ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝句あれば楽あり〟

2019年04月10日 | 俳句

 昨夜から降っていた雨が午前中まで残っていましたが、午後になってやっと日が差してきたりと、なんとか天気が戻りました。でも、最高気温は16度と、それほど高くはありません。

 実は今日、友人達と蕨狩りと筍掘りに行く計画でしたが、天気が悪そうだという予報で延期しました。まさに正解。やっぱり蕨狩りも筍掘りも天気がよくないと楽しさも半減しますものね。

 さて、そろそろ近江八幡での「あしかび会」について書いておかないと忘れそう!

 「あしかび会」というのは、馬醉木の若手を対象に年1回催す一泊吟行の学習会です。今年は3月30日(土)・31日(日)、滋賀県の近江八幡で実施、参加者は、直前1名のキャンセルが出て、男4名女13名の計17名でした。

 12時近江八幡駅に集合。タクシーに分乗し宿所の〝MACHIYA  INN〟へ。そこに荷物を預けて、ボランティアガイドさんの案内で先ず「郷土資料館」「歴史民俗資料館」「旧西川家住宅」の見学。次に〝近江商人の街並み〟の新町通りへ。

 ところが、最初は何とか持ちこたえていた空がとうとう雨粒を…これが一番心配の種でしたが、どうしようもありません。さあ、さあ、傘を差しての吟行ですが、これもおつなもの。ここが俳句のいいところなんですよ。「春時雨」のような降りでしたので、きっといい句材になったことでしょう。その後「八幡堀」を散策。桜の花が一分咲きかな?…1週間早かったねと言いながら、メンソレでおなじみの「近江兄弟社」、明治の小学校だったという「白雲館」、さらに千年以上の歴史を誇る「日牟禮八幡宮」を吟行です。最後が「八幡堀めぐり」。ここでガイドさんとは別れて35分のミニ船旅です。相変わらずの雨の中でしたが、船には屋根もありましたので大丈夫!岸辺には芽吹いたばかりのしだれ柳の萌葱色や雪柳の白、連翹の黄もまだ…うう~ん、赤い色はあったかしら?桜は残念でしたが、岸辺に来た青鷺が魚を捕る瞬間を間近に見ることができたし…まあ、よかったですよ。

 舟を下り5時前に宿に戻って荷物の整理、5時半「長命ずいかくの湯」の送迎バスで、夕食と入浴へ。その後9時からが学習会です。先ず兼題「春宵」と詠み込み「輪」の句会。それが済んで今回の宿題「俳句の切字・切れについて」の勉強。これは一筋縄ではいかない大きな問題ですので、簡単に解決出来るものではないのですが、とにかくやるしかない! ということで…終ったのが11時を過ぎていました。ああ、疲れました!

 今回の宿所は、昔酒造業を営んでいた古民家を改築したところなので、奥の方には酒蔵があって、そこを勉強会の会場として使わせてもらったので時間は自由だったんです。町家一軒を貸し切って、まるで学生時代の合宿気分。夜中に酒の買出しに行ったのも…何もかも初体験!風呂も酒樽風呂があるのですが、1,2人しか入れませんので残念ながら諦めました。この歳になってもこういうことができるなんて、ホントに俳句の仲間は愉しい!〝句あれば楽あり〟ですよ。

 何事も実年齢よりも精神年齢!人生短いんですから愉しまなくっちゃ…でも、その愉しかった分無理がたたって、家に帰ってからが大変でしたけれどね~。(笑) そりゃ当然、愉しいことばかりではありませんよ。俳句を詠むためには苦しまなくっちゃ! これぞまさしく〝生みの苦しみ〟です。でも生んだ後の爽快感、これまたいいもんですよ。(笑)

 そんなこんなで寝たのは夜中の2時過ぎ…私はまだ吟行句5句ができていませんでしたので、朝5時に起きて作り、7時までの投句に無事セーフでした。さて、これからのことは、また次にでも。

 ①旧八幡郵便局(ヴォーリズ建築)

 ②旧伴家住宅(近江商人)

 ③旧西川家の帳場(近江商人)

 ④京街道(この道は朝鮮街道や戦勝街道とも呼ばれたとか)  

 ⑤近江商人のふるさとの石碑

 ⑥近江商人のふるさとの説明板

 ⑦新町通り(近江商人の街並み)

 ⑧見越の松(塀際に植えて外から見えるようにした松)

 ⑨なぐり塀(手斧でけずり凸凹に仕上げた板の塀)

 ⑩船板塀(舟の板を利用した塀)

 ⑪格子戸 

⑫天秤棒(近江商人はこの天秤棒一つで日本全国を商売してまわったとか)

 ⑬白雲館(明治に建てられた小学校)

 ⑭⑮⑯八幡堀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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