と言うことで、先日予告していたリアのスプロケットの7速化を実行に移しました。部品はとうに来ていたので、早く取り付けたくてうずうずしていました。
だから、昨日は職場の忘年会だったのですが、お酒も適量で、今日は朝からやる気満々!
でも、いやー、思った以上に難産でしたよ…。
とりあえず9時半作業開始。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/125s, f/5, ISO 100, -0.7Ev
これが、7速のスプロケット「シマノMF-HG37」です。最近希少になりつつあるボスフリータイプ。
しかし、この写真見ても分かるけど、スムーズなシフトチェンジのために、歯の形がみんな違うのな。なんかすごく期待しちゃうw
その横の工具は、スプロケットを外すもの。これもメーカー純正から、安物まで色々あるんだけど、俺は躊躇なく安物を選択。
だって、ボスフリーのシマノ製スプロケットは7速が最高。と言うことは、今回以降のスプロケットの交換は考えられないから。もしこの部分が壊れて使うなんてことも想定できるけども、この部分が壊れると言うことは、廃車になるほどの事故してるから、このパーツだけの交換じゃすまないだろうしね。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/100s, f/4.5, ISO 160
そして、これが、7速化のきっかけになった、「シマノSL-M310」。
なんで、このパーツを付けようと思ったかというと…
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/160s, f/8, ISO 100
これが、今の状態。
左側のフロントのギアのシフターは、2速しか無いから、いっぱいまで押したり引いたりで、微妙な操作が無く、まあ使い勝手が良いんだけど、右側のリア6速のシフターは、結構力が要る上に、繊細な操作が必要で、しかもハンドルから手を離さないといけないので、面倒なだけで無く危険な感じ。
「ママチャリがシビアなこと言ってんじゃねーよ!」って言われるかも?ですが、折角リアディレーラーをロードバイク用のものを手に入れたんですから、それを活かすシフターに憧れちゃった訳です。
それから、ハンドル周りの不満と言えば、サイクルコンピューターの裏側を通る右シフターのアウターワイヤーのせいで、サイクルコンピューターの向きが起き上がり気味。乗車姿勢では画面が見づらいというのがありました。これも新しいシフターなら改善されます。
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1/125s, f/7.1, ISO 100
とりあえず外せるモノは外します。ブレーキを外すのが思いの外、手間取りました。ワイヤーの外し方をど忘れしてたのでw
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1/125s, f/5.6, ISO 100
シフターの位置決め。
ハンドルが曲がっているので、なかなか思ったような位置にいけない。
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1/160s, f/6.3, ISO 100
こんな感じで丁度良いのかな?
本当はシフターの表示窓をもう少し下の位置にした方が良いのかなとか思ってたけど。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/100s, f/4.5, ISO 100
左側も同様に位置決め。
あ、ちなみに、表示窓がハンドルに当たって、引っかかる訳なんですが、それを回避しようと思ったら、こんな感じで表示窓がひっくり返る向きで差し込めば、意外にすんなり奥まで入ります。
任意の位置まで来れば、あとはクルっと回して固定です。
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1/125s, f/7.1, ISO 100
両方取り付けるとこんな感じ。色々試して見て、表紙窓が上を向くのが一番自然かなと思って、この様な向きにしました。
この頃は、風が強かったけど、日も射していたから、そんなに寒くはなかったです。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/100s, f/6.3, ISO 100
前から見るとこんな感じ。表示窓の赤い針がなんかインパクト大。
さて、前のシフターを外して、ワイヤーの再利用といきましょうかね。
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1/160s, f/5.6, ISO 100
抜いたワイヤーを、シフターにセットするんですが、こういう作業は、位置決めをする前にした方が良かったカモ?です。
再利用のワイヤーですから、切断面はばらけています。それを細い穴に通すんですが、これが結構難易度高め。
ここでトラブル発生!
右側のシフターにワイヤーをセットするときに、ワイヤーを引っ張らずに、シフターの操作をしてしまい、シフターの中でワイヤーが折れて、シフターのレバーがそこに引っかかりレバーが動かなくなってしましました。
この頃…日は陰り、風も強まり、ポツポツ雨が降りだして…いかん凍死してしまう…w
ああああ、これはこのまま外で直そうとしても絶対無理!
シフターを取り外し、こたつに入って分解作業。
完全に分解することは出来なかったし、バネが飛んでいくかもしれないから、隙間から中身を見てみると、予想どおりの状態。その折れを修正し、カバー等を取り付けると、
カチャンカチャン。
ああ、元に戻った。
シフターを元に戻し、時計を見ると…もう12時?昼ご飯じゃん。
今回の7速化は午前中には終わるだろうと思っていたのに、ずいぶんな遅れ。
まあ、腹が減っては戦は出来ない。即席麺を胃袋に放り込むと、身体がポカポカしてくる。これは有り難い。
ここからは体力勝負だからなぁw
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1/250s, f/11, ISO 100
スプロケット交換には後輪を外す必要があります。
と言うことは、自転車を逆立ちさせないと。久々にひっくり返します。
で、ここでゲスト。
この状態の時に、嫁の両親が家に来ました。
「まあ、かずさん、何をしょんでぇ。自転車めぎょんかなぁ?」(日本語訳:まあ、かずさん、何をしているの。自転車を壊しているの?)
ちゃうわい!グレードアップさせよんじゃい!!
…とは言えず、「ああ、すぐ終わります。」と言うのが精一杯w
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1/125s, f/7.1, ISO 100
両親が帰る頃に、後輪の取り外しが出来ました。ローラーブレーキをフレームに固定するネジとかを外すのが大変なんだよな。
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1/160s, f/8, ISO 100
外した後輪。ママチャリの車輪外しは、結構大変です。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/125s, f/6.3, ISO 100
なんか結構傷んでますよね。今までご苦労様でした。さあ、外すぜ!!
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/160s, f/7.1, ISO 100, -0.7Ev
スプロケットに、最初に紹介した工具を取り付け、それをスパナで回すんですが…
堅い!!
とりあえず、CRC 5-56を軸に吹きかけて、果敢に力を入れます。それでも厳しい。
最後は、タイヤを両手で持ち、足で踏み込んで!!1回や2回じゃびくともしない。何回も何回も!
外れたっ!!
急に回転したもんだから、足の力でスパナが5m位吹っ飛びましたよw
良かった。車の横とか、窓ガラスのそばとかでやってたらどうなってたかと思うとゾッとする。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/250s, f/8, ISO 100
とりあえず新旧のスプロケットを並べてみる。
新の方が、13-15-17-19-22-25-28Tの7速
旧の方は、14-16-18-21-24-28Tの6速
俺は旧の5速をメインに4速も使っていた。たまに6速も。14~18Tが俺の好きなギアって事になります。
新では6速、5速をメインに…って事になるのかな?7速は歯が1枚減っているので、さらなるスピードアップが期待できる?
いや、その前にそのキツイギアを回転しきれる身体を作らないとなぁ。
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1/250s, f/7.1, ISO 100
さて、問題は、新の方が何ミリか分厚いんだよな。
取り付け事例は検索すれば山のように出てくるところを見れば、取り付けは出来るんだろうけど、なんか心配。
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1/100s, f/5.6, ISO 100
この際、このプラスチックの皿は撤去しました。スプロケット外すときにひび割れしちゃったしw
まあ、これが付いていると、思いっきりママチャリって感じだったからなぁw
ちなみに、アメリカだと、この皿が付いていないと整備不良車らしいですよ。ちなみに、このお皿は、後輪の一番大きなギア(内側の1速)の内側にチェーンが落ちてしまわないようにする壁の役目をします。
まあ、正直走行中に、チェーンが内側に落ちたら、大惨事でしょうけど、リアディレーラーの設定をしっかりしておけば、そっちに落ちることは無いと思うんだけどなlw。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/200s, f/5.6, ISO 100
そして、スプロケットを外した状態。
やけにキレイだなって?ええ、パーツクリーナーで徹底洗浄しました。このネジに新しいスプロケットを取り付ける訳ですから、ねじ山にゴミでも付いていたら、正しく取り付け出来ないかもしれいないから。
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1/160s, f/7.1, ISO 100
とりあえず、こういう所にはグリスを。固着防止と、さび止めの意味です。
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1/250s, f/9, ISO 100
スプロケットの取り付けは、取り外しの1万倍楽。
全然力要らないし、増し締めとか考えなくても、自転車乗っていたらどんどん締まっていくそうです。
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1/160s, f/8, ISO 100
現場監督登場!
自転車が逆立ちしているというエキセントリックな光景に、たまらず見学に来ました。
うちの息子はまだ4歳。しかも3歳の子と比べても、負けちゃうぐらい身体が小柄。でも俺の影響もあってか、もうコマなし自転車乗れます。
俺が自転車にハマって、こんな事ばっかりしているから、自転車に興味を持って、こう言うことになったんでしょうねぇ。
そうじゃなければ、まだ三輪車でしょう。
「お父さん、後でカッチャンカッチャンさせてね。」
今日の作業で新しいシフターが付くことも知っています。
こう考えると、子に与える影響を考えて、趣味はしないといけないなぁと思います。ママチャリの魔改造が良い趣味とは思っていませんがw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/125s, f/7.1, ISO 100
とりあえず、シフトチェンジがうまく出来るか…ワイヤーをリアディレーラーに固定して試運転。
意外!ほとんど設定無しで7速化完了。
しかし、7速で走っているとちょっと異音がするんだよな…。
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1/160s, f/5.6, ISO 100
その原因は、フレームとチェーンが接触していることでした。
でも、これは想定の範囲内。こうなったらどうすれば良いかは予習済み。
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1/200s, f/6.3, ISO 100
工具箱から出て来たのは1枚のワッシャ。いえ、これはレカロシートの上下位置をミリ単位で行うときに使うもの。これをスペーサーとして使えば良い。
良いんだけど…
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1/250s, f/10, ISO 100
また逆立ちして車輪外すんかい!!
結構大変なんですよw
スペーサー取り付け後は、異音は無くなりました。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/100s, f/6.3, ISO 100
結局この様なハンドル回りになりました。
ちなみに、フロントは2速なんですが、シフターは3速のモノしか無かったので、渋々使っています。
ワイヤーの可動範囲の制限があるので、3速にはなりません。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/100s, f/6.3, ISO 100
前から見たイメージはかなりスッキリしたと思います。
ベルなんか使わないので取るか、別の位置に付けたい様な気もするのですが…
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/125s, f/7.1, ISO 100
真後ろから見ると、ちょっと印象違いますね。
ちなみに、左側シフターは大きい方のレバーを、親指で押すとシフトアップ。小さい方のレバーを人差し指で引くとシフトダウンです。右側シフターは大きい方のレバーを、親指で押すとシフトダウン。小さい方のレバーを人差し指で引くとシフトアップです。
人差し指で引くというのは、ちょうどピストルの引き金を引くような感じです。引き金でシフトアップなんて、サイバーフォーミュラのスーパーアスラーダを彷彿させます。
右側シフターは一気に3段落としが出来ます。これがすごく気持ちいい。単車に乗ってたのと同じような感覚を味わえる。いや、ホントね、このシフターはもっと広まっても良いと思う。自転車が何倍も楽しくなるもの。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/125s, f/7.1, ISO 100
と言うことで、リアスプロケットが銀色に輝くようになった翡翠丸。ますますイカれた自転車を目指してばく進中。
テスト走行、細々した調整が済んだのは3時頃。
と言うことは、昼ご飯の時間を抜いて、5時間か。
いやー、寒いときは、こんな大手術はやめた方が良いねw それか室内で作業できる環境が欲しい…。
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1/100s, f/5.6, ISO 100
一番右のアウターケーブル(フロントのギア)がちょっと長くなってしまったのが気になるところ。5センチぐらいカットしても良いんじゃ無いかなと思うけど…
まあ、それはまた今度の作業だw 今日はこれでお終いです。