風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

時間が止まったままの神居古潭(かむいこたん)

2013-10-29 | 北海道の夏 6年目 (2013)
深川の人に「紅葉を見たいけれどお勧めの場所は?」と訊いたところ、
相次いで出てきた地名が「かむいこたん」
「かむいこたん」は「神居古潭」と書き、アイヌ語で「魔神が住む場所」という意味があるらしい。


  
先日から続いた雨で石狩川は泥色。
この場所は川が急激に狭まるので渦が出来る激流となり、船で下るには難所中の難所。
しかも水深は70メートル以上もあり、その昔は、ここで船が何隻も遭難したとか。
そういう話を聞くと、この木製の橋を渡るのは足がすくんでしまいそう

恐いと言えば、この場所にはあらぬ噂が言い伝えられおり、
昼間はともかく、夕方以降には訪れないほうがいいと言う話があるらしい。
が、こういう話は、今は滅びた大昔の集落には付きものの話。
「気にしない、気にしない」と先に進んでいく。



橋を渡った先には、かつての駅「神居古潭」の駅舎が今も残り・・・


  
かつての線路跡も、ホームも残り・・・
トンネルも残り・・・


  
大正2年製造の、「29638」蒸気機関車も残り・・・
C57型の最後に製造された「C57 201」蒸気機関車も残り・・・



私が生まれる3年前(何年前かはヒミツ)に製造された「D51 6」蒸気機関車も残り・・・

ここ「神居古潭」には、時が止まったままの空気を感じた。
この、現代から取り残されたような「昔のまま」の、ちょっと不思議な空気(気)が、
あらぬ噂を呼ぶのかもしれない・・・ 
 

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