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プロムジカ女声合唱団

2005年07月18日 | Weblog
ハンガリーの有名な合唱団で、16歳から21歳までの約40名で構成されています。今回、数年ぶりに日本に来て各地を回っているそうです。今日は縁あって美濃加茂市で公演があることを知り、出かけてきました。
ちなみに、来週には東京公演もあるそうです。

「世界最高の、透明感のある美しい響きと完璧なアンサンブル」という謳い文句でしたが、まさにその通り。商売柄、よくテレビで小中高の合唱コンクールを見ますけど、彼女達の声は全くレベルが違っていました。とても教育の一貫として出せる声ではありません。流石、小さい頃から音楽学校で鍛えられているだけあります。
また、ほとんどの曲がアカペラで、ピアノ伴奏がついた曲は歌われた2~30曲中たったの3曲程しかありませんでした。よほど声に自信のある証拠ですね。
公演開始後、ステージ袖から1人ずつ歌いながら壇上に上がっていくだけで、会場の空気が変わりました。ハンガリー語(?)で歌詞は全く分からないにしろ、その響きだけで十分に魅了されました。心が洗われるとはこのことです。この合唱団には決まったプログラムはなく、会場の雰囲気やホールの響き、団員の体調などに合わせて、70曲以上のレパートリーの中からふさしい曲を歌うそうです。時にはステージを降りてきて客席の隣でも歌ってくれたり、後半には「ずいずいずっころばし」「ふるさと」など日本語の歌も見られたりして、非常に親しみがもてるコンサートでした。

ところで、パンフレットからはよく分からなかったのですけど、合唱団の中に明らかに手足の短い女性が一人いました。軟骨無形成症?中学の時、同じく手足が短い後輩がいたのをふと思い出しました。1~2万人に1人の割合で生まれる先天性の染色体異常です。彼女がこの病気なのかどうかは定かではありませんが、まあ声を出すのには胴体があれば良いわけで、階段の昇り降りに多少苦労しつつも舞台中央で堂々とアルトパートを歌っていました。
この会の中で、彼女について特別な話はありませんでした。でも、僕はそれで良かったと思います。彼女がこのプロムジカで立派に歌っているのには、過去に並ならぬ努力があったからでしょう。もめ事もあったかもしれません。しかし、こうして世界最高のグループの中に彼女が普通に存在していられることに、彼女やこの合唱団の「強さ」を感じました。

う~ん、これで2000円は安いなぁ。何?東京は4500円?いや、行って損はないと思うよ。
え?僕?・・・往復入れて25000円かかりますが。
コメント (1)
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