風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

大露天風呂 宝川温泉 (3日目・最終日)

2017-06-26 | 小さな旅
最終日、帰りの新幹線は午後なので、午前中はどこかに行けないか・・と、ホテルスタッフに相談すると
「近くに大露天風呂があり、バスで送迎できます」とのこと。

その温泉は宝川温泉と言いい、毎分1,800リットルを超える湯量。
渓流沿いに露天風呂が点在し、小さなもので50畳、大きいものでは200畳、すべて合わせると470畳もの広さになる。
映画(テルマエ・ロマエ)の舞台にもなったことがある。
などの説明で心が動きはするが、ひとつだけ大きな問題があり、なんと混浴だと
「じゃ、私は無理」と尻込みすると、
「でも、女性はバスタオル巻いてもいいですよ」とのこと。
さんざん迷った挙句、どうせ午前中は何もすることないし、バスタオル巻いていいのなら・・と、
お願いすることにした

                                


宝川温泉の入口には大型バスも通る程の大きくて立派な門があり、まるでお城に入って行くような雰囲気。
知る人ぞ知る未知の世界に入って行くようで、ちょっと緊張。


 
手入れの行きとどいた広い庭園を歩き、渓流(宝川)を眺めながら歩き・・・
あまりに広いのでどちらに行ったらいいか迷っていたら、フラフラと腰にタオルを巻いた裸のおじさんが歩いてきた。
「長いこと入っていると喉が渇いて、水を買いにきたよ」と言いながら、この先の道を教えてくれた。
「そうか・・そんなに長く入るほど気持ちいいんだ・・!」と、期待感が増す



女性専用の「摩耶の湯」には脱衣場があるので、まずそこでバスタオルを巻いて、
一番広いと言う200畳の「子宝の湯」に向かった。
と、5~6人の女性以外に、男性が10人ほどと、カップル一組が入っていた。

お風呂自体は確かに広くて解放感はあるものの、男性がいるとどうも落ち着かない。
そこで、出ようとすると、巻いていたバスタオルがお湯を含んで重くなり、ずり落ちそうになる。
乾いたバスタオルなら誤魔化しもきくが、年老いたオバサンの濡れバスタオル姿なんぞ、濡れネズミのようで見られたものではない。
オバサンに注目する人はいないとは分かっているものの、お風呂から出るに出られなくなった
が、せっかく広い露天風呂にはいっているのに寛げないのでは意味がない。
「エ~イ!」と気合と開き直りで、女性専用の「摩耶の湯」へ逃亡



「摩耶の湯」は150畳の広さがあり、ラッキーなことに私一人きり
横には清流が流れ、上を見上げれば青い空と緑の木々、そして私以外には誰もいない!
その解放感たるや最高
やはりバスタオルを巻いては露天風呂の、この醍醐味は味わえないものだ。

結局、残り2つの露天風呂には入れなかったけれど、
私には混浴は無理だと分かったし、この女性専用風呂で十分 
でも、温泉好きで勇気あるかたはお試しあれ 

                                

お客様の入っているお風呂は写真を写せないので、温泉のHPより写真を拝借
(入浴料1500円)
 


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