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統廃合

2013年03月01日 | 時事
小5自殺、学校統廃合を市は「予定通り実施」
「命と引き換えに統廃合を見直して」と残して自殺した児童の思いは叶いませんでした。

命を投げ出すほど思いつめていた理由は分かりませんが、気持ちはよく分かります。この辺りでも、中心部では学校の統廃合が進められています。中には自分が入学した小学校も含まれ、当時ですでに100年以上の歴史がある伝統校だったわけですが、人数が少ないからと言う理由で統廃合が決定したわけです。1学年わずか数人という実態だったようで、客観的に見れば仕方ないかなとは思いますけど、やはり心情的には残念でなりませんでしたね。

しかし、かといって一度決めて動き出したものは、ちょっとやそっとでは変わらないことを大人は知っています。中途半端に止めようとした結果、時間や金だけが無駄になり、どっちつかずに頓挫することもあるからです。何かを作るには人もお金も莫大に動きますし、当然それに関わった人の生活にも影響します。「国民の生活が第一」とかいって、具体的な対案もないまま既に動いていた事業を次々とストップさせ、国民の生活をズタズタに振り回したのはまだ記憶に新しいわけですしね。厳しいようですが、1つの命が失われたといって計画をストップさせていたら、別のもっと多くの生命・財産に危機を与えてしまいかねないわけです。

そういう世の中の仕組みを、もっと子ども達にも分かる言葉で語りかけていたら、結果は違っていたかもしれませんね。今後同じことが起こさないよう、同じ問題を抱えている場所ではこの例を元にしっかりと向き合い話し合っていくことが、唯一のはなむけとなるのではないでしょうか。
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