神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

None But Air

2008-08-02 22:24:48 | SF
『ナ・バ・テア』森博嗣(中公文庫)

「スカイ・クロラ」シリーズのたぶん二冊目。というのも、帯や作品一覧では『スカイ・クロラ』を一番後ろに書いてあるので。読み終わった後では、その順番の理由もわかるんだけど、読んでいない人は『スカイ・クロラ』が先の方が絶対良い。気に入らなかったら、そこでやめられるし。

で、『スカイ・クロラ』があまりに良かったので、会社帰りに閉まりかけの本屋に滑り込んで買ってきた。

序盤は主人公の名前が出てこないので、誰かと思っていたら、そう来ましたか。
ということは、あの話ね。
までは読めたのだけど、最後にそこにつながるとは……。

結局、『スカイ・クロラ』を読んでいたから味わえた部分が大きかった。最初にこれが来ていたら、ふーんで終わっていたかも。

今回は“子供”と“大人”がテーマなんでしょうか。“キルドレ”も“Children”に見えてきました。主人公たちの絵は、鶴田謙二版も、西尾鉄也版も成人にはみえるけど、実は中学生くらいの外見で止まってたりしないんだろうか。その方が絵的にも面白いと思うんだけど。
……幼女草薙……。ぷっ。

映画版も今日が封切り。
少し落ち着いてから見に行こう。



スカイ・クロラは教養だった

2008-08-02 11:13:33 | SF
みなさんは日本図書コードというをご存知でしょうか?

本の裏表紙カバーなどに記載されているISBN978-4-*という数字のことですが、これには続きがあって、二行目くらいにC****という数字が書いてあります。これは分類コードで、たいていの文庫本はC0193(日本)、C0197(海外)です。

ところが、『スカイ・クロラ』(中公文庫)の分類コードはC1193だということに、さっき気付きました。

C0193:一般+文庫+日本文学
C1193:教養+文庫+日本文学

気になって、手持ちの数少ない 中公文庫 を調べてみたところ、神林長平も川又千秋(道産子)もC0193でした。

……森博嗣だけは“教養”なのね。へぇー。