かったかくんのホームページ

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県南の地へ

2013年10月20日 | Weblog
打ちつける波のしぶきは激しくて
          この浦に住む生き様の如く





昨日、県新人戦が行なわれました。躍動感あふれる生徒たちの活躍に頼もしさを感じました。バスケットの試合を見た後、知り合いのご実父さまが亡くなられたというので、佐伯市の米水津というところまでおまいりに行きました。




車でと思ったけれど、知らない土地であるし・・・迷った結果、電車で佐伯駅まで。大分に車をとめて、鈍行に乗っての列車での移動です。電車で佐伯まで1時間30分かかりました。


鈍行だったら、大分からでも結構時間がかかります。途中からはほとんど乗客がいなくなった列車で時には、ねむり姫?になって、時には海辺を見ながらの車中で、時間を感じさせることなく佐伯駅に着きました。



おいに駅まで迎えに来てもらいました。突撃アポをとって仕事終わりだというのに、その優しさに感激、というか無理を言ったというか。初めて米水津というところに行きます。車で約30分。海岸沿いに車が走ります。



台風の影響でしょうか、波が防波堤にあたり、道路に水しぶきをあげています。海が荒れているので、漁に出る人にとっては、生活にかかわることでしょうが、夕方のその風景が、すごくきれいに見えました。




道を聞こうと、だれかいないか探しました。「所さんのダーツの旅」的な雰囲気です。




漁船がとまっている波止場にある集落の広場で数人の中学生が野球をして遊んでいます。いい光景です。
「○○さんの家を知りませんか。」
と言うと、少年の一人が、

「ぼくの家の近くです。」

と教えてくれました。近くにいたその子のお父さんが、

「連れて行ってあげなさい。」

と少年に言っています。抒情的な風景と人の心の温かさを感じました。

「けど、申し訳ないね。」

と言うと、

「いいよ。ここから1分だから。近道して行くよ。」

狭い路地やせどを通って、たどり着きました。昭和的な懐かしい道でした。




おまいりをさせてもらいました。ご実父さまは、90歳を超えられていたと言いますが、いろんな海の風景を感じながら、90年間この町を守ってこられたのだろうと遺影を見ながら感じました。




帰りは、途中から姉夫婦も合流して、おいと4人で食事をしました。雨の中、大分駅まで車で送ってまでもくれ、感謝でした。