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給食に異物

2013年04月26日 | 時事
小学校給食に金属ナット…野菜刻み機から脱落
最近、給食に異物混入が頻発しているようです。

同じ日には三重県でも金属片の混入がありました。この記事の中にも「同市で17日にもあった」とあり、さらに22日には同じ神奈川県の別の市でも発見された模様です。最低でも1週間に4件。うち3件が同じ神奈川県。この数字は、異物混入が連続で起きたというより、「17日の記事により、異物混入の事件性がより強く認識された」と見たほうが適切なのかもしれません。

目に見えるほど大きな異物は食べる前に大体気付きますし、万が一食べてしまっても、異常が起きなければ気付かないままになってしまいます。もちろん害があってからでは遅いわけですし、学校給食の安全面からみても異物混入は容認できるものではありません。しかし、多くはこうして報告が上がって全国的に報道される前に、「小さなこと」として見過ごされてしまっているのではないかと思います。
10年ぐらい前に自分のクラスでも児童の食べていたパンから木片が出てきて、センターに問い合わせたことがありましたが、特に新聞沙汰になることはありませんでした。あとは、枝豆のほとんどに虫が入っていた時もありました。それくらいのレベルでは、どの学校でも実は結構普通に起きていることなのではないかと思います。前述の通り、児童からの指摘やこちらが気付けばもちろん報告は上げますけど、それで大きな問題に発展することは余りないと思います。大きな問題になるときは、決まって保護者が一足飛びに教育委員会に訴えたときです。

いじめや体罰問題でクローズアップされたように、これが一連の学校現場の「隠蔽体質である」と捉えられれば、そうなのかもしれません。しかし、教員が日々保護者の様々な要求に振り回され、一番肝心な授業の準備をする時間も奪われ、心身ともに蝕まれ続けているのも事実です。もちろんほとんどの親は協力的ですし、理解のある方ばかりなのですが、中には自らの価値観が全てであるように相手に押し付けてくる方もいるわけです。以前「魚に骨が混入していて喉に刺さった」と文句を言ってきた親もいましたが、そのうち「みかんに種が混入していた」とか言い出しかねないなあと思ってしまう自分の危機意識が足りないのか、よく分からなくなってくることもあります。まあ、魚は実際に怪我をしたのだからお怒りはごもっともですが、記事の件は食べて怪我をしたときに問題にするべきで、金属片が見つかったので除去した。周りにも入っていないか確かめたが入っていなかった。給食室に連絡し、謝罪があった。点検される。それでよいのではなかったのでしょうかね。

いずれにせよ、給食室も含め学校施設も老朽化しているのは確かです。せめて自らの持ち場は日々の点検を怠らないようにしたいものです。