風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

尾瀬ヶ原を歩く (鳩待峠⇒山鼻⇒牛首分岐⇒山鼻⇒鳩待峠)2日目

2017-06-24 | 小さな旅
心配していた雨予報だったが、「晴れ女」のパワーで雨だけは避けられた。
が、あいにくの曇り空
ただ日焼け止めも忘れてしまった身には、ちょうどいいかも

ホテルのバスで、尾瀬の入口「鳩待峠(はとまちとうげ)」には8時15分に到着。


鳩待峠から次の休憩地点の山ノ鼻までは下りで、ガイドブックでは60分のコース
途中にはまだ雪も残っていて、尾瀬は標高が高いことを実感。
 


途中、横浜から修学旅行で来たと言う小学6年生の集団と一緒になった。
大人の集団と違って、先生もいるからか礼儀正しくお行儀もいい。
それに歩くペースが一緒なので、子供同士のクスッと笑ってしまう会話を耳にしながらの楽しい歩き。
小学生の一行は、今晩は尾瀬近くに泊って明日は日光を周って帰るらしい。


 
突然、水芭蕉の群生が!
咲き始めたばかりなのだろうか、背丈も低く、花びらは傷みもない
真っ白で可憐で、純粋無垢な姿は本当に美しい。



山ノ鼻にあるビジターセンター
お花の咲き情報を知りたいと立ち寄ったら、ちょうど登山中に熊を見たという2人連れが立ち寄っていて
大きさや場所の説明をしていた。
尾瀬は人が多いのでと油断しがちだが、ここには熊もいることを忘れては駄目だと改めて感じた。
次に来る時は「熊よけ鈴」を持って来なくては

                                
 
 
さあ、いよいよ尾瀬ヶ原に入る。
燧ケ岳(ひうちがたけ)を正面に見ながら木道を歩く。
(木道は原則的に右側通行となっている)
木道周辺の水芭蕉が何とも清々しい。



木道の途中には休憩所もあり、広い大自然の中で、そよ吹く爽やかな風を感じながら思うのは、
健康だからこそ此処まで来ることができる有難さ。


  
ジグザグ状の池塘沿いに咲く黄色のリュウキンカと、白の水芭蕉が織りなす自然の美しさ!
青空が広がっていれば木道周囲の池塘(沼)に空の青色が映り込んで見事なのだろうが、贅沢は言えない。
曇り空なれど、「来られてよかった」とつくづく思う。

 
エンレイソウやショウジョウバカマ

 
ワタスゲの花(綿毛と違って地味)や、キクサキイチゲ


お花だけでなく、美味しそうなギョウジャニンニクも見つけた!


ずっと先まで行きたいけれど、お昼御飯も食べなければならないし、帰りのバスの時間も気になるので
今回は牛首分岐(うしくびぶんき)で休憩を取った後は、後ろ髪引かれる思いの引き返し

                                


今度は雪渓の残った至仏山(しぶつさん)を眺めながら道を戻る。
せっかく歩くのに同じ道を引き返すなんて・・と思ったけれど、反対方向に歩くと景色がまた違って見えるし、
行く時には気がつかなかった花も見つけられた



山ノ鼻で、ホテルが用意してくれたお弁当を食べたが、
迎えのバスの時刻が気になってノンビリできず気ぜわしい
ここには数件のロッジが建っているので、次回はここに泊って、時間に余裕を持たせる行程にしたいと思った。

                                


山の鼻から鳩待峠へは、殆どが上りとなるので、行きは60分だったが、
戻りは倍の時間を考えておかなければならない。
(通常は90分位らしいが、歩くのが遅い私は余分に30分はかかるはず)
エッチラ・オッチラ、ひたすら上り、歩く

 
木道を踏み外さないよう、水分をとりながら、時間に間に合うよう、ひたすら歩く。


この石畳の階段が見えたら鳩待峠はもうすぐ!


やっと、迎えのバスがくる鳩待峠に到着!
思っていたより早めに戻れたのは曇り空で気温が高くなかったこともあるし、
木道など、広い範囲に管理が行き届いているお陰もあると思う。

今回歩いたのは僅か5時間ちょっとの滞在で、尾瀬のほんの一部を歩いたに過ぎない。
いつか尾瀬の中で2~3泊して、もっと奥まで歩きたいと夢は膨らんでいる

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