負けないで歩いていこうこの道を
泣きそうなときも自分を信じて
3連休のあとの学校。生徒たちの活発な活動が再開されました。今日は、午前中、「ふれあいコンサート」午後からは、「生徒会立会演説会及び投票」が行われました。
ふれあいコンサートを楽しみにしていました。三光中学校の中に音楽活動をしているW先生がいます。その先生が間に立っていただき、この企画をすることができました。
生まれて5ヶ月の時に、不慮の事故で両目の視力を失ったUさんをお呼びしました。生まれて5ヶ月なので、Uさんは、ものがどんな形や色をしているのか、人の顔、表情なども分かりません。しかしUさんは、おもちゃのピアノを手にします。それからずっと、音と接してきました。
もちろん、Uさんは音符を見たこともありません。あるのは、音楽を聴くこと。ピアノの鍵盤を手で感じることです。そこから音を楽しみながら、ピアノを通して仕事の合間に音楽活動を行ってきた方です。一度打ち合わせに学校に来て下さいました。
冗談を交えながら、話をする中で、前向きに頑張っていることを感じることができました。
そして、今日、本番の日がやってきました。
W先生プロデュースの「ふれあいコンサート」です。
生徒たちには、このコンサートが視覚障害を持っている方ということは伝えていません。
コンサートを開くことを司会の先生が生徒に伝えてからすぐに演奏に入りました。落ち着いた心にしみこむような流れの演奏でした。生徒たちも食い入るように演奏に聴き入りました。ここから、サプライズも盛りだくさんにありました。
まず、司会の先生から、視覚障害があるUさんの紹介がありました。またUさんからもそのことが伝えられました。音を聴いて覚えて、鍵盤に反映させていき、演奏を行っていきます。たくさんの曲を聴かせてもらいました。
そこには、視覚障害者としてのUさんがいるのではなく、演奏家としてのUさんの姿がありました。
いつも校歌を歌うときに伴奏してくれる3年生のRくんが登場しました。しっかりと校歌の伴奏をしてくれました。その次は、Rくんがアイマスクをして伴奏をすることになりました。
もちろんRくんなら、慣れればできるかも知れません。しかし、視覚を奪われて演奏することの困難さを感じたことでしょう。
生徒たちのリクエストにも応えていきました。「嵐」の曲、西野カナさんの曲など生徒たちはリクエストしていき、快く演奏してくれました。
さらにサプライズは続きます。地域で「シャイニングボーズ」という音楽グループでリーダーとして活躍をしているひらばるさんと三光中学校のIせんせいとのコラボです。
2人はギターの演奏です。曲は、「花は咲く」です。困難に負けないというUさんの思いでしょうか。強く生きて欲しいというUさんから生徒へのメッセージでしょうか。
サプライズはこれだけではありません。全員で合唱するのですが、ボーカルとして前に女性の先生2人が立ちました。これまたすばらしい歌声です。伴奏と先生たちの声に合わせて、みんなで歌いましたが、会場が一体となったちょっと感動の時間でした。
まだまだサプライズは続きます。どこまで続くのか。今度は、アンジェラアキさんの「手紙」です。これは、Iせんせいがボーカルとして歌い上げました。高い音域までよく出ます。
「笑われたりして、悔しいことや苦しいこともありました。でも音楽を通して、自分なりに頑張っています。世の中には、いじめやいじめによる自殺などいろんな事件がおこっています。あなたたちも障がい者に対しても友だち同士に対しても思いやりを持って生活していって下さい。どこかでまたあなたたちと関わることがあれば、嬉しいです。」
と最後に、特に心を込めて強くUさんがメッセージを中学生に送ってくれました。
「視覚障害」というものを「音楽の世界」を通して演奏、トークを繰り広げ、触れさせてくれました。生徒たちは、Uさんの今日のコンサートを通して、たくさんのことを学んだのではないでしょうか。
困難にも立ち向かう、前向きに考える・行動をする・・・そんな強さを自分自身も彼女を見ながら、考えさせられることばかりでした。
泣きそうなときも自分を信じて
3連休のあとの学校。生徒たちの活発な活動が再開されました。今日は、午前中、「ふれあいコンサート」午後からは、「生徒会立会演説会及び投票」が行われました。
ふれあいコンサートを楽しみにしていました。三光中学校の中に音楽活動をしているW先生がいます。その先生が間に立っていただき、この企画をすることができました。
生まれて5ヶ月の時に、不慮の事故で両目の視力を失ったUさんをお呼びしました。生まれて5ヶ月なので、Uさんは、ものがどんな形や色をしているのか、人の顔、表情なども分かりません。しかしUさんは、おもちゃのピアノを手にします。それからずっと、音と接してきました。
もちろん、Uさんは音符を見たこともありません。あるのは、音楽を聴くこと。ピアノの鍵盤を手で感じることです。そこから音を楽しみながら、ピアノを通して仕事の合間に音楽活動を行ってきた方です。一度打ち合わせに学校に来て下さいました。
冗談を交えながら、話をする中で、前向きに頑張っていることを感じることができました。
そして、今日、本番の日がやってきました。
W先生プロデュースの「ふれあいコンサート」です。
生徒たちには、このコンサートが視覚障害を持っている方ということは伝えていません。
コンサートを開くことを司会の先生が生徒に伝えてからすぐに演奏に入りました。落ち着いた心にしみこむような流れの演奏でした。生徒たちも食い入るように演奏に聴き入りました。ここから、サプライズも盛りだくさんにありました。
まず、司会の先生から、視覚障害があるUさんの紹介がありました。またUさんからもそのことが伝えられました。音を聴いて覚えて、鍵盤に反映させていき、演奏を行っていきます。たくさんの曲を聴かせてもらいました。
そこには、視覚障害者としてのUさんがいるのではなく、演奏家としてのUさんの姿がありました。
いつも校歌を歌うときに伴奏してくれる3年生のRくんが登場しました。しっかりと校歌の伴奏をしてくれました。その次は、Rくんがアイマスクをして伴奏をすることになりました。
もちろんRくんなら、慣れればできるかも知れません。しかし、視覚を奪われて演奏することの困難さを感じたことでしょう。
生徒たちのリクエストにも応えていきました。「嵐」の曲、西野カナさんの曲など生徒たちはリクエストしていき、快く演奏してくれました。
さらにサプライズは続きます。地域で「シャイニングボーズ」という音楽グループでリーダーとして活躍をしているひらばるさんと三光中学校のIせんせいとのコラボです。
2人はギターの演奏です。曲は、「花は咲く」です。困難に負けないというUさんの思いでしょうか。強く生きて欲しいというUさんから生徒へのメッセージでしょうか。
サプライズはこれだけではありません。全員で合唱するのですが、ボーカルとして前に女性の先生2人が立ちました。これまたすばらしい歌声です。伴奏と先生たちの声に合わせて、みんなで歌いましたが、会場が一体となったちょっと感動の時間でした。
まだまだサプライズは続きます。どこまで続くのか。今度は、アンジェラアキさんの「手紙」です。これは、Iせんせいがボーカルとして歌い上げました。高い音域までよく出ます。
「笑われたりして、悔しいことや苦しいこともありました。でも音楽を通して、自分なりに頑張っています。世の中には、いじめやいじめによる自殺などいろんな事件がおこっています。あなたたちも障がい者に対しても友だち同士に対しても思いやりを持って生活していって下さい。どこかでまたあなたたちと関わることがあれば、嬉しいです。」
と最後に、特に心を込めて強くUさんがメッセージを中学生に送ってくれました。
「視覚障害」というものを「音楽の世界」を通して演奏、トークを繰り広げ、触れさせてくれました。生徒たちは、Uさんの今日のコンサートを通して、たくさんのことを学んだのではないでしょうか。
困難にも立ち向かう、前向きに考える・行動をする・・・そんな強さを自分自身も彼女を見ながら、考えさせられることばかりでした。