風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

根室の旅 その② 《昆布干し体験》 《ネイチャー・クルーズ》

2012-09-25 | 北海道の夏 5年目 (2012)
根室の町は細長い半島にあり、
太平洋側とオホーツク海側とでは天候がガラッと変わることが多い。
特に太平洋側は霧に包まれることが多く、今日も朝から霧が深い。

予定している昆布干し体験は無理かも・・・と心配していたが、
快晴より霧が出ている方が昆布干しには向いているそうだ。

  

長い昆布の根元を数本ずつ引っ張っていって、砂利の上に広げるのだが、
重なったり裏返った部分を修正したりで、慣れている人のように上手に広げられない。
おまけに中腰でする作業が多く、すぐに疲れ果てて一休みばかり。

お手伝いするつもりだったのに、どうも邪魔してしまったような・・・
スミマセン

                                    

午後は、楽しみにしていた《ネイチャー・クルーズ》

      
落石(おちいし)港に着いた時には晴れていたのに、いざ出港の頃から怪しげな霧が海に出始め、

  
《ユルリ島》付近は深い霧に包まれ、その島影がやっと見えるくらい。

この島は、以前は人が住んでいたのに、現在は立ち入り禁止の無人島となっていて、
6~7月には花々が咲き乱れているらしい。
いつか行ってみたい

この辺りの小さな島は海鳥たちが集まってきて、
夏時季には珍鳥《エトピリカ》も見られるそうだ。
今日も、霧で視界が悪いのに、《オジロワシ》が《ウミウ》を襲う瞬間や、
珍しいと言われる《チシマウガラス》を見ることが出来た。

現在日本で確認されている鳥の種類は550種類ほどだが、
そのうちの370種類くらいの鳥が根室で観察できるらしい(海鳥・山鳥含めて)
鳥好きの人には興味をそそられる話だろうが、それでも私は花の方が好きだな


                                    

宿の夕食がイマイチなので、今日から素泊まりにして外食することにしたが、
お目当てのお寿司屋さんがお休みだった。
仕方なく、近くのスーパーに行ったら、あるある新鮮な魚が
それも驚くほど安い


夕方に水揚げされたばかりのサンマ

刺身用で売られていたサンマは1匹50円
「旅の途中なので包丁もないの」と言うと、
こんなに丁寧に切ってくれた。

お醤油・わさびまでつけてくれて、これで2匹分100円也
安くて新鮮な魚介類を食べるには、やはり根室は最高