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Jリーグの話題101

2015-12-23 00:53:54 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 Jリーグ関係で注目すべきコラムとニュースが出ました。まずは「なぜファン不在の表彰式となったのか? Jリーグアウォーズを変えた『2016年問題』」というタイトルの記事です。最近は紹介する事もめっきり無くなりましたが、昔に何度かお会いしたこともある宇都宮徹壱氏のコラムです。昔話をした時は当ブログを観ていると言われていましたが、今はどうなのかな。以下、抜粋して紹介。
   
【今年のアウォーズは一般観覧者の募集なし】
 今回は、過去のと比べて2つの点で大きく異なっていた事実。1つ目は、いつもの横浜アリーナではなく、東京都内のホテルで開催されたこと。2つ目は一般観覧者の募集が行われなかったこと。その理由は明確に語られることなく、「スカパー!にて生中継が行われます」という告知があるのみ。
 ファンやサポーターにしてみれば「テレビで見られればそれでよい」という話ではなく、シーズン終了後の晴れ舞台で、選手に直接声をかけることが無常の喜びであり、おそらく今回の決定に心底がっかりしているはず。果たして、今回の“アウォーズ規模縮小”の理由は何だったのか? 今回の会場変更は、経費削減が主な理由ではない。
【Jリーグを悩ませた「2016年問題」とは何か?】
 広報部によれば、会場の確保は前年の12月末に行うフローになっているとか。例年ではアウォーズは12月第2週の月曜日に行われるが、今年はFCWCが日本で開催されるため、2週間後ろ倒しで予約を入れようとしたところ、「2016年問題」が障害となる。
 首都圏のイベント会場が、耐震工事などで2016年前後に軒並み使用できなくなるという問題で、すでにエンターテインメント業界に深刻な影響。実際、横浜アリーナは来年1月から7月まで、さいたまスーパーアリーナは2月から5月中旬まで、いずれも改修作業のために一時閉鎖。このため、横浜アリーナでは年始に予定されていたライブが年末に前倒しで行われる事態となり、一般観覧者を招いてのアウォーズ開催は不可能とJリーグは判断。
 今回の「内輪だけのアウォーズ」が、結果としてファン・サポーターに一定以上の疎外感を与えてしまったのも事実。問題は、Jリーグが開示すべき情報の取捨選択とタイミングを見誤っている部分。今回のアウォーズでは参加者とメディアに『J.LEAGUE PUB REPORT 2015』という冊子が配布。2ステージ制にしたことで得られたメリットを詳細なデータで解説した資料。こうした情報も、これまでJリーグを支えてきたサポーターに、まずは伝えるべきではないか。
 Jリーグ広報部によれば、来年のアウォーズも今回と同じ形式になる公算が高いが、「楽しみにしていたファン・サポーターについて、何らかの対応策を打つべく検討。会場の確保が難しい中、どれだけファン・サポーターとのタッチポイントを創出できるかが課題」という回答もスポナビ該当記事:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201512220003-spnavi

 OSS委員会の松氏が過去に何度もJリーグアウォーズに参加されており、2011年の時に某黄色いチームの選手達が大勢映っているスナップ写真を見せてもらいました。たぶん不満を口にされている事でしょう。その「何らかの対応策」に期待しましょう。これができるかどうかが大事だと。何もできなければ、ファン・サポーターとの対話ができず、ファン・サポーター不在で何でも進める自分勝手なプロリーグという事になります。また、Jリーグ公式HPによると、前からささやかれていたCSの制度変更について、正式に発表されました。以下、抜粋して紹介。

【【2016Jリーグチャンピオンシップ】大会方式および試合方式が一部変更】
 Jリーグは12月22日、CSについて2015年の実施実績を踏まえ、組み合わせをより分かりやすく、また、リーグ戦成績上位チームの優位の一貫性を確保することを目的に、2016年より大会方式および試合方式の一部を変更することを決定。
〔2015年からの変更点〕
【シード順】
①J1年間勝点1位  ②J1年間勝点2位  ③J1年間勝点3位   ④J1ステージ優勝で年間勝点上位  ⑤J1ステージ優勝で年間勝点下位
【勝敗決定方法】
 1回戦、準決勝:90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、年間勝点上位チームを勝者とする。(延長、PKなし)決勝: H&A方式で、アウェイゴールを採用。勝敗が決しない場合、年間勝点1位チームを勝者とする。(延長、PKなし)

 ここで次にファン・サポーターから批判をあびると思われるのが、決勝で「引き分けで優勝」というもの。いくら年間1位がシード権があって有利といっても、目の前で引き分けてそのまま優勝したら、観ている人が何で?と思うでしょう。また、露骨な引き分け狙いで消極的な試合運びになり、これまた興ざめする事でしょう。Jリーグの過去の試合で一番面白かった時期は、Vゴール方式の延長戦があり、その後のPK戦で絶対に勝敗を決める形式でした。選手の疲労を軽減するためという理由で、引き分けが導入されましたが、Jリーグの黄金時代を引っ張ったのは、この試合方式もあったと思います。それが決勝でも引き分けありにしたら、試合の面白さは減少し、ファン・サポーター離れが起こる事は明白。結局は2ステージ制の撤廃しかなく、去年までの1ステージ制が最も理想的な試合形式なのです。早く目を覚まして欲しいです。
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.jleague.jp/news/article/4366

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