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沖ノ鳥島

2016年04月29日 | 時事
中国もEEZ認めず=沖ノ鳥島、日本をけん制
消波ブロックに囲まれる日本最南端の領土ですが、問題が潜んでいるようですね。

「島」であれば国の領土として認められ、海上に排他的経済水域が生じるわけですが、単なる「岩礁」ならばそれは認められないと言う話です。では定義として島と岩にはどんな違いがあるかというと、調べた範囲では「満潮時にも隠れない周囲100mの陸地がある」というものだそうです。まあジャスト100mくらいしかないような島はいずれ侵食され消えてしまうかもしれないので、沖ノ鳥島は莫大な予算をかけて周囲を守る護岸工事をしたわけですが、その成果もあってか、一応4年前に国連も沖ノ鳥島を日本の島だという認識を示した記事も発見できました。まあ、当然漁業権で競合する中国や台湾にとっては認めたくないわけで、そういう小手技で守るのは不法だとか、ああだこうだ行ってくるのですね。今回の発端は、日本の排他的経済水域内で台湾の漁船が操業していたから拿捕したと言うもので、日本としては当たり前の防衛活動をとっただけのことです。それに何故中国が口を出してくるのかは理解できませんな。

まあ海に明確な線が引いてあるわけではありませんから、漁船がどういうつもりで入ってきたかまでは分かりません。しかし、だからといって見過ごしていては、段々と権利を侵害されるのが当たり前になっていき、いつの間にか既成事実が作られてしまう恐れもあるわけです。日本の「ゆずりあいの精神」は、外国では全くもって通じないと言うことをちゃんと理解しつつ、今後も毅然とした態度で臨む必要がありますね。


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