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夏鳥の猛禽類・・・(ハチクマ)

2024-06-13 21:58:36 | 野鳥写真

初夏の新潟県津南町秋山郷での出会い・・・(ハチクマ)

ハチクマの画像・・・(夏鳥の猛禽類)

 ハチクマは飛びものは撮れるが、止まりものがなかなか撮れなかったため、新潟県津南町に短期移住生活していた時にブラインドの中からようやく撮ることが出来ました。※新潟県津南町の秋山郷と一部が小千谷町の山本山(タカの渡り時期)での撮影でした。※秋山郷がある新潟県津南町に短期移住していたこともあり、自慢(20日間程度毎日同じ時間に現地に出向き、ブラインド(車ごとそっくり迷彩シートを掛けて撮影していた)の中から撮影していた)ではないが、自分程ハチクマの様々な画像を保有している人間はあまりいないと思います。

ハチクマ(暗色型)の画像・・・(夏鳥の猛禽類)

ハチクマの飛翔シーンの画像・・・(山藤の前を横切るように飛ぶ)

ハチクマ(暗色型)の飛翔シーンの画像・・・(背景違いの同じような飛翔シーン)

ハチクマの腹打ち飛翔シーンの画像・・・(白ぽい個体は腹打ちが綺麗)

森の王者クマタカの飛び出しシーンの画像・・・(おまけ)

  ユーラシア大陸東部の温帯から亜寒帯にかけての地域に広く分布するが、ロシアのバイカル湖付近から極東地域、サハリン、中国東北部にかけての地域とインドから東南アジアで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、インドや東南アジア方面の地域に渡り越冬する。※日本では初夏に夏鳥として渡来するが局地的であり、九州以北の各地で繁殖する。※渡り時期だけ飛んでいる個体を見ることが多く、生息地が限定的なことから撮り難い大型の猛禽類です。

 日本で繁殖した個体は、同様に東南アジアにわたるサシバが沖縄・南西諸島を経由して渡りをおこなうのとは異なり、九州から五島列島を経て大陸に渡り、そこから南下する。※鹿児島県下甑島を通過する個体もおり、年齢を判別できた個体のうち、幼鳥が92%であった。※渡りの方向は西方向が中心で北や南への飛去も観察されている※春には秋とは異なる経路をとり、大陸を北上した後、朝鮮半島から南下することが人工衛星を使った追跡調査から明らかになっている。

 全長57-61cm。雌の方がやや大きい。他の猛禽類と比べて羽は短く、体色は通常体の上面は暗褐色で、体の下面が淡色若しくは褐色であるが、個体差が大きく、個体毎の識別が可能なほど変化に富んでいる。オスは風切先端、および尾羽に2本の黒い帯があり、瞳が黒い。メスは尾羽の黒い帯がオスよりも細く、瞳が黄色い。※鷹らしくない顔(嘴もタカのような嘴でない)をしており、ハトに似ている大人しい顔が印象的な猛禽類なのです。

 食性は肉食で、夏と冬にはスズメバチ類やアシナガバチ類といった社会性の狩り蜂の巣に詰まった幼虫や蛹を主たる獲物とし、育雛に際してもばらばらの巣盤を巣に運んで雛に与える。コガタスズメバチのような樹上に営巣するハチのみならず、クロスズメバチやオオスズメバチなどの地中に営巣するハチであっても、巣の真上から足で掘り起こし捕食してしまう。※これはハチの動きを目で観察して追跡することによって、地中の巣を特定しているものと考えられている。※又、時には養蜂場のハチの巣を狙うこともある。※ハチ類の少なくなる秋から冬にかけては昆虫類や小鳥、カエル、ヘビ等の動物も捕食する。※猛禽類では例外的に、集団で捕食行動をとることがあり、また餌を巡り争うことが殆どない。

 ハチの攻撃を受けてもハチクマは逃げることなく捕食行動をし、又、刺されることも殆んどないが、硬質の羽が特に頭部に鱗のように厚く生え、更にその下に羽毛が厚く密生していることで、毒針が貫通しないという説のほか、ハチの毒が効きにくい(効かない)免疫を持つという説もある。又、ハチクマの攻撃を受けたハチは、反撃しなくなることがあるが、これについても理由は分かっておらず、ハチの攻撃性を奪うフェロモン、もしくは嫌がる臭いを身体から出しているという説や、複数羽で連携して巣に波状攻撃を仕掛けることで、ハチに巣の防衛を諦めさせているという説などがある※但し、ハチクマといえど全く刺されないということはないようで、頭に羽毛が生え揃っていない若鳥などは、ハチの反撃を受けて退散することもある。

 ハチクマは数少ない益鳥と言える猛禽類かも知れないが、スズメバチの巣を襲い成虫や幼虫を食べてくれるため、我々人間にとっても害虫を駆除してくれるために有難い食性を持った猛禽類と言える。※我国に飛んで来る前にもマレーシアのジャングルなどへ立ち寄り、蜂の巣を襲い英気を養い、日本へ渡って来るとも言われている。※前述の通り嘴から頭の部分の羽根が四重に生えていることからハチの針が刺さり難くなっていると、どこかで聞いたことがありました。

 


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