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地域に溶け込む川崎フロンターレ62

2015-12-21 00:05:28 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 今回はちょっと馴染みの薄いテーマです。福岡さんが競技名が決まる前から連携して取り組んでいたブラインドサッカーがありますが、アンプティサッカーという競技は読者の皆さんはご存知でしょうか? 当方も名前を聞いたことがある程度で、具体的にどんな内容か知りませんでした。
 J1川崎は以前よりこの競技に取り組んでおられ、昨年10月のブログネタとして、ずっと1年以上キープしていました。いつ出そうかと思っていましたが、つい1年以上経ってしまいました。そんな中、先日川崎さんの公式HPを観ていたら、富士通スタジアム川崎にて、日本アンプティサッカー選手権大会2015が開催されたとの情報が流れました。このタイミングで紹介したいと思います。まずは1年前の情報です。この時はフロンタウンさぎぬまで開催されていました。
   
【第4回日本アンプティサッカー選手権大会2014】
・主催:  特定非営利活動法人 日本アンプティサッカー協会
・主管:  日本アンプティサッカー協会選手権大会実行委員会
・協力:  フロンタウンさぎぬま
・開催日: 2014年10月12日(日) 10:00~17:00  ※観戦無料です
・会場:  フロンタウンさぎぬま
【アンプティサッカーとは】
 主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー。競技は国際アンプティサッカー連盟(WAFF)が統括。日本国内におけるアンプティサッカーの競技・事業統括は日本アンプティサッカー協会が実施。1980年代にアメリカ人の切断障害者であるドン・ベネット氏が偶然ボールを蹴ることによりこの競技を思いつき、以降アメリカ軍負傷兵のリハビリの一環として採用されたことから一気に普及。
 従来のような障害者スポーツに必要とされた専用の器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ・医療目的で使用している松葉杖クラッチで競技を行うため、足に障害を持つ人々にとっては、最も気楽に楽しめるスポーツとして日本はもちろんのこと海外でも急速に普及・認知度が高まっているスポーツ。特に経済的に恵まれない国々においても受け入れ易く、特に紛争の多い地域では四肢を欠損した兵士や民間人の身体的リハビリやメンタルヘルスケアにも貢献。
 現在、WAFFには現在20か国以上が加盟。加盟国数・競技人口ともに年々増加傾向にあり、2010年のW杯アルゼンチン大会以降、新たな加盟国としてポーランド、ドイツ、メキシコ、ウルグアイが加盟。
   
 そして1年後、時期は12月、会場は新たに指定管理者となった富士通スタジアム川崎です。今年の大会の情報です。「アンプティサッカー」は、主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカーで、フィールドプレーヤー6名とGK1名の計7名でチームを組んでプレー。「クラッチ」と呼ばれる杖を用いてプレーする選手たちは、攻守の入れ替わりが激しいスピーディーなゲームを展開。
【第5回日本アンプティサッカー選手権大会2015の開催レポ】
 今年は富士通スタジアム川崎へと場所を移しての開催。観客席付きスタジアムでの初開催ということもあり、事前のメディア露出も多く、2日間を通して多くの観客が来場。最終日には、決勝トーナメントが開催され、川崎市長、J1川崎武田会長、そして日本アンプティサッカー協会最高顧問・セルジオ越後氏が来場。注目度が向上。
 FC九州バイラオールが優勝。迫力あるプレーと、遊びに来たというふろん太は場外で行われていた車いすラグビー体験のイベントにも参加し、子どもたちと交流。
 競技人口も増え、プレーのレベルも高まっているアンプティサッカー。日本アンプティサッカー協会最高顧問のセルジオ越後氏からは、「年々試合のレベルが上がってきている。観ていて本当に楽しかった。今年は大会の規模やレベルも上がったし、これからが楽しみ。来年も富士通スタジアム川崎で開催したいね」とコメント。
   
  このサッカーももうすでにW杯があるのですね。このアンプティサッカーも、ブラインドサッカーに続いて、日本代表を中心に人気が出ていくことでしょう。辛口セルジオさんが日本協会の顧問をやっているんですね。セルジオさんはただ、辛口コラムを書くだけでなく、リンク栃木の顧問もされているし、スポーツ文化で多方面で貢献されている事がよくわかりました。
 さすが川崎さんという事例です。やはり、サッカーだけやってればいいという価値観でなく、付加価値の高いクラブほど、サッカー以外の異競技を手掛けておられると思っています。サッカーだけやって、商業主義に走っているところがあれば、100年は到底続かないでしょう。今年の大会会場になった富士通スタジアム川崎に今度行ってみたくなりました。
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/1212.html
J1川崎関連:
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