ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

悲運の武将・秀次の八幡山

2019年04月13日 | 俳句

 昨夜の最低気温は7度、今日の最高気温も15度と、まだまだ寒い日が続いています。昨日は久し振りにフラダンスに行ったのですが、1時間半踊ると疲れてしまいました。まだまだ咳が出るし、何をするのも息苦しい!終ったら久し振りにリハビリへも行くつもりで出かけたのですが、もうその元気は残っていませんでした。

 一旦崩した体調を元に戻すのは本当に大変です。前にも書きましたが、〝復元力〟がのきなみ弱まってきているので、戻ったとしてもなかなか元の状態にはなりません。だから今の私には現状維持というのが精一杯の努力なんですが、それが風邪などで体調を崩してしまうとそれさえもできなくなり、体力がガタンと落ちてしまうんです。そもそも〝老いる〟とは、そういうものなんでしょうが…。

 今回の近江八幡の〝あしかび会〟は、午前の2回目の学習会の後12時過ぎ現地解散でした。それで、私たち宇部組6人は〝たねや〟の昼食後、近江八幡山の村雲御所へ行ってから帰ることにしました。たねやの昼御膳おいしかったですよ。特に雑穀米のおこわ。それにここのお茶は〝おくどさん〟で湧かした〝小豆茶〟、とても芳ばしい!

 そもそも近江八幡は、豊臣秀吉の姉の子として生まれた豊臣秀次が八幡山に城を築き、その城下町として開かれたところで、近江商人の発祥の地です。秀次は秀吉の養子となり一度は関白となりますが、淀殿に子・秀頼が誕生したために、1595年(文禄4年)突然謀反の疑いをかけられて自害させられました。享年28歳。ガイドさんの話に心が痛みました。秀吉は自分の甥なのに何というむごいことをと…。

 その八幡山へロープウエイで上っていくと、本丸跡には「瑞龍寺門跡」がありました。この寺は生母日秀尼公が秀次の菩提を弔うため、後陽成天皇から瑞龍寺の寺号と京都村雲の地を賜り創建されましたが、1961年(昭和36年)に京都よりこの八幡山へ移築されました。それで村雲御所と呼ばれているのです。アッ、瑞龍寺の写真撮り忘れました。ゴメンナサイ!

 八幡山城は、1585年秀次が築いた山城で、標高271.9mの最頂部に本丸をもうけ、二ノ丸、西の丸、北の丸、出丸が配置された一大要塞だったようです。現在は石垣を残すのみ。ここを一周しても30分程度ですので、ちょうどいい散策コースですよ。

 山麓から山頂へのロープウェイは、片道490円、往復880円でした。山頂からは琵琶湖、西の湖、近江八幡の城下町が一望できます。前日は雨に降られましたが、この日は運良く晴れたので、気持ちよく散策できましたが…。

 あんなに晴れていた空が俄にかき曇ってパラパラと…近江の天気はホントに定まらないんですね。最後の写真の真ん中に写っているのが〝近江富士〟だとか。

 その後、お土産を買って夕方JR近江八幡駅から新大阪駅へ。そこから新幹線に乗り換えて一路新山口へ。9時半頃着き10時過ぎ自宅到着。これでやっとオシマイです!

 アッ、最後に近江八幡の名物でお土産に人気のものを紹介しますね。先ずどこに行っても必ず出て来るのが「赤こんにゃく」。もちろん正真正銘の蒟蒻なんですが、こんな色のは初めてでした。最初はちょっと気持ちが…でも食べ慣れるとやみつきになります。一説に、派手好きの織田信長がこんにゃくまでも赤く染めさせたんだとか。これは、二酸化鉄という鉄分で赤色をつけていますので、鉄分が不足しがちな女性には嬉しいヘルシーフード。「赤こんにゃく 味付」は、じっくりと煮込んで味を染み込ませた商品なので、そのまま食べれる手軽さから、お土産に人気の商品です。下見に来た時はこればかり買って帰りましたので今回はパス。だからこの写真はお借りしました。ゴメンナサイ!

 次に、「でっち羊羹」。これは、北海道産小豆のこし餡と砂糖、小麦粉を練り合わせ、蒸しあげたもの。寒天のかわりに小麦粉を使用し、もっちりとした食感になっているのが特徴です。熟練の職人が天然の竹皮で1つ1つ手包みして蒸しているため、口に入れると、ほのかに竹の香りが広がります。近江商人にも愛されたという銘菓です。

 最後は、「丁字麩」。近江商人が行商の際に、持ち運びがしやすいようにと考えられた、全国的にも珍しい四角い形の麩。近江商人の知恵から生まれた商品だと言われています。近江八幡では、すき焼きはもちろん、味噌汁や煮物など、様々な料理に活用されていますし、煮物に入れても煮くずれしないため、調理しやすい商品なんです。

 他に「近江牛」の味噌漬けやクラブハリエの「バームクーヘン」などが喜ばれますが、上に紹介した三品はお土産にとっても手頃なんです…なんてったってほとんどが一袋500円前後で買えるんですから。どこに行っても似たり寄ったりのお菓子なんかよりとても喜ばれますよ。行かれることがあれば、是非お試しあれ!

 

 

コメント
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