京都タワー
午後もかなりすぎてから
夫ともども京都駅に着きました。
京都駅構内
京都は相変わらず
外国人観光客で賑わっています。
そんな中、
一旦ホテルに入り少し寛いでから
食事をするために
祇園四條に向かいました。
京都四條南座
夜目にも鮮やかに浮き立つ南座は
あまりの美しさで
寒さを忘れて見入ってしまいました。
割烹 八寸
(京都市東山区祇園末吉町)
ミシュラン二つ星を
長い間獲得していらっしゃる
京懐石のお店です。
予約時にお願いしていた通り
案内していただいた席は
カウンター席。
話には聞いていたものの
この白木の長いカウンターが
美しくて迫力。
このお店で供される日本酒は
「まつもと」のみ。
ぐぐっと一杯飲んで
さぁ、スタート。
海鼠腸の茶わん蒸し
海鼠腸(このわた)は、
なまこの腸管の塩漬けですが
茶碗蒸しには
細かく刻んだ黄柚子が加えてあり
生臭さなどは全くありません。
寒い中を歩いて来て
一番最初に供される温かい一品は
美味しいだけじゃなく有り難いです。
氷魚の翡翠おろし
氷魚(ひうお)は
琵琶湖で冬だけに捕れる鮎の稚魚。
上にのせてある
揚げたミニミニ海老が
なんとも可愛らしくて彩りも良かった。
八寸
香箱蟹・琵琶湖のもろこ
錦玉子・鰻の八幡巻・栗の蜜煮
銀杏とムカゴの松葉刺し
温泉玉子黄身のサーモン巻き
鴨のロースト
店名でもある「八寸」ですが
手のかかった美味しいものが沢山で
見るだけでも愉しい。
少し大きく
↓↓
主役はなんと言っても今が旬の
閒人(たいざ)のコッペ蟹を使った
香箱蟹。
蟹の甲羅に身がぎっしりと詰まっていて
贅沢な一品です。
夫は日本酒を飲み続けましたが
私はここでハーフボトルの
ワインに切り替えました。
お料理の邪魔をしない
美味しいワインでした。
お造り
雲丹醤油・土佐醤油
少し大きく
↓↓
鮪・アオリイカ・赤貝・淡路の鯛
湯引きしてある鯛の皮が
乙な味で後を引きました。
お椀
中は
↓↓
椀種は、
スッポンと焼き餅
コラーゲンたっぷりのスッポン。
ま、私の年齢じゃ
この程度の量では
お肌への効果は望めませんが…。
冷酒やワインで冷えたお腹に
やさしくおいしい。
蟹
さきほどは閒人(たいざ)の
雌でしたが今度は雄で。
蟹味噌をつけていただきます。
またまた冷酒にもどり
杯を重ねました。
炊き合わせ
鴨肉の丸(がん)・湯葉焼き・里芋
もみじ型金時人参・振り柚子
天然クレソンと揚げのおひたし
この一品はあまりにも美味しくて
前にいらした花板さんに
「美味しいですねぇー」
なんて…
思わず言ってしまいましたが、
「若いクレソンだけを使っています」
とのこと。
えぐみなどの
ヘンなクセがまったくなく
やわらかいクレソンが
美味しい浸し地をまとって
たまらなく美味でした。
お食事
ご飯・鰻の蒲焼き
香の物
(千枚漬・赤蕪・壬生菜・茄子)
鰻の蒲焼き
琵琶湖の天然鰻だそうですが
脂もほどよくのって
ご飯がすすみます。
そのご飯ですが、
横長にこんもり盛ってあり
とても食べやすく
こんな何気ない心遣いが
いかにも
おもてなしだと感じ入りました。
デザート
紅マドンナ・あまおう
これでオシマイ。
お店の方に見送られて
八寸さんをあとにしました。
お料理はどれも素晴らしく
器の演出も最高。
贅沢な京都の夜になりました。
ポチッとお願い致します。
↓↓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます