(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

自炊

2011年01月07日 | Weblog
電子書籍の「自炊」とビジネス用途で着実な伸び シートフィード型スキャナランキング
この言葉を知ったのは、本日友達と飲んだ時です。

「実は先月ついに自炊機を買ってさ・・・」と話し始めた友人に、てっきり炊飯器のことだと思って相槌を打っていたら、話がかみ合わず、「本のツナギ部分を裁断機で切って、一括スキャンする」ことを「自炊」ということを、そこで始めて知りました。ipadが出て、何かそんなことをしている人がいることは聞いたことがありましたけど、1枚1枚スキャンするのは大変な手間だろうなぁと思っていたので、あまり一般的ではないように思っていたのです。まあ、コピー機でも普通に連続コピーができるわけですし、考えてみればスキャナでも連続両面スキャンができておかしくありませんな。

パソコン世代だと言われている自分でも、文字の読みやすさに関しては紙ベースが一番だと未だに思っていますし、クリックやスクロールでページめくりするのは正直わずらわしいので、タッチに変わってもそれは同じだと思います。しかし、文書の電子化の利点は、かさばらないことと、検索機能でしょう。読んでいて、ちょっと分厚い本だと持って読んでいるのも辛いですし、旅行に行く時にそんな何10冊も持ち歩くわけにはいきません。また、前の部分を読み返したくなっても、読みたい部分がすぐに見つからないことがあり、そんな時に検索機能があると便利だろうなあと思います。この前複合機が壊れて、現状ではプリンタしかありませんから、もし次にスキャナが必要になったらこのタイプを買うかな・・・でも裁断したら元はゴミにするしかないし、教科書とか子どものノートとかは結局1部ずつスキャンするしかありませんよね・・・はふう。

ただし、この方法の最大の問題は「著作権」ですね。例えば来年度から新しい教科書になり、指導書もどさっと買わないといけないわけですが、算数のだけでも10万円以上するわけです。それを全教科、先生の人数分買おうとすると、それだけで一校当たり百数十万円から数百万円かかります。当然そんなお金がすぐに出せるわけがないので、年々1冊ずつ揃えていくわけですが、電子化が許されるのなら、県で1冊ずつ購入して裁断し、それをネットワークで共有をかけてしまえばそれまでです。しかし、このような使い方は完全に違法です。この「自炊」なる方法は、間違いなく「個人で楽しむ場合」のみに許されるものなのでしょう。しかし、技術的には共有が可能であり、例えば音楽が息を殺してカセットテープのダビングをしていた時代から、聞きたい歌を検索すれば動画つきでいつでも見られる時代に変わったように、これほど便利になってしまえば、いずれネットに書籍が溢れるようになることは間違いないでしょう。いや、すでに溢れているのか?

まあ、それほど本を読まない自分には関係ないですけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする