ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

近江の味

2019年04月11日 | 俳句

 今日は午前中に人に会う約束があり、さあ出かけようとしたのですが、ちょっとゾクゾクッとして、慌ててもう一枚足して出かけました。やっぱりまだ寒い。日が差して暖かそうに見えるのですが…途中にある温度計を見ると13度と表示していました。もう4月も中ばになろうかというのに…

 それでは、昨日のつづきです。

 今回の宿所は素泊まりで食事が付いていませんので、その段取りをするのが一番大変でした。夕食はいい所が見つかって何とかなりましたが、問題は朝食。宿の近くに食堂はあっても、殆どがランチから。朝からやっているところがなくて、困りました。運良く近くにある古民家カフェで準備していただけることになって、一件落着。下見に行った時は開いていなかったので心配したのですが…ホッとしました。

 8時から朝食、9時から2回目の勉強会です。朝7時締切の5句を互選して講評会。吟行の成果がばっちり現れたいろいろな句に出会えておもしろい!しめて85句、同じ所を見て詠んでいても一つとして同じものはありません。だから勉強にもなるんですけどね。自分の見落としていた所をズバリと言い止めたような句に出会うと、これ反省しきりです。

 ところで、今回の宿題の〝俳句の切字・切れ〟について問題提起されたものは、大きく分けると次の三点でした。

  1、上五に切字「や」を用いた時、下五は終止形などにせず連用形などで軽く抜くとはどういうことか。また、終止形などで言い切っている句もあるが、それはどうしてか。例えば、高浜虚子の句〈春風や闘志抱きて丘に立つ〉など。

  2、中村草田男の句〈降る雪や明治は遠くなりにけり〉のように切字「や」「けり」や「や」「かな」などの重複は許されるのか。

  3、「や」は二句一章、「かな」「けり」は一句一章に用いる切字だと習ったが、「や」で一句一章、「かな」「けり」で二句一章に詠んでもいいものか。

 他にも切字の効果的な使い方や切字「や」と「よ」の違いなどの質問がありましたが、どの問題にしても絶対にこうだと自信をもって言えるほどの力は持っていません。まだまだ私自身が勉強中で、本当に難しい問題なんです。しかし、俳句を続ける限り、この切れの問題は付いて来るでしょうから、もっと真剣に考えて用いるようにしなければいけないと、つくづく思いました。

 写真①は、夕食の「九曜曼荼羅膳」で、近江の味、琵琶湖を囲む季節の旬をちりばめた九つの料理に、食べる人の御利益を願って金剛界曼荼羅のように並べられた料理です。「九曜」とは、九つの星という意味で、九曜それぞれに如来や菩薩がやどり、人々に御利益をあたえるありがたい意味とされているそうです。これに②の「近江牛すき焼き」がついた献立でした。③は古民家カフェでの朝食。これに味噌汁とコーヒーでした。近江米のご飯がとっても美味しかったですよ~。

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〝句あれば楽あり〟

2019年04月10日 | 俳句

 昨夜から降っていた雨が午前中まで残っていましたが、午後になってやっと日が差してきたりと、なんとか天気が戻りました。でも、最高気温は16度と、それほど高くはありません。

 実は今日、友人達と蕨狩りと筍掘りに行く計画でしたが、天気が悪そうだという予報で延期しました。まさに正解。やっぱり蕨狩りも筍掘りも天気がよくないと楽しさも半減しますものね。

 さて、そろそろ近江八幡での「あしかび会」について書いておかないと忘れそう!

 「あしかび会」というのは、馬醉木の若手を対象に年1回催す一泊吟行の学習会です。今年は3月30日(土)・31日(日)、滋賀県の近江八幡で実施、参加者は、直前1名のキャンセルが出て、男4名女13名の計17名でした。

 12時近江八幡駅に集合。タクシーに分乗し宿所の〝MACHIYA  INN〟へ。そこに荷物を預けて、ボランティアガイドさんの案内で先ず「郷土資料館」「歴史民俗資料館」「旧西川家住宅」の見学。次に〝近江商人の街並み〟の新町通りへ。

 ところが、最初は何とか持ちこたえていた空がとうとう雨粒を…これが一番心配の種でしたが、どうしようもありません。さあ、さあ、傘を差しての吟行ですが、これもおつなもの。ここが俳句のいいところなんですよ。「春時雨」のような降りでしたので、きっといい句材になったことでしょう。その後「八幡堀」を散策。桜の花が一分咲きかな?…1週間早かったねと言いながら、メンソレでおなじみの「近江兄弟社」、明治の小学校だったという「白雲館」、さらに千年以上の歴史を誇る「日牟禮八幡宮」を吟行です。最後が「八幡堀めぐり」。ここでガイドさんとは別れて35分のミニ船旅です。相変わらずの雨の中でしたが、船には屋根もありましたので大丈夫!岸辺には芽吹いたばかりのしだれ柳の萌葱色や雪柳の白、連翹の黄もまだ…うう~ん、赤い色はあったかしら?桜は残念でしたが、岸辺に来た青鷺が魚を捕る瞬間を間近に見ることができたし…まあ、よかったですよ。

 舟を下り5時前に宿に戻って荷物の整理、5時半「長命ずいかくの湯」の送迎バスで、夕食と入浴へ。その後9時からが学習会です。先ず兼題「春宵」と詠み込み「輪」の句会。それが済んで今回の宿題「俳句の切字・切れについて」の勉強。これは一筋縄ではいかない大きな問題ですので、簡単に解決出来るものではないのですが、とにかくやるしかない! ということで…終ったのが11時を過ぎていました。ああ、疲れました!

 今回の宿所は、昔酒造業を営んでいた古民家を改築したところなので、奥の方には酒蔵があって、そこを勉強会の会場として使わせてもらったので時間は自由だったんです。町家一軒を貸し切って、まるで学生時代の合宿気分。夜中に酒の買出しに行ったのも…何もかも初体験!風呂も酒樽風呂があるのですが、1,2人しか入れませんので残念ながら諦めました。この歳になってもこういうことができるなんて、ホントに俳句の仲間は愉しい!〝句あれば楽あり〟ですよ。

 何事も実年齢よりも精神年齢!人生短いんですから愉しまなくっちゃ…でも、その愉しかった分無理がたたって、家に帰ってからが大変でしたけれどね~。(笑) そりゃ当然、愉しいことばかりではありませんよ。俳句を詠むためには苦しまなくっちゃ! これぞまさしく〝生みの苦しみ〟です。でも生んだ後の爽快感、これまたいいもんですよ。(笑)

 そんなこんなで寝たのは夜中の2時過ぎ…私はまだ吟行句5句ができていませんでしたので、朝5時に起きて作り、7時までの投句に無事セーフでした。さて、これからのことは、また次にでも。

 ①旧八幡郵便局(ヴォーリズ建築)

 ②旧伴家住宅(近江商人)

 ③旧西川家の帳場(近江商人)

 ④京街道(この道は朝鮮街道や戦勝街道とも呼ばれたとか)  

 ⑤近江商人のふるさとの石碑

 ⑥近江商人のふるさとの説明板

 ⑦新町通り(近江商人の街並み)

 ⑧見越の松(塀際に植えて外から見えるようにした松)

 ⑨なぐり塀(手斧でけずり凸凹に仕上げた板の塀)

 ⑩船板塀(舟の板を利用した塀)

 ⑪格子戸 

⑫天秤棒(近江商人はこの天秤棒一つで日本全国を商売してまわったとか)

 ⑬白雲館(明治に建てられた小学校)

 ⑭⑮⑯八幡堀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俳句は〝切れ〟!

2019年04月09日 | 俳句

 先日まで足踏みをしていた桜がアッという間に満開を迎えて、今日ははらはらと散り始めていました。この前の土曜日、新幹線から見えた桜…関門海峡を越えて福岡県に入るともうかなり散っていて、葉の緑が見え始めている木もたくさんありました。やはり宇部は少し寒いからなのでしょう。

 私の風邪もそろそろ退散してくれていいと思うのですが、このところ急に暑くなり、そうかと思うとまた気温が下がって雨が降ったりと、もうさっぱり分からない天気で、なかなか治りません。それで、また引き返したようでもあり喉もまた痛くなりました。マイッタ、マイッタです。

 今日は俳句教室、兼題は〝春疾風〟で、三春の季語です。

  春疾風すつぽん石となりにけり     水原秋櫻子

 浜松での作。「浜名湖めぐり」と題した十句の八句目と。『秋櫻子俳句365日』の渡邊千枝子氏の解説をお借りしましょう。

遠州は上州とおなじく風の名所だそうだ。ことに春さきは砂を巻き上げた強い風が吹く。先生をお迎えしたこの日も冷たい風が吹き荒れていた。鰻池もすっぽん池も、強い風に日の漣が眩しくきらめくだけで、すっぽんなど全くうごかなかった。『動かぬすっぽんは汀にちらばる石と同じようなものである』と書いていられるが、すっぽんだから石が利いているのだと思う。亀だったら、石のような形に見えるというだけのことであろう。すっぽんだから、噛みついたら千切れるまで放さないというすっぽんだから、『石となりにけり』の石の中に愚かさ、頑固さ、滑稽さ、そして少しの哀れさが読み取れるのである。」

 教室での今月の高点句に〈除幕式児らが押えし春疾風〉がありましたが、この句を採った根拠を聞いてみると、一様に景がよく見えるからと。確かにその通りですね。誰かの銅像か記念碑かの除幕式、それも「児ら」とありますから小学校でのことでしょうか。よ~く分かります。でもここでもう一歩深く考えてみましょうよ。これは選をする上だけでなく作者にとっても非常に大事なことなんです。

 俳句は〝定型〟〝季語〟〝切れ(切字)〟の三つが重要ですよね。じゃあ上の句は定型や季語では問題なし。ならば〝切れ〟はどうでしょうか。考えてみましょう。そうです、「除幕式」の上五で切れます。となると、中七下五は繋がっていなければいけませんね。ここまで言えばおかしいというのがもう分かるでしょう、と聞くのですが???ホントに思い込みってコワイものです。とうとう我慢できなくって〝子供たちが押えたのは何なの?〟と聞くと、〝除幕式の…幕??春疾風???〟そうなんです。中七で切らないとおかしくなるということに気づけば、この句が三段切れだということが分かります。だから詠む方も選ぶ方もなんとなくの意味で受止めず、正しく伝えてそれを理解する努力をしないといけません。そのためには文法も必要になってくるということ。その上での鑑賞をしてほしいものです!

 そこでこの句は、順番を変えて歴史的仮名遣いに、また、助詞の「が」を「の」にして、韻文らしく〈春疾風児らの押へて除幕式〉と直しました。これでスーッとしましたね。以上、俳句には切れがいかに大切かというお話でした。オシマイ!

 写真は我家の〝フリージア〟、晩春の季語です。匂いがとてもよくて〝香雪蘭〟とも。

 

 

 

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復元力ある?

2019年04月08日 | 俳句

 久し振りに朝ブログを書いています。ということは今朝は何も予定がなく時間に余裕があるということ…。

 近江八幡の〝あしかび会〟から戻って、1週間はほぼ風邪との格闘でした。ある程度治まってから後はいつもこんな様子。咳と痰、おまけに鼻水…これに倦怠感が加わって、余程のことがなければ〝やる気〟が出ません。それまでしゃかりきで走ってきた馬がぶっ倒れた瞬間起き上がれなくなるのに似てるかな?回りにはテッシュの山々(笑)です。

 要するに〝復元力〟がなくなったということ。元に戻すのにとても時間が掛かるんです。なんでもそうですが、若いときは〝一晩寝れば…〟というのが、〝二晩〟になり、そのうち〝三晩〟となり、今ではもう何晩寝ればいいんでしょうか。だから無理は出来ないのですが、ついつい調子がよくなると、…それの繰り返し。わかっちゃいるけど…スーダラダラです!(笑)

 さて、6日は、朝から着付教室のイベントの誘いで博多へ。申し込んだのは以前でしたので、風邪だからと断わるわけにもいかず、先生や他の生徒さん、娘と…欠席された方がいて結局、4人で行きました。向こうには店長や馴染みのKさんがいますので、そこで着物の展示を見ました。見ればいろいろ欲しくなりますが、そこは懐との相談。そうそうは買えませんが…今回の私の目的は博多帯。本場ですが、やっぱり高いですね。掘り出し物がないかと探したのですが、こういうものは安ければいいというものではありません。色と柄が気に入らなければ、また、今持っている着物に合うかどうかということも…結局気に入るものがなく買わずに…他のものを買ってしまいましたけど…。

 でも、今回の一番の収穫は、博多で会いたいYさんに会えたこと。お嬢さんも連れてこられて…俳句の話より着物のことになってしまいましたが。でも、今までお電話だけでしたので、お顔を拝見できて本当によかったです。また俳句の輪が広がったような気がして嬉しいことです。

 昨日はその着付教室の修了式。博多へは着物で行きませんでしたが、修了式はもちろん着物ですから、朝早くからの着付です。一応上級まで終了しましたので何とかスムーズにできて、余裕で集合時間には間に合いました。最初の頃のあのドタバタを思うと、着物はやっぱり着慣れることですね。まあ、慣れるということは何にでも通用することですが。

 今回は40人近くいたかしら…欠席者が15人はいるということなので、この教室も増えたものです。古い方で師範までいかれているFさんが、〝最初の時はこの半分もいなかったのに…〟と言っていましたっけ。近くに座っていた若い人たちが、どうしたら和服の暮らしが身につくのかしらと聞くので、〝まず寝間着から変えるといいわよ〟と。そういえば私の子供の頃はパジャマとかネグリジェなどというものはまだ広く普及してなくて、母の縫ってくれた浴衣でしたものね。冬はネルの着物でした。だからパジャマの記憶が確かなのは大学の寮生活をする時に買ってもらったような?

 まあ、そんなわけで昨日も疲れて…ブログはお休み。いつも読んで下さっている方、ゴメンナサイ! でも、近江八幡の写真をたくさん撮ってきていますので次のときは…アッ、でも明日は俳句教室。新しい方が入会されるので、どうなるかしら?

 写真は我家の紫木蓮、やっと咲きました。この木蓮は咲くのがいつもちょっと遅め。でもキレイでしょ!

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厚南開講式

2019年04月05日 | 俳句

 今日は暖かで、最高気温は21度一枚脱いでもちっとも寒くない…。久し振りに(笑)外へ出ました。2日間どこへも行かず家でのんびりと英気を養っていましたが、何をしてもすぐに眠くなって・・・・・

 今日は厚南会館クラブの開講式が午後2時からでしたので出かけました。ここでは必ず人権学習会があって、今年は「同和問題について~姫井伊介の実践に学ぶ~」と題して、山陽小野田私立厚狭公民館館長の江中幸夫氏の講演でした。

 聴いているうちにだんだん眠くなり…でもこれはいけんと頑張って(笑)聴きましたよ。その後に講師紹介があるんですからね。その後会員の皆さんと話すと…、今お二人も入院中とか、新規入会の方が一人いらっしゃるというので、全員が揃うのは来月ぐらいになるのかしら。心配なことです。

 新年度であちらこちらの教室に新しい方も入会されるようで…楽しみです。今日も講師の席に座っていると〝俳句の先生ですか?〟と声を掛けられ〝私も俳句やりたいんですけど…あのプレバトを見て…〟と。もちろん〝どうぞ、どうぞ。いつでも見学に来て下さい〟と答えました。一人でも増えるのは喜ばしいことですもの。

 と、ブログ書いているといつの間にか寝ていて、気がつくとこんな時間に・・・

 しかし、疲れているからというならもう十分に疲れは取れているでしょうに、今一つ気が入りません。考えるにこれはどうも風邪薬のせいのような気がします。もうそろそろ風邪にも退散してもらわないと…忙しくなるんですからね。

 明日は着付教室の行っている〝いち瑠〟の10周年フェスタが博多で実施されるので、こちらから何人かで参加します。4日~7日までなんですが、7日は修了式なので6日に行くことに。では、またゆっくり書きますので、きょうはこれでオシマイ!

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昔の体温計

2019年04月03日 | 俳句

 今朝起きると声が…、さあこれは大変です。この喉の腫れと痛み…いつもの風邪の症状です。これにもし熱でも加わるともう病院に行くしかないのですが、…と体温計を出して測ろうとするのに表示が全く出ません。

 〝これ電池切れかしら?〟と言うと、〝そうかもしれん。随分使ったことないからなあ〟と主人。じゃあもう一つあったはずだと古い体温計を探すけれど…見つかりません。〝こんな時あの昔ながらの水銀の体温計がいいわよね~〟と言うと、〝おお、またブログに書くことが出来たじゃんか〟などと主人にちゃかされましたが、確かにそうですよね。

 先日の近江八幡でも、夜の懇親会で焼酎のお湯割を…とポットを持ってきてグラスに注ごうとしてもお湯が出ません。そうなんです。コードを外したままでボタンを押して出そうとしてもダメなんです。昔のポットはよかった…と。何でもそうですね。原始的なものほど扱うのに簡単で壊れにくい!

 しかし、こういう小さいものの電池は家にないから、買いに出かけないと…でも少し体がダルいだけでそれほど熱があるようでもないし、もし出かけるなら病院に行って診てもらった方がいいし…結局家でじっとしておくことにしました。

 と、こんな調子ですので…今日もゴメンナサイ!

 写真は我家の著莪。やっと咲き始めました。

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ついに風邪が…!

2019年04月02日 | 俳句

 とうとう風邪を引いてしまったようです。先日の近江八幡の寒さと疲労で、宇部に帰っても寒くって…今日も最高気温13度。おまけに冷たい風が体の中をスースーと吹抜けると…もうブルブルです。

 午後の教室から戻ってくるとどうも寒気がして、喉がいたい!熱はないんですが、これ以上ヒドくならないようにとうがいをして、薬を飲みました。これからだってまだまだ忙しいというのに…本当に困りますもの。

 だから、近江八幡や今日の俳句の話はまたにします。今日の会場に行く道筋の桜はこの寒さにもめげず五分咲き。満開になるのは少し延びるかも。でも、その分長く桜を楽しめますね。ここ1週間の傘マークは出ていませんでしたので。

 では、風邪が早くよくなるように今日はおとなしく寝ましょう。オヤスミナサイ!

 写真は、おばあちゃん宅から貰って来て玄関に活けた「ピンクネコヤナギ」です。普通の猫柳と違って赤みがかった花穂で、初めてその花が咲いていくのをしげしげと見ました。おもしろいですよ。

 ネコヤナギは開花 (花では無く、花穂)したあと、しばらくすると写真のようにシベが展開していきました。雄花はシベの先端にオレンジ色の葯(やく)が付いたシベを展開します。ちなみに、雄花は雄花を咲かせ、雌花は雌花を基本的に咲かせます。実際の花穂は雄のほうが大きく、雌花の特徴は写真のようなオレンジのシベは無く、白い毛が密集しており、遠目で見ると白いワタ毛に少し黄色がかった毛 (シベ)がある感じのようです。まだ見たことないのでよく分かりませんが…。
    雌花のもうひとつの特徴として、成熟すると綿毛に包まれた「種」を出します。これは雄花には無い特徴で、雌花特有のもの。また、猫柳の花言葉は、「自由」「思いのまま」とか。「努力が報われる」というのもあるようですので、受験生などに上げるのもいいかもね~。

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万愚節…新元号は「令和」!

2019年04月01日 | 俳句

 今日も何と寒いこと…4月1日は「四月馬鹿」「エイプリルフール」、俳句では「万愚節」と言います。

   噂にも立派な尾鰭万愚節     西川五郎

 歳時記に懐かしい五郎先生の名を見つけました。私の敬愛する西川織子先生のご主人様。お二人揃っての馬醉木同人で、五郎先生はお亡くなりになってもう何年になるでしょうか。今でもあの寡黙で温和な…そう布袋様のようなお顔が浮かびます。

 忘れもしません。五郎先生が倒れられる直前、蓼科の別荘に招かれて三日ほど一緒に過ごしました。色々なところを案内して下さり…霧ヶ峰高原、万治の石仏…、そうそう五郎先生がいつもゴルフをされるという蓼科高原カントリークラブで食事をして、その八ヶ岳がくっきりと澄んだ青空に聳えていた景色が今でも目に焼き付いています。自慢の手打ち蕎麦屋に連れて行っていただき…あんなに美味しい蕎麦は…いや〝蕎麦掻き〟は初めて食べました。

   岳は八つ勢揃ひして今朝の秋

   山雨急入れば夏炉の炸けけり

 二句とも私の句集『甘雨』に所収したものです。後句は、小津安二郎監督が蓼科の別荘として使用していた茅葺の建物を移築してできた記念館〝無藝荘〟の見学時、俳句を募集していたので投句して入選したもの。白樺の木板に入選句が書かれしばらく展示された後、それを記念に頂きました。

 何もかも思い出になってしまいました。私と友人のMさんが訪ねていった後すぐに倒れられたので、あの時無理をしてご案内して下さったのが原因のようで、申し訳なくて本当に辛かったのを思い出します。二,三年?闘病の末お亡くなりになって、その間一度お見舞いに伺ってお顔を拝見しましたが…、今でも思いは語り尽くせません。

 そんなことより、皆さんの今日一番の関心は新年号でしょうが…。「令和」とPCで変換してもまだすぐには出ません。明治、大正、昭和、平成とは一発で出ますのに。覚えるまで時間が掛かりそう。PCなど機械や子供たちは早いんでしょうがね~。

 ついこの前までは〝平成生れが…〟なんて言っていましたが、すぐに〝令和生れが活躍…〟という時代になるんでしょう。それまで元気でいられるかしら?孫でもいればですが、草田男の〈降る雪や明治は遠くなりにけり〉が〈降る雪や昭和は遠くなりにけり〉と実感しますよ。明治生れの草田男が昭和6年に詠んだ句ですが、草田男はまだ31歳の頃だとか。やはり短くても大正という時代を挟んでの感懐でしょうから、平成を挟んでの昭和生れには今後新しい年号が進むにつれて、草田男の気持ちがより一層分かるようになることでしょうね。

 30日、31日は、〝あしかび会〟の学習会で近江八幡へ行っていました。昨夜遅く帰ってすぐに寝たものの、疲れが取れず延々と…そう、まさに〝泥の如く〟寝ていました。なんせ前日は2,3時間しか寝ていませんものね。だから午後2時からの着付教室の修了試験(実技とペーパーテスト)、それも上級ですので殆ど記述式ですから覚えていかないといけないのに…。頭では勉強しなくてはと思いながら起き上がれませんでした。どうにかクリアーし、夕食はにぎり寿司を買ってきていましたのでまた寝てしまいました。いくら寝ても眠れるのが不思議!やっとスッキリ目が覚めましたので、まず3日空けてしまったブログを書いています。これが済んだら明日の俳句教室の準備をして…また寝ます。エッ、ヘ、ヘ…

 だから、近江八幡の話はまた明日にでも。写真は、我家の花たちです。見てやって下さ~い!

①ハナニラ ②ヒマラヤユキノシタ ③ユキヤナギ ④ムスカリ ⑤⑥ヒュウガミズキ ⑦ヒゴツバキ ⑧ハクモクレン ⑨ツルニチニチソウ ⑩スノードロップ

 

 

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