風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

根室の旅 その① 《知床》経由で根室へ 

2012-09-23 | 北海道の夏 5年目 (2012)
9月11日~15日
根室への4泊5日旅行

網走⇒斜里⇒ウトロ⇒知床峠⇒羅臼⇒のコースで、根室に入る。


《オシンコシンの滝》は、昨日の雨の影響で迫力ある流れ。

昨年は、土砂崩れの恐れがあるとかで入口辺りで通行止めになっていたが、
今年は滝の近くまで行くことが出来た。


ウトロ・知床峠ではキタキツネのお出迎えあり。

人間がくれる美味しい食べ物の味を知ったばかりに、自分で餌をとることもせず
こうして道路に出てくるようになる。

可愛いけれど、餌は与えない方が、このキタキツネにとっては大事なこと。
「ここにいると自動車に跳ねられるよ。」
「早く森に帰った方がいいよ。」


                                    

  
羅臼・道の駅の新鮮な魚売り場。

最近になってやっと獲れ始めた鮭は、オスは1365円なのに、メスは3900円。
メスはお腹の卵(イクラ)が人気で高いのだろうが、それにしてもオスの3倍の値段とは驚く。
オスの白子だって美味しいのに。
(白子のバター焼きなんて最高!)

その他、魚介類の新鮮さと安さにも驚いた。
滞在地に戻る時なら買うところだが、
今から根室に向かっているのだからと、買いたい衝動をグッと堪えた。


                                    



根室の町に入ると、ロシア語の看板が目に入った。
私の頭では最北の地・稚内がロシアに一番近いという感覚があったが、
千島列島を考えると、根室がロシアに一番近いということになる。



根室港に行くと、
ちょうど明日から北方領土へのビザなし訪問に出発する船 《えとぴりか》が横付けされていた。

「思っていたより小さな船ですね」と話すと
「島への距離は20~30キロ程で、直ぐそこなのです」と。
確かに、とても近くて、それでいて遠い国となってしまったのが北方四島なのだ。

いろいろな思いを乗せて出港しようとする船を見ながら、
北方領土への思いをまた新たにした。


                                    


《ナガボシロワレモコウ》(長穂白吾亦紅)

9月も半ばだというのに北海道は例年にない暑い日が続いているが、
今日は、空には薄い秋の雲が流れ、草原には秋の花が咲いている。

どうか明日も明後日も秋晴れで、爽やかな根室の旅となりますように・・・