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留鳥の生態・・・➁(ミソサザイ)※おまけ追加しました

2024-05-23 15:59:50 | 野鳥写真

留鳥の生態・・・➁(ミソサザイ)

ミソサザイの画像・・・(戸隠高原)

巣材を運ぶミソサザイの画像・・・(山地)

チョウゲンボウの画像・・・(おまけ)

 日本では、夏季に本州の北部から中部で繁殖するが、北海道や四国、九州でも夏季に観察されたことがあり、繁殖している可能性もある。※冬季は繁殖地に残る個体と暖地に移動する個体に分かれる。※又、日本全国各地に漂鳥又は冬鳥として渡来する。※投稿画像の画僧に制限を加えていないため、ネット上のチョウゲンボウの画像が殆んど、自分のものが載っていたのに驚いたことがありました。

 日本では留鳥又は漂鳥として、大隅諸島以北に周年生息しており、亜高山帯〜高山帯で繁殖するとされているが、亜高山帯には属さない宮崎県の御池野鳥の森では繁殖期にも観察されており、繁殖していると思われる繁殖期の一部の個体は漂鳥として、秋〜春先にかけては低山帯や平地に降りて越冬する。

 日本の野鳥の中でも、キクイタダキと共に最小種の一つです。※常に短い尾羽を立てて、上下左右に小刻みに震わせている。

 茂った薄暗い森林の中に生息し、特に渓流の近辺に多いが、単独か番いで生活し、群れを形成することはない。※繁殖期以外は単独で生活する

 早春の2月くらいから囀り始める習性があり、平地や里山などでも2月頃にその美しい囀りを耳にすることができる。小さな体の割には声が大きく、高音の大変に良く響く声で「チリリリリ」とさえずる。又、地鳴きで「チャッチャッ」とも鳴き、同じような地鳴きをするものにウグイスがいるが、ウグイスの地鳴きと比べて明らかに金属的な鋭い声で「ジジッ」と聞こえる※ミソサザイの地鳴きを聞いたことがある人なら、聞き間違えることはないほどの相違点がある。※秋〜早春、場所によっては両種が同じ環境で生活しているため、初めて聞く人にとって、両種の特定には注意が必要である。※食性は動物食で、昆虫、クモ類を食べる。※ミソサザイは別名「春告げる鳥」とも言われている。※和名のミソは「溝」、サザイは「些細」であり、谷筋の細い沢に生息する小さな鳥を意味するといわれる。

 ミソサザイは、森の中のがけ地や大木の根元などにコケ類や獣毛等を使って壷型の巣を作るが、他の鳥と異なり、オスは自分の縄張りの中の2個以上の巣を作り、移動しながらさえずってメスを誘う。但し、オスが作るのは巣の外側のみで実際の繁殖に使用されるものは、作られた巣の内の1個のみであり、巣の内側はオスとつがいになったメスが完成させる。 又、巣自体にも特徴があり、通常の壷巣は出入口が1つのみであるが、ミソサザイの巣は、入口と出口の双方がそれぞれ反対側に設計されている。抱卵・育雛中の親鳥が外敵から襲われると、中にいる親鳥は入り口とは反対側の出口から脱出するといわれている。巣の表面はコケなどでカモフラージュされているため目立たない。※50m程度の縄張りの中に二つの巣を造り、あまり知られていないが、ミソサザイは一夫多妻のため、両方の巣を行き来している。※ミソサザイのメス同士は仲が悪く、自分の縄張りに入って来るものは追い払う。

 ミソサザイをメーンに撮ったこと基ありませんが、早春の渓流域の沢筋に行くと、コムの蒸した枝や石の上で大きな口を開けて囀っているので、撮影するくらいです。※そこにいるから撮ると言った具合で、小さいがあまり特徴もなく綺麗でもなく、大きな口を開けて鳴いているのが意地らしい程度の野鳥だと思っている。


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