキヤノンに移行しても続けたい。そう考えると自ずと揃えねばいけないレンズが絞られると。本当言えば、安物レンズを何本もというよりは良いレンズを少なく…って言う方が良いのかもしれないですけど。

まあ、そこはコレクション的な要素もあるわけでw
それにしても見事に赤鉢巻きと、金鉢巻きだな~w


それでは1本ずつ紹介していきましょう。


1號レンズ:Canon EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5



EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1


EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1

うちの40Dのシステムの基本となるレンズです。広角から、ちょい望遠側まで、何でもこなしてくれるレンズ。家の中での撮影ではまず困ることはない。
結構寄れるし、超音波モーターのAFは快感だし、IS付いているから手ぶれ怖くないし。まず間違いないレンズ。
欠点を挙げるとすれば、元々暗いレンズなので、ぼけがまあまあ…。その程度です。

実はここのポジションに来るレンズは当初「Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 IS」を考えて、実際、そのレンズを購入しましたが…、今まで、オリンパス時代に「ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5」という焦点距離のレンズを使っていて、これが「標準」という頭がありましたから、APC-Sで55mmでは全然足りなくてw「おいー、こっから歩かせるんかい!」ってなことが何回もあり、もうちょい望遠もあるもの…でこのレンズを購入したと。

フォーサーズで54mm → 35mm換算で108mm
APC-Sで55mm → 35mm換算で88mm (イマイチ)
APC-Sで85mm → 35mm換算で136mm (大満足w)

このレンズはヤフオクで購入。お値段16,800円でした。カビがあるという事でしたが、軽微なもの。この出番が多いレンズではカビはこれ以上大きくならないと…信じてw
落札直後、フード付きでキタムラの中古で14,800円のものを見たときは、ちょっと荒れてしまいました。

用途:オールマイティ


2號レンズ:Canon EF 50mm 1:1.8 II


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5



EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1



EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1

安いけれど、ワンランク上の仕事をしてくれる事で有名なこのレンズ。大人気ですよね。
単焦点で明るいレンズ。昔のカメラは、これが標準のレンズだったようですが、今ではちょっとマニアックな味付け?
オリンパス時代には、明るい単焦点として「SIGMA 30mm F1.4 EX DC /HSM」を使っていました。これで人物を撮ると、非常に良いぼけで幾度となくうっとりさせられました。
40Dに移行してもそれに該当するようなレンズを所有したいという願望はありましたが、それなりのものはそれなりの値段がして…手が出ない。

安いレンズは「安かろう、悪かろう」これが常識だったんですが、ネットで他のオーナーさんの写例を見ていると、安いで終わらないレンズなのだなと言うことは速攻で理解。サクッと購入しちゃいました。

感想ですが、明るいレンズはすばらしいですね。蛍光灯の室内で、ストロボなしでも十分撮影できます。ストロボが要らないというのは本当にステキなこと。見た目のまんまの陰影が撮影できるわけだし、何より被写体が驚かない。またチャージ待ちがない分、連写は出来ます。この自由度がこの価格で手に入るというのは、キヤノンの企業努力に脱帽です。

唯一難癖付けるなら、絞りが5枚羽根。そのため丸ぼけは、全部ペンタゴン。面白い写真にはなるんですが、嫌いな人はダメでしょうね。

このレンズはキタムラネット中古で購入。5,800円というのは安い!

用途:ポートレイト


3號レンズ:Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5



EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1


EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1

普段使う標準レンズとは別に、明るい尖ったレンズが欲しい…そう思って、探していてたどり着いたのがこのレンズでした。
ただ、人気不人気別にして、通しでF/2.8のレンズが1万円前後の相場…それってやばくない?
かなり入札するのに悩みましたが、名称に「PRO」なんて付いていること、またmixiでのカメラの相談役るーふー氏の助言等により、物欲を抑えきれず、ゲットしました。

何がすごいって、このフォルム。フィルター径77φですよ。迫力が違う!(迫力じゃ写真は撮れませんが。)

屋外で風景とか撮ったら、良い写真が撮れます。特に夕焼けなんか、空のグラデーションはなめらかに、ポツポツ浮かぶ雲は繊細に、遠くの鉄塔などは鮮明に。そのまま雑誌とかの写真に使えるんじゃないの?ってレベル。まるでプロになったみたい。あ、このレンズはPROだった。

しかし、弱点も多いこのレンズ。
まず、寄れない。この焦点距離で、最短の撮影距離が70センチ。オークション出品用の小物撮影なんかには使えません。また、明るいのがウリのはずなのに、光量が足りない場所での撮影はF値5.6辺りまで絞ってやらなければ、霧の中で撮影したような写真になってしまいます。なるほど、不人気な理由がよく分かりました。
ただ、少し絞り、光量もストロボなどで上手く用意してやると、これでもかというようなシャープな画が撮れます。まさに腕次第。俺は多用は出来ませんが面白いレンズだと思っています。

ヤフオクで11,900円でゲット。もう少し安く手に入ったかもしれないけど、そこは思考停止。

用途:風景


4號レンズ:TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5



EOS 40D + EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM


EOS 40D + EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM

オリンパス時代、古レンズのおもしろさを知り、意味もなくタムロンのアダプトール2マウントのレンズを買いあさりました。その中でタムロンは凄いと思ったレンズのひとつに「TAMRON SP 90mm MACRO 1:2.5(52BB)」ってのがありました。
ほんっとに凄いレンズで、小さな花、花に集まる昆虫、カエルなどの小動物、水滴など、何でも芸術にしてしまう、凄いレンズでした。しゃがんで地面を歩いていた虫を撮影中、バランスを崩し、虫ではなく、土にピントが合ってしまい、失敗写真とガッカリしつつ、よく見ると砂の一粒一粒があまりにも良く撮れているので、しばらく眺めてた…そんな事もありました。
ただ40Dでも52BBを何回か使いましたが、やはりフォーサーズでの90mmの迫力と比べると、なんか大人しくなってしまい…残念。

と言うことで52BBをドナドナしまして、このレンズを購入しました。

実は、このレンズ(モデル:172E)はデジタル対応ではありません。デジタル対応したのは後に発売された272Eとなります。しかし、比較サイトの検証結果を見ると…一部のレンズのコーティングに、デジタル対応を施しただけで、レンズの構成、機構は同じ。写りの違いは、太陽を直接撮影しようとしたときにわずかに出た…というものでした。また172Eユーザーの写例を見てみても、特にデジタル非対応だから、明暗が変な写真や、収差の激しい写真などはなく、172Eであっても十分な撮影は可能という結論にいたり購入しました。さすがタムロン90mmマクロ伝説の継承モデルです。間違いない。

実はこのレンズ購入したばっかりで、これと言ったものは撮影してません。今回このページに使った写真の、レンズのクローズアップしたものは、ほとんどこのレンズで撮影していますが、まあ、狙い通りの画が撮れます。

割と軽く、レンズも明るく、特に文句はないのですが、敢えて挙げると、AFの遅さ。花などを撮るのにはAFの遅さは気になることはありませんが、ミツバチ、蝶など常に動き回る被写体の複眼を撮りきる!なんて作業には弱いのかなと。あと、このレンズよく伸びるので、被写体にレンズフードをぶつけることがよくありますw
まあ、どちらも小さな欠点とも言えないような欠点ですけどね。

このレンズはキタムラネット中古で購入。18,800円でした。ちなみに272Eは21,800円。3,000円差って微妙なので、どっちを買おうかと、最後の最後まで悩みました。決め手は172Eのゴールドの鉢巻き。272EのMF時だけに見える青い鉢巻きは、オリンパスのレンズをパクっている感が強く、やめました。

用途:接写、マクロ撮影


5號レンズ:Canon EF 100-300mm 1:5.6 L


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5



EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1


EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1

設計、デザインが古いため、不人気なLレンズ。特にレンズの伸び縮みで、ズームさせるのが不評のようで。確かに木の上の方の野鳥を狙っていると、レンズの重みでレンズが縮まって、いつの間にか広角寄りで撮影してた!みたいな事もしばしばwでも考え方を変えれば、ほんの一瞬で100mmから300mmに変えられるんだから、良くできてると思うけどなぁ。あとお気に入りは、レンズの先っぽがゴムでコーティングされていること。カメラを机なんかに置くとき、長いレンズだと、先っぽがガツンと当たってしまうが、このレンズは当たっても壊れないように、音がしないようにの配慮がされている。このアイデアは、良いね。

このレンズ、写りが最高です。さすが、不人気モデルでもLレンズはLレンズ。「腐ってもL」で検索してみると、結構このレンズの情報にヒットしますw

その他悪いところは、AFの遅さかな。ただ、こういう望遠レンズで、遠く見たり、近く見たりって普段しないよね。遠くのものの微妙な(狭い範囲での)ピント合わせはそんなに困るほどの時間がかかったりはしない。考え過ぎちゃいけないな。ただ、いったん被写体を見失うと、再び捕まえるまでに結構な時間がかかります。このレンズを使うときはAFセンサーを中央の1個だけにした方が扱いやすいかもしれない。

このレンズはヤフオクで購入。18,800円。Lレンズがこの値段。不人気商品万歳!!不人気の割にはヤフオクに出品される、程度が良く、値段が手頃なものは、あんまり無いかも?

用途:野鳥、イベント撮影


6號レンズ:Tokina AT-X AF 400mm 1:5.6


OLYMPUS E-520 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5


EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1


EOS 40D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1

カワセミ撮影のためだけに買ったと言っても過言ではない400mm単焦点レンズ。
ところがこのレンズ、カワセミとの相性は最悪で、このレンズを持って歩くと、カワセミには出会えませんw
高価なSDレンズを搭載して、色収差が無いと言っているモデルですが、さすがにこの焦点距離では、いくらか出て来ます。

しかし、順光でシャッター速度が確保できるほど明るい場所では、かなり良い写真が撮れるレンズです。
結構軽く作られていて、持ち運びには苦労しないのはメリット。良いレンズだと思います。

このレンズはヤフオクで21,000円でゲット。このシステムでは一番高いレンズになりますかな?それでもキヤノン純正の400mm単焦点を手に入れる事を考えると、どんだけ安いかw

用途:カワセミ撮影


以上、ざっと説明しましたw

17mmから85mmの間により明るいレンズが28mmから70mm。単焦点が50mm。そして単焦点の90mmがあって、100mmから300mmはLレンズクオリティでフォロー。そしてちょっと離れて400mm単焦点。
途中、抜けはありますが、かなり幅広いエリアをフォローできるシステムになっていると思います。

しかし6本中、単焦点が3本って、俺も結構マニアックだなと。