去年、偶然行った和気神社の裏の紅葉林。
そこは、ぶっちゃけ、大木のモミジや、枝振りの見事なモミジがある訳ではないエリアなんですが、茂り方が激しいことや、近くに山があって、影になったりしやすいことから、モミジと木漏れ日のコラボが大変に美しいと俺は思っています。
なんで「俺は」をつけたかというと、去年も、今年も他のカメラマンが全然いない。俺以外の人は評価しないんだろうか?ここw
まあ、いいや。今年も200枚ぐらい撮影しましたが、その中から20枚を抽出して(それでも結構多いけど…)ご紹介。
今日、現場に持っていった機材:
Canon EOS 5D
TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
Canon EF 50mm 1:1.4 USM
Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
三脚
(車に残して来た機材)
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
Canon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USM
Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
おお、俺にしては、すごい気合いの入れ方w
Canon EOS 5D + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/25s, f/9, ISO100
去年の俺と、今年の俺の違うところ。カメラがフルサイズになったことと、広角レンズを手に入れたこと。
それならばと、そういうの狙ってみました。この木漏れ日感が、和気神社の良いところ。
なんだか、今年は掃除が行き届いているのか、地面に全く落ち葉がないですねぇ。寂しいわ~。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/200s, f/5, ISO100
パンフォーカスは、やっぱ苦手だー!と言うことで、レンズチェンジ。例のごとくボケ狙い。前景と背景の色を変えてみたつもり。
Canon EOS 5D + Tokina AT-X 270 PRO AF 28-70mm 1:2.8
1/320s, f/6.3, ISO100
黄色いモミジって珍しくないですか?和気神社には結構ありますけどw
これと赤いモミジが絡み合うと、まるで炎のように見えます。詳しくは後で。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/200s, f/2.8, ISO100
今日の特徴は順光で狙うと、色がとっても淡く撮れるところかな。背景の枝振りもはまっていると思います。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/320s, f/4, ISO100
この写真の面白いところは背景にキレイに赤が入ったことかな?もちろん、向こうのモミジも赤く透けてたと言うだけのことなんですけど。
Canon EF 50mm 1:1.4 USMの単焦点なんか要らないかなと思ったけど、持って行って正解だったと思った1枚。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/200s, f/2.8, ISO100
Canon EF 50mm 1:1.4 USMを持って行って大正解だと思った1枚。
このピンクのモミジは、結構いたんで、極端にしわくちゃになったものとか、黒ずんでしまっているものとかいっぱいあったんだけど、それをむしろプラスにしちゃうようなボケが出来ました。
じっと見てると、これは写真なのか?水彩画なのか?分からなくなりますw
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/125s, f/5.6, ISO100
和気神社には、黄色いモミジと、赤いモミジが折り重なっているところがあります。そこはまるで炎が上がっているようにも見えます。
ただ、今年はいたんだ葉が多すぎて、そこを避けながら(そこをピンぼけさせながら)構図を考えるのはちょっと大変です。このエリア、結構な坂道な上に、雨水が通ったような、溝があって足を取られますから。
だからと言って、下を向いてちゃ写真は撮れませんからねw
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/125s, f/5.6, ISO100
炎が渦を巻いているのをイメージして撮った写真。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/200s, f/4, ISO100
被写体にぐっと寄り、より背景をぼかしてみました。
ここまでしないと、手前の枝が全然見えない。
Canon EOS 5D + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/125s, f/6.3, ISO100
火の粉が天に舞い上がっているような…
これで空が夕焼けとか、都合の良いことにはなりませんかねぇw
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/160s, f/2.5, ISO100
今日は何でだろう?Canon EF 50mm 1:1.4 USMが手放せないw
青空の丸ぼけとかストライク過ぎる。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/200s, f/2.8, ISO100
これはちょっと現像時に色をいじり過ぎちゃったかな?
でも、これくらい背景を暗くした方が(シャドウを強調した方が)立体感が増すと思う。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/400s, f/5.6, ISO100
空を背景に、落葉してしまった枝と、まだ残っている枝を並べてみました。なんだか、木枯らしでも吹いてきそうな画になりましたね。
(実際は、多くの機材を肩にぶら下げ、ほとんど使わない三脚を脇に抱えて、山をアップダウンしてたから、木枯らしでも吹いた方が気持ちが良かったかも知れませんw)
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/80s, f/4.5, ISO100
紅葉の枝だけでなく、幹も撮ろうとして工夫した1枚。
こんな風に新芽を撮ればなんとか。左下の枯葉は、取ってから撮影すれば良かった。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/100s, f/4, ISO100
だんだん太陽が低くなってきました。林の中の照らされる範囲も狭まってきました。
でもそれは逆に、黒い背景を取るチャンスが増えると言うことで、ある意味ここからが勝負なのかもしれませんね。
シャッター速度を稼ぐのが大変ですけど。
Canon EOS 5D + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/50s, f/4, ISO100, +1Ev
真横から日が差し込むようになって、木の陰が、紅葉の帯を横切るような場面に出くわしました。
写真は、まあ、その、アレですがw実際はキレイでしたよ~。
Canon EOS 5D + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/100s, f/5.6, ISO100
広角マクロっぽく。真ん中の大木の存在感は、評価されるかされないか?
俺はアリだと思うな。円錐形の幹の形で、距離感が倍増されていると思う。
Canon EOS 5D + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/80s, f/4.5, ISO100
この写真は、明るく透けて浮かび上がった葉も大事ですが、曲がった枝。その枝の明暗なんかも面白いと思います。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/200s, f/4, ISO100, -0.3Ev
さあ、撮影可能時間も残りあとわずか。
今までパッと輝いているようだった、日に透ける葉っぱも。鈍いものになってきました。
カメラはそれを明るく補正しようとしますが、そんなのNGでマイナス補正。ほんのり感が出たと思います。
背景のぼけも良い。さすがCanon EF 70-200mm 1:4 L USM。神レンズと呼ばれるだけのことはある。
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm 1:4 L USM
1/100s, f/4, ISO100
いよいよ最後の明るかった場所。
これを撮影した直後、太陽はすべて山に隠れ、山の彩りはすべて無くなりました。
いやはや、和気神社は午後3時~4時の1時間が勝負ですよ。今年も良い撮影が出来ました。
来年も多分、ここで撮影するでしょう。きっとね。