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「ゆっくり茶番劇」登録取り消し

2022年06月03日 | 時事
いわゆる二次創作物の商標権についての問題ですね。

ネット黎明期は著作権などあってないようなものだったので、元ネタからユーザーが自由に発想したものが独り歩きして一大コンテンツになったものが多くあります。そしてそれを後から権利を主張して問題になったケースも何回かありました。顔文字(アスキーアート)のモナー・ノマネコ騒動などが典型ですね。
今回のゆっくり茶番劇(ゆっくり動画)というのは、元々は東方プロジェクトというシューティングゲームに出てくる女性キャラが、かわいくデフォルメされ、棒読みちゃんがつき、さらにアニメーションを付け動くようになって、最終的にいろいろな話題を解説していく動画コンテンツに発展したもので、元画像につけられた「ゆっくりしていってね」という言葉からゆっくり動画と言われているようです。歴史をたどるだけで複数の人物が複雑に著作権を持っているように見えますが、一応立ち上げに関わった主要な何名かが「自由に使ってよい」とアナウンスしたことで、これだけ大きなコンテンツに発展したのですね。

しかし今回、ある人物がこの言葉を商標登録し、今後動画を作る人は10万円払えと言い出したのが騒動の発端であり、一番不可解なのがその人物はこの言葉に縁もゆかりもない人物だったということで、大炎上したのだとか。そもそもそんな申請が受理されたこと自体がおかしいと思うのですけど、ただの早い者勝ちなのでしょうか?結局その権利を放棄することで収まった模様ですけど、これいつでも起こりえますよねえ・・・その言葉に対する正当な権利を持つ者であると証明することを条件にするとか、何らかの対策が必要だと思います。
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