神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[映画] 機動戦士Ζガンダム A New Translation

2008-08-31 23:52:51 | 映画
[映画] 機動戦士Ζガンダム A New Translation
星を継ぐ者
恋人たち
星の鼓動は愛
#↑『星の鼓動は愛』がgoo映画になかったので、yahooへリンク。
#どうした、goo。マイナスポイント!

近くのTSUTAYAが値下げキャンペーン中だったので、今さらながら、3本まとめて借りてきた。
これが間違いのもとで、1週間あれば見られるだろうと思っていたのが、定時退社日に夜中まで、帰れず、土曜日も出勤。
日曜日の10時までに返さなければいけなかったので、土曜日に帰ってきてから、残りを寝不足でクラクラしながら見ました。

それでも寝落ちしなかったので、面白かったんだと思います(ワラ)
正直言って、リアルタイムの放送を見ただけで、その後は再放送を飛び飛びで見ていた程度だったので、すごく新鮮でした。
こんな話だったのか、と、記憶違いの部分と、新解釈で変わった部分の区別がつきません(ワラ)
ロザミーが顔見世程度だったのに、ラストで出て来たりとか、整理の甘い部分もあるようですが。

それより何より、自分と同じ名前の男が、考え無しで無神経で餓鬼なのには呆れてしまいました。
そのせいか、女性キャラではサラ一押しですよ!

ロボットアニメというよりは、恋愛映画になっていましたね。ただ、説明が少なすぎるので、背景を知らない人には何が何やらで、一見さんお断りになっているところが、いったいどの層をターゲットにしたのか悩むところです。

ロザミーもそうですが、もうちょっと登場キャラクターを絞って話を整理した方が、恋人同士で見られる映画になって良かったかも。
ジェリドを主人公に、ライラとマウアーをヒロインにして、映画一本造ったりできそうだし。
まぁ、俺にとっては縁遠い話ですが(ワラ)

ところで、1本目のサブタイトルは有名なSF小説のタイトルが使われています。
『星を継ぐもの』 J・P・ホーガン
その流れで行くと2本目はこれ。
『恋人たち』 フィリップ・ホセ・ファーマー
問題なのは3本目で、適当なタイトルが無かったんだろうか。それとも、誰かの短編小説?

自分でタイトルを付けるとしたら、どうかな。
『愛はさだめ、さだめは死』 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
とか。
ちょっとベタかな。いや、映画もベタだし(ワラ)


[SF] 別冊 図書館戦争Ⅱ

2008-08-31 17:00:00 | SF
『別冊 図書館戦争Ⅱ』 有川浩 (アスキー・メディアワークス)

ありゃぁ、星雲賞とっちゃいましたね。
まあ、星雲賞は、自由部門に顕著に顕れていますが、その年の一番優れたSFに贈られるものではなく、その年にSFファンが一番面白がったものに贈られるからね。あと、ノミネート条件に「完結していること」があるので、なんでこのタイミングに、と思われることが多いようです。特に、コミック部門とか。

星雲賞の他の受賞は日本SFファングループ連合会議のページでどうぞ。
しかし、DAICON7のページに星雲賞や暗黒星雲賞の結果が載っていないのはどうなのよ。燃え尽きちゃったのか、実行委員会。

で、タイミングよく、別冊の2巻目が出ていたわけですが、どんどんSFじゃなくなってますね。
最初は古典的名作『華氏451度』の流れを汲む、正統派SFだったんですよ。

えー。「あれがSFっ!」って思う人も多いかもしれませんが、SFの役目としては、合理的な“if”を持ち込んで現代を描くということもあるのです。<図書館戦争シリーズ>は“メディア良化法”の存在を仮定することより、現実と地続きなディストピアを外挿(エクスポラレート)した、まさに模範的な思弁小説(スペキュラティブ・フィクション)ということもできるのです。
……自分でも書いていて良くわかりませんが……。

『エア』を書いたジェフ・ライマンが「マンデーンSF」というのを提唱しています。これはワープとか超能力とか非現実的なネタはやめて、もっと現実的なSFを書こうよということらしいですが、日本におけるマンデーンSFとして『図書館戦争』を位置づけるのもおもしろいかもしれません。

これが星雲賞をとったことで、非SFファンがどう思うのか、かなり気になるところなのです。去年のSFにはまともなものが無かったのか、とか、また何でもSF病が始まったとか言われそうなので、先に反論を書いておきました(ワラ)

とりあえず、『今日の早川さん』とは別な意味で、本好き必読の書と言えましょう。

あー、別冊については何も語ってませんが……。
とりあえず、男でもブラのサイズの表記方法くらいは知っています(ワラ)